塚本望夢インタビュー「(試合が)久しぶりだし”負ける”って言われる試合がめっちゃ久しぶりなので、“自分がどこまでできるのか”っていう思いがある」【ABEMA presents RISE WORLD SERIES 2025】
大会情報 2025年7月30日
2025年8月2日(土)東京・大田区総合体育館にて開催されます『ABEMA presents RISE WORLD SERIES 2025 TOKYO』につきまして参戦選手のインタビューを執り行いましたのでお知らせします。
□塚本望夢インタビュー「(試合が)久しぶりだし”負ける”って言われる試合がめっちゃ久しぶりなので、“自分がどこまでできるのか”っていう思いがある」
–試合は昨年10月のFIGHT CLUB.2の伊東龍也戦以来になりますか?
塚本 そうですね。試合自体が10ヶ月ぶりですね。
–早く試合がしたくて仕方なかったですか?
塚本 早く試合もしたかったんですけど、この空いている期間に怪我を全部直しておかないといけないと思って、今までの怪我とかも全部治して、ちゃんと空きの期間を利用していました。
–計画的に体のメンテナンスに充てていた部分もあるんですね。
塚本 こんなにゆっくりできる期間がなくて、今まで騙し騙しやっていたので、そこを治す事ができました。
–でしたら今のコンディションは120%ぐらいですか?
塚本 今のコンディションは疲労が溜まって分からないですけど、試合前だなって感じがしてます。
–久々の試合が迫っている感覚はいかがですか?
塚本 久々に日サロも行って、朝も昼も夜も練習しているので、めっちゃ久しぶりにワクワクしています。
–今は3部練ですか?
塚本 月曜日だけオフで、曜日毎に色々変えているんですけど。今日で言ったら朝走って、そのまま練習していたんですけど、この後は日サロに行ってから練習します。金曜日とかは朝練習して、ボクシングに行ってフィジカルトレーニングに行ってから練習しているので4部練ですね。自分がどこまでできるのかが1番楽しみです。
–気持ちが入りまくっているじゃないですか。
塚本 久しぶりだし「負ける」って言われる試合がめっちゃ久しぶりなので、“自分がどこまでできるのか”っていう思いがあります。
–その「負ける」と言われている今回の対戦相手の花岡竜選手の事は、現時点ではどういう風に捉えていますか?
塚本 最初に言われた時も、自分が負けるとかは思っていなくて。「なんか俺だったらいけるんじゃないかな」って思っていたんですよ。色々考えていると、ジャンケンみたいな感じで最初にミスした方が負けるだろうなって感じだったんですけど、色んな人と今練習していて“俺いけるんちゃう”みたいな感じです笑。
–塚本選手のXを見ていたら「勝ちに貪欲に」と書き込みがありましたね。
塚本 勝たないと意味がないですし、勝ってこそが正義だと思っているのでとりあえず勝ちます。
–作戦はバッチリですか?
塚本 作戦を立てても違うことをしてくるのが花岡選手なので、作戦というよりは気を付ける攻撃を何個か意識しながら自分の動きをして、あとは当日リングに立って考えるって感じですね。
–今回は伊東龍也戦に続いてオープンフィンガーグローブマッチ(OFGM)になりましたけど、その辺りについてはいかがですか?
塚本 前回はあまり準備期間がなかったんですけど、少し慣れてきて打ち方もOFGMの打ち方に変えたりしてやっています。
–通常のボクシンググローブと比べたら、打ち方も変わりますか?
塚本 打ち方変わるし構え方変わるし、当て所とかも変えますね。オープンフィンガーだったらここに当ててって色々やっています。
–そこでアジャストする部分に対して慣れてきた感じはありますか?
塚本 去年の10月の時は手とかいろんな所を怪我していて、そこを治さずにやっていたんですけど、もうそれも治ってしっかり打てるし、自分の当てるポイントというのが分かって、ここで打ったら当たるよなって感じとかが掴めてきました。
–今回の試合はお客さんが想像する以上というか、想像を覆すような試合になる可能性が高いですね。
塚本 そうですね。YA-MAN選手や山口裕人選手みたいな、“打ち合って魅せる試合”というよりかは、僕と花岡選手だったらスピードでどちらかが当てて、どちらかが避けるかみたいな“スピーディーな魅せる試合”ができるかなと思っています。
–現時点では何ラウンドくらいに勝負が着くと思いますか?
塚本 僕は1ラウンド目に流れを掴んだ方が勝つと思っているので、1ラウンド目が勝負だなと自分では思っています。
–塚本選手の父親でteam Bondsの代表も務めている会長の方は、今回の試合について何か言っていますか?
塚本 今はお父さんと國枝悠太さんと石田匠さん(ボクシングトレーナー)とかと話しているんですけど、「技術はどっこいどっこいだから、あとは気持ちで乗り切れるか乗り切れないかやで」って言われているので、気持ちの勝負と言われています。
–國枝選手に言われると心強いですね。
塚本 國枝さんもこの間のタイトルマッチで安本選手に負けてしまったので、橋本道場への仇もそうですし、僕がやらないといけないなっていう気持ちがありますね。
–今までの流れを変えようという気持ちが強いんですね。
塚本 そうですね。國枝さんとかにも「望夢で変えてや」って言われるので、「僕が勝って流れを変えないと」と思っています。
–今回の試合は54kg契約でやりますけど、今後塚本選手はどこの階級で戦っていきたいとか考えはありますか?
塚本 僕は51.5kgのベルトを獲りたいんですけど体重がきついんですよ。だからベルトを獲ったらすぐに返上をして53kgに上げたいと思っているのと、51.5kgと53kgを同時でベルトを獲ってどちらのベルトも持った状態にしようと思っています。
–壮大な野望を胸に秘めているわけですね。
塚本 1月の成人式までにベルトを獲ると決めているので、ここを勝ったら早くタイトルマッチをやらせてほしいですね。
–成人式をリミットに色々野望を抱いているんですね。
塚本 とりあえずベルトを獲ったら成人式まで休んで、ちょっと遊びます笑。
–残された10代の期間に色々とやらなければいけない事が沢山ありますね。
塚本 めちゃくちゃありますね。しかも今回もいっぱい友達とかも来てくれるので、久々の試合で皆んなに悲しい顔して帰らせるのもなと思っているので、頑張ってタイトルマッチに繋げます。
–過去に何度も戦っている那須川龍心選手も、今回の試合でスーパーフライ級に転向して試合をしますけど、やはり気になる存在ではありますか?
塚本 あそこまで行ったら気にならないですね。気にならないって言ったら嘘になりますけど、そこを気にしていても変わらないし、政所選手に勝つよりも俺が花岡選手に勝ったら「チャンピオンに勝ったで」って言えるし。なので俺がタイトルマッチを言う権利はあると思っているので、花岡選手を倒したら僕は言える立場かなと思っています。
–今回のOFGMで現王者の花岡選手を倒して、その後のマイクパフォーマンスにも期待してよろしいですね?
塚本 そうですね。試合順がどうなるかは分からないけど、龍心より僕らの方が先だと思うんですよね。だからとりあえず倒してアピールしないといけないと思っています。
–最後に塚本選手の試合を待ち侘びていたファンの方々にメッセージをお願いします。
塚本 お久しぶりです。塚本望夢です。今回久しぶりに試合をするので、どれくらい成長しているかが気になると思うんですけど、皆んなが想像できないくらい強くなっているので、僕のスピードと戦いを楽しみにしていてください。