大﨑一貴インタビュー『1ラウンド目から倒しに行きます』
インタビュー 2023年4月10日
4月21日(金)『RISE 167』 後楽園ホール大会にてISKA世界フライ級タイトルマッチに挑戦する大﨑一貴のインタビューをお送りします。
――念願の世界タイトル戦が近づいてきましたが今の心境はいかがですか?
大﨑 子供の頃からずっと目標にしていた世界タイトルなので気合いが入りますし、ISKAのベルトは先輩の大石駿介君も持っていたベルトなので必ず獲りたいと思います。
――「RISE ELDORADO」の試合から間隔が短いですがコンディションはいかがですか?
大﨑 すごい短い期間ではありますけど「世界タイトル」というのもあってモチベーション的にも全然問題なく、いつも通りの感じですね。
――大好きなドラクエをやる回数も減ってますか?
大﨑 そうですね、ドラクエは最近あまりやれてないですね(笑)。
――それは練習に集中してるからですか?
大﨑 練習終わって帰ってくるのが遅くて結構疲れてるのでやる前に寝ちゃいますね。
――日々完全燃焼という感じで調整を続けているわけですね。
大﨑 次の日のこともあるのでしっかり休んでしっかり追い込んでというような形です。
――前回以上の衝撃的なKO勝ちが見れそうですか?
大﨑 KOを狙ってきたいですし、会長とも話して一個狙ってる技があるのでそれで倒したいなと思ってます。
――それは早いラウンドになりますか? それとも中盤、終盤になりますか?
大﨑 早いラウンドで。1ラウンド目から倒しにいきます。
――5ラウンドまで戦うことは想定してないですか?
大﨑 5ラウンドまでいってもいいように練習はしてるんですけど、5Rまで掛からないと思ってます。
――ニコラス・リヴァース選手はどんな印象ですか?
大﨑 ムエタイスタイルに近い選手かなって。タイ人の先生にも動画見せて全然問題なく勝てるよって言って貰えたんで。
――ニコラス選手の警戒すべき武器ってありますか?
大﨑 映像を見た感じだとそんなにないですね。当日向かい合ってみたりとかしてどれぐらいのパワーかっていうのはあるんですけど、そこまで今のところは警戒するところはないですね。
――自分がISKAの世界ベルトを腰に巻いてる姿を想像したりしてますか?
大﨑 それしか想像してないですね。
――その時どんな心境になると思います?
大﨑 どうですかね…? 多分泣いちゃうかもしれないです(笑)。
――キックボクシングとかムエタイの世界タイトルっていっぱいあって、大﨑選手ほどだと今までいくらでも獲るチャンスがあった気もしますが、世界タイトルになかなか挑戦しない理由って何かあったんですか?
大﨑 普通にそういうチャンスをもらったことがなかったというか、今回がそれこそ初めて頂いたチャンスだったんで、今までそういった世界タイトルの話とかは特になかったですね。ルンピニーのタイトルは挑戦したんですけどそれ以外は特にないです。
――意外ですね。周りの選手や知ってるキックボクサーが世界タイトルを獲ってるじゃないですか。それに関してはどういう気持ちだったんですか?
大﨑 ずっと僕も勝ち続けていたので絶対チャンスは貰えると思っていたので、別にそこに関しては特に何もないですね。ここで自分が獲ればいいだけの話なんで。
――その先にはWORLD SERIESというものがありますがそこも見据えてますか?
大﨑 もちろん僕も出るんで、そこに向けての練習はまだしてないですけどまずは今回の世界戦に集中して、しっかり獲って世界チャンピオンという肩書きを持ってトーナメントに出たいと思います。
――この間の一夜明け会見の時に志朗選手が「みんなが見たいのは僕と大﨑選手の試合だろう」と言ってましたがそれについてはいかがですか?
大﨑 そう言っていただけてすごい嬉しいですし、僕も志朗選手とは2回ぐらい決まってたのに流れてしまったり…弟の孔稀も負けてるのでそういった意味でも志朗選手と戦って僕が勝ちたいと思ってます。
――今回獲ってWORLD SERIESでも優勝すれば一気に世界二冠王となりますがそういう自分を想像しますか?
大﨑 今年は本当に勝負の年だと思ってるんで、まず4月にISKAを獲って、54kgのトーナメントも獲って、そこをクリアしたらRISEの世界ベルトにも挑戦したいと思ってるので、三ついきたいなと思ってます。
――世界三冠王を狙うということですね。
大﨑 そうですね。
――現時点でテーマを持って取り組んでる練習とかあれば教えてください。
大﨑 狙っている技があるんですけど、内緒にしておこうかなと思ってて(笑)。試合見てもらいたいっていうのもあるんで。僕が試合で見せたことない技で倒すのでそこを見て欲しいですね。
――技を準備して、使う予告をして臨むのは初めてじゃないですか?
大﨑 作戦とか立てたりはするんですけど、完全にこの技って決めて試合に臨む事はあまりないかもしれないですね。
――今の練習のスケジュールを教えて貰えますか?
大﨑 朝30分〜1時間ぐらい走ったり筋トレして、お昼はトレーナーの仕事をしているので夜は2時間〜2時間半ぐらいミットとかサンドバッグをやったり、追い込みやったりというようなメニューです。
――大﨑選手って身体が頑丈で前に出る圧も強いと思うのですがそれはどういう練習から身についてる物だと思いますか?
大﨑 小さい時から空手をずっとやっていたので体幹とかそういった練習の成果だと思います。特別に何かやってるとかはないですね。首相撲はやりますけど多分そういった部分だと思います。
――首相撲の練習は今もやってるんですか?
大﨑 今も皆でやりますね。出稽古に来た選手の次の試合がムエタイルールだったりするとみんなで首相撲やってます。
――大﨑選手は肘有りでやってた時期もありますがWORLD SERIESや世界タイトルを獲っていく上でムエタイの選手を意識することはありますか?
大﨑 そこまで意識してる選手は今のところはいないですね。
――最後にファンの皆様にメッセージをお願いします。
大﨑 4月21日は僕が必ず世界チャンピオンになりますのでその姿をぜひ会場で見に来てください。
応援よろしくお願いします。