【RISE185】伊東龍也『試合前の盛り上げ方と試合後も注目してもらい続けるのがプロだと思う』
インタビュー 2025年1月22日
2025年1月25日(土)東京・後楽園ホールにて開催されます「RISE185」に参戦する伊東龍也選手のインタビューを公開しました。
伊東選手が試合への意気込みやプロとして意識している事を語ります。
–去年は4戦して2勝2敗で終わりましたが、去年の1年を振り返ってみていかがでしょうか?
伊東 4戦2勝2敗は微妙ですよね。今年は全勝を目指したいです。
–その中でも、大きな収穫という部分と課題があれば教えていただけますか?
伊東 課題は負けない事と、あとはとにかくもっと盛り上げたいですね。
–昨日もその気持ちの一環で、大森選手とインスタライブをやっていたみたいですね。
伊東 「僕らで盛り上げていくしかないでしょ」って事でやっていました。
–現状で伊東選手は、このキック界やRISEをどのように盛り上げたいと考えているんですか?
伊東 まず見てもらえないことには盛り上がらないし、Breaking Downの人たちや朝倉未来選手も「プロの選手が嫉妬しているはずだ」っていうことを言っていたんですけど、僕はシンプルに嫉妬していますね。それに負けたくはないし、あれ以上に実力はあるんだし、盛り上がらないといけないなと思っています。
–具体的にはBreaking Downのどのような部分に嫉妬されているんですか?
伊東 やっぱり知名度ですね。実力で言えばRISEの方が100倍以上強いと思うので。僕の中で野球で例えたら、そんなに良いものではないけどBreaking Downが甲子園で僕らがメジャーリーグみたいな感じなのに、甲子園の方が知名度もあって稼ぎもあるみたいな状態だと思っているんですよ。それは嫉妬ですよね。
–どうしたら元に戻る、もしくは逆転できると思いますか?
伊東 それがまだ模索中で、それを話せたらと思って昨日のインスタライブをしていました。模索しつつ今できる事は一旦SNSで色々言ったりすることしか分からないからやっていくしかないんですけど、それが分かり次第どんどんそれを盛り上げていかなければと思っています。
–伊東選手は朝倉未来選手に憧れている部分もあるという風に聞いています。
伊東 シンプルに憧れているし、カリスマ性も凄いなと思うし、彼の存在で実際この格闘技界が盛り上がっているのも事実なので、今でもリスペクトしています。
–これからのキックボクシング復興のためにも、今回の2025年第1戦は非常に重要になってきますよね。
伊東 そうですね。試合だけではなくて、試合前も試合中も試合後も見せ方が大事なんじゃないかなと思っています。
–大森選手がSNSで「もっと盛り上げないとダメだ」っていう趣旨のことを発言されていますが、その意見には賛同されているわけですよね?
伊東 もちろんそうですね。ただ、僕が大森君と全く同じ事をやっても大森君がやってくれているからそんなに意味もないので、ここで言うのもなんですけど、僕がダークヒーローでも悪役にでもなって盛り上がるんだったらなんでもやります。
–ダークヒーローになりたいって事ですね。
伊東 ダークヒーローになりたいって言ったらダサいから、“ダークヒーローでも”って感じですね笑。
–今回の相手の京谷選手は非常にくせ者だと思いますが、試合が決まった時はどんな心境でしたか?
伊東 シンプルに実力的にランキングが上だから、美味しい選手だなとは思うんですけど、みんなご存知の通りSNSとかで返事をいただけてないからどういう心境なのかなと思っています。でもこれはオフレコな裏話なんですけど、昨日大森君とインスタライブをした時に、大森君が京谷さんと関わりがあるみたいで、僕に対してすごくイライラしていて燃えているって話を聞いたんですよ。それで僕は安心したので面白くなると思いますし、試合が楽しみです。
–前哨戦としてイライラさせた自分の勝利だという捉え方ですね。
伊東 どうなんですかね。相手が返事をしないのはそれも作戦の内かもしれないので、何とも言えないです。
–どんなメッセージを京谷さんに投げかけて、アンサーを返してもらえていないんですか?
伊東 色々言ったんですよね。だいぶ前に言ったことだから忘れちゃいました。でも僕、ずっと前から京谷さんと試合がしたいって言ってたんですよ。1年前もインスタでメンションしたりしていたし、僕のYoutubeでも返事した方がいいって言ってたんですけど、全部無視されて返事がないままですね笑。
–それは結構辛いですね。
伊東 5,6回アクションを起こしているんですけど、ノーアクションですね。
–試合が始まったら伊東選手が嫌がる事を京谷選手はしてくると思うのですが、そういった京谷選手の戦い方についてはどう思いますか?
伊東 最近は打ち合うというよりもジャブで距離を取っていて、僕が1番嫌な戦い方をしているので、攻略して僕が倒しにいきたいなと思っています。
–その攻略方法はバッチリですか?
伊東 そのために練習しているので。あまり練習しているって言いたくはないですけど笑。
–それは練習をするのは当たり前という考え方ですか?
伊東 練習しているのは当たり前なのに発言するのは微妙かなっていう…。試合前と試合中に頑張るのって、それだけだとアマチュアだなって思うんですよ。試合前の盛り上げ方と試合後も注目してもらい続ける運動をするのが最近のプロの形なのかなって最近は思っていて、あまり練習をしているっていうのは言いたくないなっていう考え方ですね。
–今日のインタビューの趣旨にあった答えだと思います。
伊東 ありがとうございます笑。
–そのサイドストーリーを作っていくのは、練習をしながらだと大変ですよね。
伊東 大変だけど、それがプロじゃないですか。プロレスとかもだから“プロ”ってついていると思うし。
–その辺りの伊東選手の姿勢については、HAYATO GYM会長のHAYATOさんはどういう風に受け止めてくれているんですか?
伊東 どうなんですかね。ジムの中ではそういう感じを出さないので笑。僕がSNSでちょこちょこ言っているのもHAYATOさんが見ているのか見ていないのかも分からないです。
–そこについての話し合いは無いんですね。
伊東 全く無いです。
–SNSを見ると、今年はRIZINに出たいという事も発言されていますけど、それも1つのゴールとして今年1年を頑張っていきますか?
伊東 RIZINは前から出たいと思っていましたけど、日に日に出たい気持ちが強くなっていますね。
–ではそのためにも京谷祐希というハードルを超えてください。
伊東 一旦そこは乗り超えないとダメですね。
–伊東選手の戦いぶりに注目しているファンの皆様に熱いメッセージをお願いいたします。
伊東 僕は試合前も後も盛り上げたいし、もちろん試合中に盛り上げられるのが1番大事だと思っているので、倒す試合で皆さんを魅了できるようにやっていきます。