Interview2 RISE129
“極真の破壊兵器”ラストマッチの結末は!?清水賢吾インタビュー|11月17日 両国
Interview
清水賢吾インタビュー『自分の中でベストバウトにならないぐらい、速攻でモーを倒す』
9月16日のRISEヘビー級タイトルマッチで一度敗れた相手、“Sterk”バダ・フェルダオスとの再戦を制した清水。
2度目の王座防衛に成功するも、今大会でラストマッチを迎える。清水のラストメッセージ。
――引退試合が近づいてきました。最終調整はいかがですか。
清水 今回最後の試合ということでしっかり準備して調整出来ています。対戦相手がマイティ・モー選手なのでモチベーションを保ったまま練習出来ているので凄くいい感じです。
――引退を決意したのはいつですか。
清水 今年初めぐらいには年内に引退しようと何となく決めていて、6月に(“Strek”バダ・)フェルダオス選手に1RKO負けしたことで決意が更に固まりました。自分の中で限界、これ以上やっても上がり目はないなと感じたので6月が終わった時点で残り2試合やって引退しようと決めました。
――9月のフェルダオス選手との再戦ではRISEヘビー級タイトルを懸けてリベンジ&王座2度目の防衛にも成功しました。初対戦時と比べてフェルダオス選手の印象は違いました?
清水 正直強くなっていると感じました。向こうは若いですし、ちゃんと仕上げてきたんだなというのは序盤に感じました。
――初対戦時に清水選手は秒殺KO負けして短いスパンでの再戦は正直厳しい相手だと思っていました。そこできっちりと勝った。現役続行の手応えはなかったのでしょうか。
清水 一度負けている相手ですが、以前の自分だったらあのレベルの選手とやったらKO出来ていたと思います。再戦では5Rまで行ってギリギリの判定で勝ったことで自分の中で改めて限界だと思ってしまいました。初対戦時、ファーストコンタクトで相手の攻撃の強さを感じられず大丈夫だと思いましたが、倒されてしまったことで打たれ弱くなったとも感じました。
――身体的に落ちていると感じることも多いのでしょうか。
清水 絶頂期と比べて躍動感、スピードが落ちました。あと練習の段階で以前よりも動きが悪いと感じます。練習が終わっても疲れは凄くありますし、どうしても練習量が少なくなり自分でもいい動きが出来ていないとずっと感じていました。
――今回の相手モーについてはどういう印象がありますか。
清水 K-1全盛期に出ていた頃はとてつもない攻撃力、パンチを持っていましたよね。昔K-1が好きで良く見ていたので、その時の選手と戦えるなんて光栄ですし、気持ちが高ぶります。
――まさか対戦するとは思わなかったのでは?
清水 そうですね。モー選手がまだ現役だということも知らなかったので、オファーを聞いたときはビックリしました。今は韓国のROAD FCを主戦場にしてMMAファイターとして現役バリバリでやっているようですね。
――最近のモー選手のMMAの試合も見て動きの確認もされたのでしょうか。
清水 僕は元々相手の映像を観ないので特に気にしていません。昔のモー選手のイメージで戦います。
――どういう試合になりそうですか。
清水 モー選手の一発が重いので、いかにもらわずに蹴りで削っていくかという戦いになるかと思います。
――期待している清水選手の逆転KO負けが見られないと。
清水 いつもの感じでパンチをもらうと逆転する前に終わってしまいますからね(笑)。最後は圧倒的な力を見せて勝ちたいと思います。
――選手生活でやり残したことはないですか?
清水 自分の中で悔いはないので、最後の最後で負けて悔いを残さないように、最後もきっちりと勝って終わらせたいですね。
――引退前にピーター・アーツ選手、ジェロム・レ・バンナ選手とやりたいとも言われていました。
清水 出来ればやりたかったですけど、モー選手もK-1のレジェンドファイターなのでやれるだけで光栄です。
――過去に対戦した選手でもう一度やっておきたかった選手はいないですか?
清水 2回負けてしまった上原誠選手です。別の団体に行って引退してしまったので実現しないまま終わりました。
――34戦やられてベストバウトは何ですか。
清水 高萩(ツトム)選手とやって(2011年2月27日)、最後に右ハイキックでKOした試合ですね。それとルイス・モライス戦(2016年3月26日)ですね。試合序盤で目の骨を折られてしまって、二重に見える状態のままずっと戦って最後まで粘って勝ち切ったのが自分の中で大きかったです。
――次のモー戦をベストバウトにしたいとは?
清水 自分の中でベストバウトにならないぐらい速攻で倒そうと思います(笑)。本当に一発ももらわずに倒します。
――それぐらい自信になる技も磨いていると。
清水 そうですね。当日を楽しみにしていて下さい。
――キック引退後は極真の方の選手生活は続けられるんでしょうか?
清水 指導者としては続けますが、7年前の第10回世界大会を最後にもう試合をしていません。
――RISEヘビー級戦線をずっと支えてきた清水選手が引退すれば、ヘビー級戦線は選手が育っていないので厳しい状況になりますね。
清水 若くていい選手が育ってくれれば良かったんですけどね。那須川選手をはじめ軽量級でいい選手がたくさん出てきているのでそこで盛り上げていってもらいたいです。
――極真の後輩でキック転向しても通用するような選手はいませんか?
清水 絶対に自分よりも強くなる可能性のある選手は何人もいます。もし本人がキック転向を希望すれば、自分が伝えられることを伝えて全力でサポートします。
――最後にファンにメッセージをお願いします。
清水 RISEに出場して12年。長い間、応援していただきありがとうございました。僕は引退しますが、これからもRISEの応援をよろしくお願いします。
EVENT OVERVIEW
開催日時 | 2018年11月12日(月) |
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会場 | |
主催 | RISEクリエーション株式会社 |
認定 | RISEコミッション |
協賛 | |
衣装協力 | |
放送・映像制作 | |
入場料金 | |
チケット販売所 | |
お問い合わせ | RISEクリエーション 03-5319-1860 |
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