小林愛理奈インタビュー『試合予想はKOで。KOしか想像できないですね』
インタビュー 2023年2月17日
RISE166にて女子注目試合とされる小林愛理奈選手の事前インタビューをお知らせします。
–減量の方はどうですか?
小林 ほぼないですね。もう落として契約体重ぐらいですね。
–じゃあ決戦直前ですけど大好きなご飯もそれほど節制しなくてもいいですか?
小林 食べ過ぎないようにはしていますね。
–今回RISEの20周年記念興行です。当然記憶ないと思いますけどRISEが旗揚げした時って小林選手何歳でした?
小林 1歳になってない(笑)。
–RISEと言うキックボクシングのプロモーションはいつぐらいから意識するようになったんですか?
小林 キック始めるのが19歳やったんでそこからですかね。
–その20周年の記念イベントに自分が出場できることはどうですか?
小林 いやもうめちゃくちゃ嬉しいことですね。
–そのホームリングと言っていいRISEでシュートボクシングのチャンピオンを迎え討つシチュエーションになりましたが、RISEvsシュートボクシングの部分ではどうですか?
小林 向こうはチャンピオンなんですけどこっちのルールやし、こっちの舞台でやるんでチャピオンが相手だろうと普通に勝たないといけないなって思って圧倒して勝ちたいですね。
–最近のMISAKI選手の試合ははどう見ていますか?
小林 昔と比べるとやっぱり技術も上がってて上手くなっている印象はあります。
–いつか自分と対戦するんじゃないかと見ていた部分もありますか?
小林 2020年の女子のトーナメントの時にリザーブでもともとMISAKI選手と決まってて流れちゃったんですけど、もうその時ぐらいからはいつか絶対やるだろうなって思ってましたね。
–小林選手は昨年12月に女子で初めてオープンフィンガーグローブマッチも経験して今年はこのMISAKI戦を足がかりにどのような一年にしたいと野望はありますか?
小林 今年はここは普通に勝って、まだ小雪選手にもやり返さなきゃあかんっていうのも残ってるし、とりあえず49kgのerika♡選手とベルト懸けて試合がしたくて、それとプラスでオープンフィンガーのベルトも作ってもらえたら獲りに行きます。
–やりたいことだらけじゃないですか。
小林 もういっぱいやりたいですね。
–じゃあモチベーションがなくなるとか落ちるってことはないですね。
小林 ないですね。
–そういった意味でも去年の12月にオープンフィンガーグローブマッチをやって勝てたってことは大きな自信に繋がりました?
小林 あの一戦は初めての挑戦っていうこともあってどうなるか分からん気持ちで挑んだんで、あれは大きかったですね自分の中で。
–その気持ちのまま今回MISAKI選手と戦うことになりますかね。
小林 今回は初めてのことではないしこっちのルールで向こうが合わせてやってくれてるんで、もう勝って当たり前で。いい勝ち方をしなきゃ駄目だなっていう感じですね。
–明かせる範囲内で構わないのでどんな試合になると予想しますか?
小林 試合予想はKOで。KOしか想像できないですね。
–オープンフィンガーじゃなくてもそもそも使ってるボクシンググローブが小さいからやはりKOを意識して戦えるってことになりますか?
小林 いやでもグローブがちっちゃい分、多分あんまり脳が揺れないんで、そこはオープンフィンガーとちょっと似てるとこあるんですけど、逆にオープンフィンガーよりかは倒し易いですね多分。
–倒し易い?
小林 はい。オープンフィンガーのが当たるんですけど外傷があるだけで当たってもあんまり脳が揺れなくて倒れないんで、どっちかというと4ozグローブの方が倒し易いと思います。
–もう小林選手既に相手の脳を揺らすってことを意識してパンチを振ってますか?
小林 自分のお兄ちゃんがプロでボクシングしてるんですけど練習から倒す意識でやれ、ヘッドギアの上からでも倒す意識でやれって何回も言われてて、もうずっとその意識でやってきてるんで。
–ボクサーのお兄ちゃんとは一緒に練習することもあるんですか?
小林 一緒に練習はないんですけどそこのジムの人とスパーリングさせてもらったりとかお兄ちゃんにセコンドついてもらってアドバイスもらったりとかはしてますね。
–仲の良い兄弟ですね。
小林 いやそんなことないですよ(笑)。
–じゃあお兄ちゃんはお兄ちゃんで今回の妹の試合にものすごく期待してるんじゃないですか?
小林 それは期待してると思います。
–今回このインタビューの前にMISAKI選手にもインタビューする機会があったんですが、MISAKI選手の方も昔から小林選手のことを意識していた部分がある、小林選手を超えて宮﨑選手と戦いたいと思ってたんだけど小林からしてみたらちょっと順番が逆になってしまったということを言ってました。
小林 それは思いました(笑)。
–それは小林選手も思ってたことなんですね。
小林 前に一回MISAKI選手に自分が小雪選手とタイトルマッチした後にTwitterの方で「私とやろう」みたいな感じで言われて。小雪選手は無視してたんですけど自分は返したんですよ、Twitterで。だからもうここで決まりだろうなって思ってたんですけど急にチャンピオンとやりたいって向こうが言い出して、なんかほったらかしにされてる感じで。それで若菜選手との試合の時に良い勝ち方したらマイクでMISAKI選手やろうって言おうと思ってたんですけど、RISEさんから小雪選手ともう決まってるって言われてちょっとイラッとしましたね(笑)。
–じゃあ本当にいくつもの因縁が重なった一戦になるわけですね。
小林 もうやっとなんで。あと坂田実優が負けてるんでその分もやり返してやろうって気持ちですね。
–坂田選手もしくは原口選手からこの一戦に関しては何か言われてますか?
小林 いろんなアドバイスもらったりとか坂田は戦い方変わった後のMISAKI選手とやってるんで、色々対策とかも練ってもらってますね。
–今回の試合どの辺に注目したらいいですか?
小林 向こうも打ち合いに来る気満々やと思うんですけど、その打ち合いの中でも打ち合いの技術というか貰わずに打ち合って当てるっていうそういうところも見てほしいなと思います。
–那須川天心バリの発言ですね。
小林 足は使えないんですけど(笑)。不器用なりに接近戦になった時の打ち合いの仕方とかそういうところを注目してほしいですね。
–最後に小林選手のファン、RISEのファンの皆さんにこの一戦にかける熱い意気込みをお願い致します。
小林 やっとMISAKI選手と試合が決まってこのカード見たい人たちもいっぱいいたと思うんで試合まで楽しみにしててください。絶対倒します。応援よろしくお願いします。