那須川龍心インタビュー『今回は勝ち方にこだわって圧倒していく』
インタビュー 2023年8月21日
来る8月26日(土)『ABEMA presents RISE WORLD SERIES 2023 2nd Round』大田区総合体育館大会にて、JINと対戦する那須川龍心の試合前インタビューをお送りします。
–公開練習では蹴りが多かったですね。
龍心 前回の反省点で蹴りが少なかったので、蹴りのバリエーションを練習してきたのでそれが出ていました。
–前回の相沢戦に比べるとパンチと蹴りのバランスは蹴りの割合が多くなりそうですか?
龍心 試合となるとパンチは出ると思います。今蹴りを練習しておくことで試合でも蹴りが多く出せると思うので、練習では蹴りの割合を多くしています。
–前回は試合が終わった直後、兄の天心選手から「俺の影響を受けすぎだ」とコメントをもらっていましたが、今回はどうですか?
龍心 今回は大丈夫です。あれは試合を見た後だったのでしょうがないです。それは影響されますよ。
–お兄さんからは今回の試合について何か言われていますか?
龍心 いつも通り頑張れよと言われています。
–対戦相手は同い年のJIN選手になりましたが、相手のプロフィールなどを見てどう思いましたか?
龍心 特に印象はないです。自分のステップアップする為の試合なので、気を抜かず集中しています。
–JIN選手はMAバンタム級のチャンピオンベルトを巻いていますが、肩書きのある選手とやるのはいかがですか?
龍心 RISEに来た以上は僕の方が受けて立つ立場ですし、相手は捨て身で来る可能性があるので気を抜かずに集中しています。
–今回はどんな試合になると予想しますか?
龍心 プロになってから夏休みが無いので、試合で楽しみます。
–17歳の夏は無いですか?
龍心 プロになってから夏休みを返上してやっているので、その分は試合で楽しむしかないですね。
–同年代の友達とかを見て羨ましいと思ったりしないですか?
龍心 羨ましいと思う時はありますけど、だからと言ってめちゃめちゃ遊びに行くわけではないので。キックも楽しいですし充実できているけど、減量とかがあるので中々楽しめていない部分はあります。
–まだまだ成長期だと思いますが、体が大きくなってフライ級では減量がきついと感じることはないですか?
龍心 今回は割と減量が楽で、ストレスを溜めなければ落ちることに気づきました。
–減量にはストレスが大敵ですか?
龍心 あっているか分からないですがそう思いました。ストレスフリーでやっていたらストンっと落ちました。
–ストレスを溜めない秘訣を編み出したのですか?
龍心 減量しか考えないとそこしか頭が回らないので、あまり考えないようにしただけで変わりました。
–それは今回楽しめそうですね。
龍心 本当にマジで夏休みを返上した分試合を楽しみます。
–試合が終わったら数日間は思い切り遊びたいですか?
龍心 試合が終わったら学校が始まる時期だと思うので中々友達と遊べないですけど、遊べる時は遊ぼうと思っています。
–今回の舞台が10ヶ月ぶりの大田区総合体育館になりますが良い思い出はありますか?
龍心 大田区総合体育館は自分の中で思い入れがすごい強くて楽しみです。
–どんな深い思い入れがありますか?
龍心 天心の試合で行くことが多くて見てきた部分もあるし、去年のワールドシリーズの時には自分が出たので思い入れがあります。
–夏バテはしないタイプですか?
龍心 特にしません。
–寒い時よりも体の動きは良いですか?
龍心 冬より夏の方が好きなので、いつも通りというか苦ではないです。
–先ほど蹴りの話をされていましたが、天心選手がやっていたようなアクロバティックな蹴りもできますか?
龍心 やろうと思えばできます。ところどころセンチャイキックとかがルールで禁止にされているので。
–今回は派手なトリッキーな技で倒したいという気持ちはありますか?
龍心 見せようとし過ぎると動きが固くなってしまうので、その場の思いつきでできたら出します。
–というのも、かつて大田区総合体育館で天心選手がセンチャイキックでKOをした試合があるので、それの再現を龍心選手がするのかなと期待しました。
龍心 できたらアツいですよね。狙っていきます。(笑)
–最後にファンの皆様にメッセージをお願いします。
龍心 8月26日のRISE WORLD SERIESに応援に来てくださる皆様。自分と同世代の選手たちが上がってきているので、ここで派手な勝ち方やKOをしないと今後が難しくなってきます。なので今回は勝ち方にこだわって圧倒していきます。応援よろしくお願いします。