山科直史インタビュー『山科直史の名前を覚えていただけるような試合をしたい』
インタビュー 2023年6月7日
6月9日(金)新宿FACEにて初開催します『RISE Fight Party』公式戦に出場する山科直史の試合前インタビューをお送りします。
–去年の10月30日での不戦敗以来の試合になります。あまり振り返りたくないかもしれませんが、前回の計量失敗について自分ではどのように捉えていますか?
山科 本当にプロとしてやってはいけないことだと思っていますし対戦相手のShin選手やジムの方、周りの極真会館の方々やRISE関係者の方々、応援してくれてる方々に本当に迷惑をかけたなと今でも思っています。
–あの時点でもうフェザー級が厳しかったということでしょうか?
山科 いつも通り水抜きをやってたのですが、朝の時点でめまいとかして、それで救急車で運ばれて脱水症状で点滴した後に計量という形だったので、増えた状態で計量になってしまい、いつも通りではあったのですがどこか自分の中でミスがあったのだと思います。
–それから8ヶ月、今回スーパーフェザー級での再起となりますがスーパーフェザー級に上げたらコンディションの調整は楽になりましたか?
山科 そうですね、あと2kg切ってる状態なので、5日間しっかり仕上げて当日を迎えたいと思います。
–一度失敗をしていると今まで以上に減量には敏感になりますね。
山科 そうですね、今まで以上に。先生にもすごい怒られて節制して、練習量もすごい増やして身体を作ってきたのでそこはしっかりクリアしたいと思います。
–ちなみに今回計量をクリアしたら何を最初に口に入れたいですか?
山科 自分甘いものが好きなので、洋菓子はあんまり良くないと聞くので、和菓子をまずは食べたいなと思います。
–今回、以前TASUKUというリングネームで活躍していた森下祐樹選手との対戦になりましたが、この一戦はどうですか?
山科 僕の戦績よりも2〜3倍くらいやっている選手ですし、昔極真会館に所属してた藤田雄也選手とやっていて藤田選手が負けてるので、極真会館としてリベンジをしたいと思います。
–やっぱりそこは看板を背負うってことですね。
山科 はい、しっかり背負って勝ちたいと思います。
–この8ヶ月でだいぶ時間がありましたが自分でどのような部分が進化、成長したと思いますか?
山科 戦い方も自分の中で変えた意識はしているので、前回と比べたら倒す力もついていますし防御の部分でも「極真空手の選手は顔面慣れしてない」と言われないようにしてきたのでそこの部分も注目していただきたいです。
–ちなみに現在も極真空手とキックボクシングの二刀流で調整しているのですか?
山科 僕の試合の1週間後にまた空手があって、そちらは今回出れないですけど、その大会も今後は出て行きたいです。
–ウエイト制ですか?
山科 そうです、ウエイト制が開催されるので。
–さすがに期間が短かったら調整が難しいですもんね。
山科 去年どちらも出て身体的にきつかったので今回は参加せず、今後身体を作っていって出れそうな大会があれば出て行きたいです。
–極真会館といえば先輩で同門の南原選手も活躍していますが刺激になりますか?
山科 南原先輩も僕の2週間後にトーナメントが開催されるので2回勝てばチャンピオンなので僕も早く追いつけるように頑張りたいです。
–フェザー級もスーパーフェザー級も層が厚いですがその辺りはいかがですか?
山科 今回60kgでやってみて、今後また57.5kgに下げるか決めたいと思ってますが、どっちでやって行くにしてもしっかり自分が一番になれるように戦っていきたいです。
–どちらも門口選手、チャンヒョン・リー選手のチャンピオンの背中は見えてますか?
山科 まだ見えてないですけど(笑)、全然まだまだ下なので今回の試合でスタートの位置に戻って、当日門口選手がいると思うので、チャンピオンクラスの選手たちに山科直史の名前を覚えていただけるような試合をします。
–今回の再起戦でファンの方々には自分のどこを見て欲しいと思いますか?
山科 試合をするが1年ぶりなのでキックボクサーとしても空手家としても成長したところをしっかりお見せします。
–フィジカル的にも変わっていますか?
山科 森下選手はずっと60kg〜62kgぐらいで試合をしていて僕の方が階級を上げた側なのでフィジカルは弱いと思いますが、そこは負けずにしっかり前に出続けてKOで勝ちます。
–最後に山科選手のファン、RISEファンの皆さんに熱い再起のメッセージをお願いします。
山科 前回は本当に多くの方々にご迷惑をお掛けして申し訳ございません。今回計量クリアは当たり前なので、それ以上のKOと華やかなリングでの姿を見せれるように頑張りますので、応援よろしくお願い致します。