【RISE189】中村拓己さん見どころコラム「後楽園・夏の大勝負!小林愛三が格闘技人生をかけてテッサと3度目の対戦。GACHIトーナメントで人生を変えろ」
大会情報 2025年6月27日
来る2025年6月29日(日)東京・後楽園ホールにて開催される「RISE189」につきまして、中村拓己さんの見所コラムを公開します。
今年のRISEはRISE WORLD SERIES 2025 -61.5kg TournamentとGLORY×RISE LAST FEATHERWEIGHT(-65kg)STANDING TOURNAMENTの2つを軸に“VS世界”をテーマにした戦いを展開しているが、今大会ではRISE女子におけるVS世界の大一番=王者テッサ・デ・コムvs挑戦者・小林愛三によるRISE QUEENフライ級(-52kg)タイトルマッチが組まれた。
テッサと小林は今回が3度目の対戦で、RISE王座をかけて戦うのは2度目となる。初めての対戦は2022年12月のRISE両国大会。この時はRISE×GLORY対抗戦の1試合として組まれ、RISE王者だった小林がEnfusion王者テッサとの王者対決に挑んだものの、1Rにテッサの右フックでダウンを奪われて判定負けを喫した。
2戦目は翌年5月のRISE後楽園大会、小林が保持するRISE王座をかけてのダイレクトリマッチとして実現した。小林は打倒テッサのためにオランダでの武者修行を行い、序盤は小林がテンポの速い攻撃でペースを掴むが、テッサも中盤以降は強烈なローキックで挽回。互いに5Rフルに戦い抜いた一戦は判定でテッサに軍配が上がり、小林はあと一歩のところで涙を呑んだ。その後、小林はOFGマッチでの敗戦があったものの同階級のランカーには連勝し、テッサへの挑戦権を勝ち取った。
小林は昨年から第2代RISE QUEEN・神村エリカとの練習を継続して行い「(神村と練習して)ただ追い込むのではなく、追い込んだ後に自分の限界を超えた先までやっていて、自分の中に眠っていた喧嘩強さが開花している。それが自分の強味にも変わっていると思います」。テッサは外国人ファイターらしいリーチやパワーだけでなく、対戦相手の弱点を突く巧さも併せ持ち、2度目の小林戦では試合後半にローのダメージを蓄積させて勝利を収めた。小林はテッサの巧さを限界突破の喧嘩強さで打破するつもりだ。
また「今回の試合は格闘技人生をかけたチャンス。何ラウンドでもやってやるという気持ちで挑む」と語った小林。プロ格闘技で同じ相手と3度戦う、しかも2度負けている相手に再びリベンジへのチャンスが巡ってくることは稀。この試合が小林がテッサにリベンジする最後のチャンスになると言っても過言ではない。小林は格闘技人生をかけたリベンジマッチで、悲願のテッサ超えを成し遂げることが出きるか?
そして今大会から出場選手たちが人生をかけて挑む大勝負=RUF presents 200万総取りトーナメント GACHI!! がスタートする。“何者でもない者が何者かになれる”をテーマにし、出場選手を一般募集&面接で決定するワンデートーナメントには山口裕人、木村“ケルベロス”颯太、スアレック、ケースケが出場。山口は詐欺で失った500万と格闘家としての誇りを取り戻すべく、木村は停滞している現状を打破すべく、スアレックは母国タイにいる父を支えるべく、ケースケはRISEという舞台で成り上がるべく、四人それぞれが自分の人生をかけてトーナメントに挑む。
タイトルマッチとトーナメント以外にも、今大会ではRISEらしい熾烈なランカー対決がずらりと並んだ。RISEファイターたちの人生をかけた夏の大勝負がここにあり!