塚本望夢インタビュー「勝ちに徹して、9分間地獄の型ハメをくらわしたろうかなと思います」

インタビュー 2025年10月31日

2025年11月2日(日)東京・両国国技館にて開催する「RISE WORLD SERIES 2025 FINAL」に出場する塚本望夢選手のインタビューを執り行いましたのでお知らせします。

□塚本望夢インタビュー「勝ちに徹して、9分間地獄の型ハメをくらわしたろうかなと思います」

–試合まで10日を切りましたが、コンディションはいかがですか?

塚本 良い感じです。今日から金土日でみんなで合宿をして、最後の仕上げをするって感じですね。

 

–だいぶ顔もシュッとしてきましたね。

塚本 めっちゃ痩せました。

 

–体重は結構落ちましたか?

塚本 あと5kgないくらいですね。

 

–ここから合宿に行くんですか?

塚本 今ちょうど来ていて、この後から練習するんですよ。

 

–そうだったんですね。どちらに合宿されているんですか?

塚本 鳥取です。

 

–合宿では走り込みなどをやる感じですか?

塚本 今回は練習がメインですけど、前回の夏合宿の時は3日で100km走りました。

 

–1日30km以上も走っていたんですね。そういう意味ではフィジカルも土台がしっかりしてきたんじゃないですか。

塚本 フィジカルとボクシングを強化してきたので、楽しみにしておいてほしいです。

 

–ボクシングは石田匠さんの所に練習に行かれてますよね。

塚本 そうですね。週に2,3回くらい行っています。

 

–前回の花岡選手との試合はかなり激闘で、このまま塚本選手が勝つのかなと試合を見ていた人も多かったと思います。あの試合を振り返ってみていかがですか?

塚本 ちょっと自分に失望したというか。“俺やったらいけるんちゃうかな”みたいな感じで思っていたので、「やっぱりまだ自分ってこんなもんだったんだ」って自分の実力に失望しました。でもやってきた事は無駄じゃないなと思いました。

–あと1歩で倒せそうなシーンもありましたが、手応えとかここまでできるんだという感覚はありましたか?

塚本 ありましたね。

 

–ではあの試合は、負けて悔しいし反省点もあるけど、得るものも大きかった試合という感じですか?

塚本 そうですね。得るものも多かったし、試合をしていない時期も色々やってきて良かったなと思います。

 

–前回の試合から約3ヶ月の比較的に短いスパンでの復帰戦となりましたが、特にダメージや怪我などはなく、試合後すぐに練習も再開していたような感じなんですか?

塚本 試合の3日後くらいには練習を再開していて、次の週には合宿も行っていました。目だけ怪我していたんですけどそれ以外は特にダメージはなかったですね。

 

–今回は王座決定トーナメントという形でチャンスが舞い込んできましたが、このオファーをもらった時はどんな心境でしたか?

塚本 この前の試合が終わった時にチラッとそういう話を聞いていたので、フライ級でやるんだったらメンバーに俺が入るのが必然的かなと思っていました。

 

–数島大陸選手と松本天志選手とは、過去に1度敗れている選手とまた対戦という形になりますけど、そういう意味では1回戦の松本選手との対戦というのはどんな試合になると想定していますか?

塚本 試合をしていなかった時期もあるので、1年ぐらい勝っていないんですよ。勝利というものを1年つかめていないので、勝ちにいこうかなと思っていて、9分間地獄の型ハメをくらわしたろうかなと思っています。

 

–なるほど。ひたすら9分間動き回ってという感じですね。

塚本 はい。僕の型にハメてあげようかなと思います。

 

–今までは相手の土俵にも立って戦っていた部分があったという感じなんですか?

塚本 今まで勝ちに徹した試合って伊東龍也戦しかないので、“勝ちに徹した姿”っていうのはあまり見たことがないと思うんですけど、今回は勝ちにいこうと思っています。その辺は臨機応変にやるので、とりあえず勝ちが欲しいという感じです。

 

–まずは何が何でも自分の戦い方を徹底してやるという感じですね。

塚本 そうですね。

 

–前回松本選手と対戦したのが2年くらい前ですが、そこから印象が変わったり警戒するポイントが変わったりしましたか?

塚本 ボクシングを習い始めてから良い所もいっぱいあると思うんですけど、悪い所とか癖とかも結構いっぱいあるので、その辺は匠さんとかボクシングのトレーナーの人とかと動画を見ながら対策をしています。相手もボクシングジムに通っていると思うんですけど、教える人の癖とかも見ながら色々対策をやってきているので、その辺は特に心配ないかと思います。

 

–万全に松本選手との試合に挑める状態になっているということですね。

塚本 そうですね。

–先ほど「9分間型にハメる」と仰っていましたが、この試合は圧勝するイメージですか?

塚本 圧勝というか差をつけて勝とうと思っています。

 

–誰が見ても塚本選手の勝ちだとわかる内容になるということですね。

塚本 そうですね。

 

–ちなみに反対側のブロックからは、数島大陸選手と棚澤大空選手のどちらが勝ち上がってくると予想していますか?

塚本 普通に行けば数島くんかなと思います。ぽっと出てきた棚澤選手も皆んな強いと言っていますけど、僕は強いと思ったことがなくて。僕の後輩も1回戦って負けていたんですけど、全然勝っていたと思うし、そんなに特徴的な印象っていうのはないんですよね。だから数島くんがスパッと勝ってくるかなと思います。

 

–そこも含めて数島選手にリベンジして勝ち進んでいくのが理想ですか?

塚本 それが必然かなと思っています。自分が2人にリベンジしてベルトを巻くのが1番良い形かなと思っています。

 

–そのベルトを自分が巻く姿はすでにイメージできている状態ですか?

塚本 そうですね。一応RISEさんにお願いしたいことがあって、僕成人式が1月にあるので2月以降にタイトルマッチをしてほしいなと思っているんですよね。さすがに成人式の前後でやられると、自分もパーティー人間なので成人式は遊びたいです笑。でも僕が思うに、決勝に僕が上がったらどっちも大阪同士だから大阪大会でやっても面白いんじゃないかなと思うんですよね。

 

–成人式も来年の1月ですもんね。

塚本 1月12日ですね。そこだけ避けてほしいです笑。

 

–一生に1回のイベントですもんね。

塚本 しかも1月大会って確か18日ですよね。それだと成人式は顔がコケた状態で行かないといけなくなります笑。

 

–そこも含めてタイトルマッチの日程は社内で検討させていただきます。

塚本 お願いします。

 

–今回の試合でいつも応援してくれるファンの方は、塚本選手のどんな姿を想像して応援したらいいですか?

塚本 今回はパンチとか際の攻防というかそういうのを極めてきたので、際の小技だったりとかフェイントとか、そういうのを全体的に見てほしいのと、やっぱり「勝ちにいく」と言っても魅せてしまうので、そういう所を含めた僕の試合に注目してほしいですね。

 

–終始塚本望夢に注目してほしいということですね。

塚本 そうですね。反対側のブロックもありますけど、比べ物にならないくらいレベルの高い試合をするので期待してほしいです。

 

–最後にいつも応援してくれるファンの皆様にメッセージをお願いします。

塚本 いつも応援してくださる皆さん本当にありがとうございます。最近勝てていないので、皆んなに勝利っていうのを届けてしっかり勝って皆んなで帰れたらいいなと思っているので、当日は会場とABEMAで応援をお願いします。

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