宮﨑小雪インタビュー『今自分が持っているベルトの価値をもっと高めていきたい』
インタビュー 2023年8月16日
来る8月26日(土)『ABEMA presents RISE WORLD SERIES 2023 2nd Round』大田区総合体育館大会にて、自身2度目となるタイ人選手との対戦に挑む宮﨑小雪の試合前インタビューをお送りします。
–公開練習ではパンチ中心にパワーもキレも増していたようですが、かなり強化されてますか?
宮﨑 苦手な部分のパンチを強化しつつ、どちらかというとパワーよりはスピード系のファイトスタイルだったので、今回パワーの面でも圧倒できるよう意識して練習してます。
–今回の試合のキーワードは「パンチとパワー」になりそうですか?
宮﨑 パンチで倒しに行きたいです。
–今回3度目の国際戦でタイ人は2回目になりますが、過去一回やった経験からvsタイ人はどんなイメージですか?
宮﨑 ミドルキックが強くて脛の硬さがあります。
–脛の硬さでは負けてしまう?
宮﨑 硬さではちょっと勝てないかもしれないです(笑)。
–リズムとかテクニカルな部分で勝つイメージ?
宮﨑 自分が劣ってる部分で勝つというよりは、自分が得意な部分で上回って差を付けて勝ちます。
–今回の対戦相手のジェムリアットはどんな印象ですか?
宮﨑 ムエタイ選手にしてはガツガツ前に来て、待ちスタイルよりかは蹴ってアグレッシブに来るファイトスタイルの選手という印象です。
–カウンター狙いではなく自分から来る外国人選手はどうですか?
宮﨑 実際対面するのが計量の日が初めてになので、身長の高さや体つきは計量の時にならないとわからないので、そういう恐さはあります。
–計量の時に瞬時に全部計算してますか?
宮﨑 練習の時から自分より大きい選手と練習やスパーリングをしてるので、そんなにびっくりすることはないです。
–今回はどのようなフィニッシュをイメージしてますか?
宮﨑 蹴りで倒すというよりはパンチで倒したいです。
–パンチと蹴りの配分はどのようになりますか?
宮﨑 蹴りが得意な相手に対して自分の蹴りの技術がどこまで通用するのかもちょっと楽しみな部分なので、蹴りも使いつつパンチでフィニッシュしたいです。
–同じ大会に同門の大雅選手と田丸選手も出場しますが、調整の部分などで3人揃ってだとやりやすいですか?
宮﨑 自分が「もう無理だよ、もうキツイよ」ってなった時に、ちょっと目線を上げて目の前を見ると、辰くん大雅くんじゃなくて他の選手も頑張ってる仲間がたくさんいるし、キツイのは自分だけじゃないので、そこでもう一歩前に出れるというか頑張んなきゃなって思います。
–RISEのチャンピオンとして最近ずっとビックマッチが続いてますが、この辺の周囲の期待感はどのように受け止めますか?
宮﨑 ナンバーシリーズとワールドシリーズだとやっぱり違うので、大舞台に相応しい試合をします。
–先ほどパンチで倒したいと言っていましたが何か理由はありますか?
宮﨑 前回がパンチだったので、今回もパンチで倒します。
–前回プロになって初KO勝利でしたが、倒した感触はどうでしたか?
宮﨑 すごい嬉しかったですね(笑)。今までKOしたことがなくて判定で勝ったことしかなかったので、前回KOで勝つことができて、もちろん反省点はあるけどすごい嬉しかったです。
–倒す感覚を掴めて何か勉強になることはありましたか?
宮﨑 焦らないというか、一回目ダウン取った時に焦って攻撃しに行くと穴が生まれるので、焦らずにどう散らして攻めていくかという部分は勉強になりました。
–今パンチに自信があると思いますが、そのパンチの技術を磨くためにどういうトレーニングをしてますか?
宮﨑 当て勘というかドラムミットだったり、実際に誰かにパンチのミットを持ってもらったりしてちゃんと拳がどこで当たってるかという練習をしてます。
–ボクシングジムにも行ってますか?
宮﨑 ボクシングジムも通ってます。
–ボクシングジムに行ってみて自分のスキルが向上してる実感はありますか?
宮﨑 ありますね。自分の中の技術だけじゃなくて視野が広がるので、すごい勉強になります。
–今回は結構そういうパンチのスキルで宮﨑選手に分があるなと思いますが?
宮﨑 相手はボクシングスタイルというより映像を見る限り蹴りのスタイルの選手なので、蹴りで勝つというよりかは、自分の方が勝ってるパンチで倒します。
–いま宮﨑選手は9連勝中で次で二桁に差し掛かりますがその辺りの実感はありますか?
宮﨑 連勝記録は正直意識してないですけど、9連勝と10連勝だと響きが変わってくるので、10連勝目指して頑張ります(笑)。
–男子の方ではワールドシリーズの賞金トーナメントなど世界の選手を呼んでトーナメントをやっていて、宮﨑選手はワンマッチで海外の選手と対戦することが増えて来ましたが、今後はこういう試合をやっていきたいとか希望はありますか?
宮﨑 辰くんが出場してる−54kg世界トーナメントを間近で見てるからこそ、面白そうだなと思います。
–以前やっていたQUEEN of QUEENSとかをもう一回やりたいとか王者としてこういう団体にしていきたいなどはありますか?
宮﨑 日本の中だけでも色々な団体がある中で、今自分が持っているベルトの価値をもっと高めていきたいです。
–最後にファンの皆様にメッセージをお願いします。
宮﨑 今回でタイ人の選手と戦うのが2度目ですが、1回戦った時は判定勝利だったので今回はKOで倒して盛り上げるので、注目と応援をよろしくお願いします。