大倉萌インタビュー『どれぐらいどっちが水に潜ってられるか』
RISE157にて行われる第2代ミニフライ級王座決定トーナメント準決勝にてerika♡と対戦する大倉萌が大道塾 吉祥寺支部(東京都三鷹市)で公開練習を行った。
大倉萌インタビュー『どれぐらいどっちが水に潜ってられるか』
――公開練習でRISEルールにはない肘打ちも出されたと思うんですけど、これいつもの練習っていうことでやっている感じですかね?
大倉 普段ミットで出ちゃうので、空道ルールだと肘もタックルあるのでそれをやってます。
――去年に引き続き今回のトーナメント出場ということになりましたけども、その前にミニフライ級チャンピオンの寺山選手が突然引退されましたけどこのニュースを聞いたときはどんな心境でした?
大倉 寺山選手みたいに技術もあって若くて人格もあるチャンピオンが引退されるっていうのは、ケガとか悩まれたんだろうなとか思うし、残念だなと思いますけれども今はもう目の前の試合に集中してる状況です。
――準決勝戦の相手は沖縄のerika♡選手に決まりましたけど長身のサウスポーです。その辺はいかがですか?
大倉 erika♡選手本当に気持ちも強くてアグレッシブで大きくて、私が今やってることだったり私たちチームで今やってることが結果に出る試合だと思うので、そこが結果に出ることはすごい楽しみです。
――以前erika♡選手と一緒に練習したこととかはありますか?
大倉 ないです。一度も手を合わせたことはないです。
――erika♡選手の方もベースはムエタイだと思いますけど今回のルールはRISEルール、どんな試合になるというふうにイメージしますか?
大倉 イメージとしてはちょっとムエタイとかキックとか関係ないと思うんですけど、erika♡さんって相手を削っていくスタイルの選手だと思うので、イメージは本当我慢比べじゃないですけど「どれぐらいどっちが水に潜ってられるか」みたいなそういう試合になるんじゃないかなっていうか、気持ちもスタミナも試される試合だと思います。
――もう一方のブロックはどっちが勝ち上がってくると思いますか?
大倉 前回、宮﨑さんとerika♡さんが戦って宮﨑さんが勝利してて、勢いは宮崎さんが持ってるんだろうなと思います。ただAKARI選手は宮﨑さんに連勝してる選手だと思うので難しいですけどね。どっちでもいいんじゃないかなと思います、どちらも素晴らしい選手なので。
――SNSを見てたら先日のRISE ELDORADOで志朗選手が放ったハイキックにものすごくインスパイアされてたみたいですけど、どんなところがすごかったですか?
大倉 あのハイキックの前の布石だったりとか戦い方、全ての構成の仕方がすごい素晴らしいなと思って。その結果があそこでハイキックで出てると思うんですけど全体に本当に教科書みたいだなと思いました。
――だったら今回、自分の試合でも志朗選手のあの試合の組み立て方を見習いたいっていうところはありますか?
大倉 おっしゃる通りで。それ以外でもキック強い選手たくさんいるので、最近は3ラウンドどう構成していくかそういうところがすごい勉強になるなと思ってます。
――1月に当初、空道の試合が予定されてたと思うんですけどもそれに向けて恐らく身体作りですとか練習されたと思いますが、それがこの試合にどう影響するっていうのありますか?
大倉 個人的には普段練習してることが空道にも繋がると思うしキックにも繋がると思っているので、基本的に空道に向けてこうとかキックに向けてこうとかっていうのはあんまり決めてないので、日々自分が課題とする技術だったりテーマっていうのを掲げてやってるので、あんまり空道に向けてやってたからキックに影響するっていうのは特にあんまりないかなとは思います。
――空道の試合でやっぱりガツガツ当たるのでより体力を使うじゃないんですけどもそれを経験しているから、erika♡選手の持ち前のパワーとかスタミナにも対抗できる自信があるんじゃないかと思ってるんですがそれはどうでしょう?
大倉 空道の組み際というか、RISEルールだとワンキャッチワンアタックっていう凄く短い組みの時間だと思うんですけど空道はもう少し長いので、そこの組んだ時のバランス力だったりとかそういうのは空道でちっちゃい頃からやってきたことがいい作用をもたらしてくれるんじゃないかなとは思います。
――先ほど水中の中にどちらがより潜っていられるかっていうイメージっておっしゃってますけど、ちなみにそれはどこから考えたイメージなんですか?
大倉 他の選手の方との試合見ててもやっぱり皆さん組みで崩されて体力削られてたりとか、あとは普通だとちょっと一回離れるかなっていうところでもパンチが飛んできたりとかしてる中で体力削られてるなっていう印象がどんどん試合見てても思ったので、そういう苦しい中でも気持ちをどれだけ強く持ってられるかっていうそういうところから潜水のイメージが湧いてきましたね。
――ちなみに実際の潜水は得意なんですか?
大倉 全然得意じゃない(笑)。水が嫌いなんで。
――でも結構大倉選手の試合ってテクニックで奇麗な試合を見せるっていうのがあると思うんですけど、そういう削り合いっていうのはどうなんですか?
大倉 それこそ宮﨑選手と去年の8月に戦った時に近距離での攻防とか自分としてはあんまりしない展開の中ですごい課題点が見つかったので、そこを修正してそこでも戦い続けられるように飯村先生はじめとしてチームでやってきてるので、そこがやってきた事として結果にどう現われてくるかっていうところで楽しみだなと思ってます。
――ちょうど練習してたことが当てはまるような相手になった時なんですね。
大倉 そうですね。
――ちなみにサイズという意味なんですけど大倉選手この階級だとサイズ的にはちょっと小さいんじゃないかと思うんですけど、その辺はどういう風に捉えてますか?
大倉 そこは空道のやってきたことが通じてくるかなと思うんですけど、空道は無差別もあるので階級別であっても体力指数で分けられる中で私は空道の中でも小さい方なんですよね。身長10センチとか10センチ以上の選手と戦うことっていうのは多々あるので、そこはサイズ的にはそんなに心配してないというか逆に戦いやすいかなとは思います。
――今回のトーナメントなんですけど、勝てばチャンピオンベルトじゃないですけどベルトを巻いた自分っていうのは想像してますか?
大倉 まずはerika♡選手にしっかり勝たないといけないっていうところで今は集中してますけど、やっぱり自分の目指すところはそこなのでほんと自分のやってきたこと、生き様みたいなのを表現して勝ち上がりたいと思います。
――ちなみに前回の試合からさらに自分は良くなった部分っていうのは何が挙げられますか?
大倉 ありますけど…言えない(笑)。前回(2月エミNFC戦)も大きな選手と戦った中ですごい良かった所とかもう少しブラッシュアップしないといけないなっていうところがあったので、そこをしっかりと磨き上げた技術がちょっと成長してるかなと思います。
――じゃあ気持ち的にはどうですか? やっぱり技術と技術の交換みたいなそういう奇麗な試合で行きたいですか?
それは今回はドロドロでもいいから勝ちに来るんですか?
大倉 まぁドロッドロになる場面も絶対あると思うんですけど、そこでもしっかりと戦い抜けるように準備してるので、その中でも自分の持ち味として下さってる技術力っていうところもしっかりと表現できればと思います。
公開練習の模様はRISEオフィシャルYouTubeにて配信しています
EVENT OVERVIEW
開催日時 | 2022年4月24日(日) |
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会場 | 後楽園ホール |
主催 | RISEクリエーション株式会社 |
認定 | RISEコミッション |
協賛 | 株式会社Cygames |
衣装協力 | 73R / インスピリット |
放送・映像制作 | ABEMA / スター・ゲイト |
入場料金 | ・SRS席 15,000円 ※当日は500円プラス |
チケット販売所 | |
お問い合わせ | RISEクリエーション 03-5980-7409 |
ACCESS
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