常陸飛雄馬 『(打ち合いも)チャンヒョンは強いと思うんですけど、そこでも自分負けない』

インタビュー 2023年1月24日

今大会のメインイベントでチャンヒョン・リーが持つスーパーフェザー級のベルトへ挑戦する常陸飛雄馬が公開練習を行った。

–公開練習お疲れ様でした。右ストレート走ってますね。
常陸 ありがとうございます。色々と試して練習してることいっぱいあるんで早く試したいですね。

 

–年末年始も関係なくずっと練習でしたか?
常陸 基本もう変わらずずっと練習してましたね。

 

–それは全て初めてのタイトルマッチのためにそうしてた感じですか?
常陸 でも試合がある時はいつもそういう感じなんで、いい意味でも悪い意味でもいつも通りというか、悪くはないと思いますけど(笑)。いつも通りの自分の感覚と練習して、あまり逆にこう無理に気負いすぎないというか練習も楽しんで追い込めてますし、リラックスしながら楽しんでいつも通り組み立てていってますね。

 

–RISEで初めてのタイトルマッチ、初めてのタイトル挑戦って部分ではいかがですか?
常陸 素直に「ようやく来たな」っていう。まずはRISEのベルトを本当目標にしてずっとやってたんでチャンピオンならないと仕方ないなと思ったんで、ようやくこのタイトルマッチにたどり着いたなっていうのは素直にやっと来たっていう嬉しさもありますね。

 

–1引き分けを挟んで今8連勝中ですが、去年とかそろそろ俺のところに来ても良いだろうって気持ちはありませんでしたか?
常陸 できれば早くやりたいなっていう気持ちは何回もあったんですけどそんな焦りもなかったというか、着実と一戦一戦強くなってるっていう実感があったんで。ちゃんと期間を重ねて試合を重ねて強くなっていってたんで、もう一試合やった時には絶対に強くなれるなってのがあったんで、そこは強くなってから挑戦してもいいかなっていう気持ちもあったんで、今来るべくして来たと思うんで本当にいいタイミングだなと思います。

 

–現チャンピョンのチャンヒョン・リー選手の印象というのはいかがでしょうか?
常陸 もうシンプルに「これだな、チャンヒョン・リーの強さはこれだな」っていう本当にもうやっぱり強かったなって印象ですね。まんまでしたね。

 

–特に一馬戦とか中盤まで耐えに耐えて相手がスタミナ切れを起こした辺りから爆発するっていうパターンが多いと思うんですけど、その辺の流れはいかがですか?
常陸 それがチャンヒョンの真骨頂というか。スロースターターなのかわかんないですけど、やっぱりスタミナも気持ちも強いんで、どんどん上がってくる選手なんで後半は絶対強いなと思いますし、ローとボディとパンチで削って仕留めるっていうそれがセオリーでそれが突き抜けてるスタイルかなと思うんで。自分はやってみないとわからないですけどそうなる想定もしてますし、そうなった場面でも戦えるなっていうのもありますし、逆にそうなる前に倒す練習もしてますし、本当もうリングの上で早く試したいなって気持ちが強いですね。

 

–今回タイトルマッチということで3分5Rじゃないですか。通常より2R長いということで4R、5Rに突入した時のことはかなり想定しますか?
常陸 今回はそこもしっかり想定に入れて5ラウンドの戦いというかスタミナももちろんそうですし、集中力が一番大事だと思ってるんでそこもしっかりやってるんで大丈夫かなって。序盤で倒せればそれが一番良いんですけど(笑)、5Rに対しての練習もしっかりやってます。

 

–一緒に対策練ってる宮城大樹会長とかYA-MAN選手からはどんなアドバイスをもらってますか?
常陸 YA-MANは「いけるっしょ」って(笑)。「2Rくらいでいけるんじゃない?」くらいの感じで言ってくれてますね。大樹会長はそれこそ自分が「これをやりたい」とか「これは当たりそうだけどどうですか?」とか、大樹さんも「これいいんじゃない」「これはこうした方が良い、ここをもうちょっとこうした方がいい」ってそういうのをやり取りしながら組み立てているんで。でも一緒に思ってるのはチャンヒョン・リー選手をデカく見てます。油断はせずに、ただ「あれ?」ってなればそれはそれで良いですし、イメージは「絶対王者」っていうデカいイメージで徹底して油断せずに対策してます。

–ちなみにリングネームの由来は?
常陸 これ本名なんですよ(笑)。

 

–本名なんですか? 漢字もですか?
常陸 漢字も本名です。

 

–珍しいお名前ですね。自分の名前の由来って聞いたことあります?
常陸 これは「巨人の星」の星飛雄馬から名付けられました。お父さんが巨人の星の大ファンでそれで自分を飛雄馬と名付けて弟もいるんですけど弟は伴宙太の宙太と付けてもらいましたね。

 

–ということは野球をやらせようとしてた?
常陸 でも野球は一ミリもやらなかったです(笑)。サッカーとかそういうのやってたんで(笑)。確かに今思えばそんなに野球好きだったのに、無理強いされなかったですね。強制されなかったんでほんとそこはありがたいなっていうか、尊重してくれましたね自分がやりたいことを。

 

–ちなみにご自分は巨人の星を見たり読んだりしました?
常陸 ちょっとだけDVDでギブスつけてやるやつとかお父さんがバーンってキレるとことか、後はうさぎ跳びをめっちゃやってるやつとかほんと数話だけ見たことあります。

 

–ちなみにそういう特訓を自分はしたことありますか?
常陸 ギブスとかはないですけど、うさぎ跳びやってましたね。確かにお父さんスパルタな部分はありましたね昔から。勝負事に対してだったり礼儀とかそういうのにも厳しかったんで、だから走ったり階段ダッシュとかしないと遊びに行けないとかはありましたね。3時のおやつが毎日ささみだったんで、それは本当に苦痛でしたね(笑)。

 

–それは単純にお父さんが鍛えたかったんですか?
常陸 その時サッカーしてたんでトップに行ってほしかったっていう気持ちじゃないですかね。本当スパルタでした。

 

–じゃあ今のベースはそれで作られたんだと。
常陸 本当そうですね。メンタルからそういう基礎は小さい頃に作られましたね。

–ちなみに巨人の星の星飛雄馬は大リーグボールという必殺技があるんですけど、常陸選手の打倒チャンヒョンの大リーグボールはありますか?
常陸 あります。チャンヒョンに向けてっていうわけじゃないですけど、自分の大リーグボールはフックですね。

 

–右と左だったら右の方に自信があります?
常陸 どっちもなんですよ。こっちの方がっていうのがなくてフックはどっちも得意ですね。

 

–チャンヒョンの最近の試合は特にそうなんですけどまともに打ち合って最後は競り負けるってパターンの日本人選手が多いと思うんですが、まともに打ち合うつもりですか?
常陸 そこはまぁ内緒です(笑)。でも本当その場面がチャンヒョンは強いと思うんですけど、多分そこでも自分負けないと思うんですよね。わかんないですけど打ち合いたいですね自分は。逆に打ち合う場面も作りたいなと思ってるんで、展開はいろいろあると思うんですけど打ち合いに来てくれた方がチャンスっていう部分はありますね。

 

–あえて打ち合いして勝つと?
常陸 倒す時は打ち合うと思います。

 

–ちなみに4R、5Rに突入してからの削り合いになって根比べ的な試合になっても自分の方が心が折れずに勝てる自信はありますか?
常陸 そこはもう絶対負けれないですね。チャンヒョン・リー選手もそこは強いと思うんですけど、そこで絶対負けないですね、それも自信あります。

 

–それはやはりうさぎ跳びで鍛えた根性で?
常陸 うさぎ跳びで鍛えた足腰とメンタルで負けれないですね(笑)。

 

–最後にファンの皆様にメッセージをお願い致します。
常陸 1月28日はチャンヒョン・リー選手と試合が決まっていますので、どっちが倒れるかどっちが強いのかっていう本当にあんまり想定できないような展開になると思うんで、それを当日までワクワクしながら予想しながら試合を楽しみにしていて欲しいです。当日は応援よろしくお願いします!


公開練習の模様はオフィシャルYouTubeで配信中

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