中村拓己さん見どころコラム「怖いものなしの棚澤と悔しさを知る松本の王座決定戦。旗揚げ記念日興行で見せるRISEの王道」=RISE196 -RISE 23rd Memorial event-
大会情報 2026年2月20日
来る2026年2月23日(月・祝)東京・後楽園ホールにて開催される「RISE196 -RISE 23rd Memorial event-」につきまして、中村拓己さんの見所コラムを公開します。

「怖いものなしの棚澤と悔しさを知る松本の王座決定戦。旗揚げ記念日興行で見せるRISEの王道」=中村拓己さん見どころコラム
今や恒例となった2月23日に開催される旗揚げ記念日興行。3年前の20周年記念となった2023年は「RISE165」&「RISE166」として昼夜興行が行われ、出場4選手が全員高校生というRISE NEW WARRIORS フライ級(-51.5kg)トーナメントを実施。2024年は出場26選手中16選手が25歳以下、5選手が10代という今後のRISEを担う選手たちが集まる大会となった。
そして今年のメインイベントには那須川龍心が返上したRISEフライ級王座をかけたトーナメントの決勝戦=18歳・棚澤大空vs21歳・松本天志という若いファイター2人による王座戦がマッチメイクされた。新世代ファイターたちの躍進が目覚ましいRISEらしいカードではあるが、ここまでの両者の道のりは対照的だ。
2024年4月にプロデビューした棚澤はデビューから6連勝を飾り、2025年5月のRISE初参戦となった末國龍汰戦では鮮やかな右ハイキックで末國をマットに沈めてインパクトを残す。さらに8月のRUF presents 200万総取りトーナメント GACHI!!では酒寄珠璃と麗也を下してトーナメントを制覇。11月からスタートした王座決定トーナメント一回戦では第2代王者の数島大陸を撃破し、11戦11勝と無敗のままベルトに手をかけた。
対する松本は2021年8月に17歳でプロデビューし、2023年に前述のRISE NEW WARRIORS フライ級トーナメントで空龍と塚本望夢に勝利して優勝を果たす。しかし同年10月の第2代RISEフライ級王座決定戦では数島に判定負けすると、続く2024年3月の那須川龍心戦にも敗れてキャリア初の連敗を味わう。
再び勝ち星を積み重ね、昨年の旗揚げ記念日興行で数島とのリベンジマッチに挑むも、ここでも数島の壁を超えることが出来ず涙をのんだ。そこから松本は立ち上がり、6月の平山裕翔戦を挟み、王座決定トーナメント一回戦で塚本とのリマッチに勝利して決勝進出を果たした。
ここまで負け知らずで怖いものなしの棚澤が無敗のままベルトを巻くか。それとも目の前でベルトを逃す悔しさを知る松本が悲願の王座奪取を成し遂げるか。今回のタイトルマッチは2人がこれまでのキャリアで培ってきたものをぶつけ合うような戦いになるだろう。
セミファイナルは王座返り咲きを目指す元王者の梅井泰成と2度目の王座挑戦&初の王座戴冠を狙う大森隆之介によるフェザー級王座次期挑戦者決定戦。プライベートでも親交がある両者だが「自分の目標や夢に対して、そいつを倒さないといけないんだったら、引き下がってもらうしかない」(梅井)、「お互いの磨いてきたものをぶつけるだけ。普通に自分の力を出せば倒せる」(大森)と目の前の相手を踏み台にすると宣言する。
第9試合の麻火佑太郎vs木村“ケルベロス”颯太は約4年ぶりの再戦。前回の対戦ではケルベロスが勝利を収めているが、この敗戦以降の麻火がGLORY×RISE世界トーナメント出場や白鳥大珠との王座戦を経験するなどトップファイターの仲間入りを果たす一方、ケルベロスは今一つ突き抜けきれないでいる。麻火が過去の敗戦にけじめをつけるか、ケルベロスが今の立ち位置を逆転させるかがテーマの試合だ。
この3試合以外には翔vs戸井田大輝のランカー対決やStand up King of Rookie優勝者を交えた試合(松下竜之助vs有井渚海・水野夢斗vs正木翔夢・福井萌矢vs堀本祐惺)があり、前半戦にはRISE Nova=RISEのアマチュア大会出身者の試合が続く。
それぞれ異なるキャリアを積んできた選手たちがリングに立ち、チャンピオンの座を目指してぶつかり合って勝ち負けを決める。そんな勝敗のコントラストが格闘技の醍醐味であり、それを見せてきたのがRISEだ。今年の旗揚げ記念日興行は改めてRISEが歩む王道が何かを示す大会と言えるだろう。
≪RISE196決定試合順≫
▼メインイベント[第11試合] 第4代RISEフライ級(-51.5kg)王座決定戦 3分5R延長1R
棚澤大空(TEAM TEPPEN/同級1位、第7代DEEP☆KICK-53kg王者、RUF presents 200万総取りトーナメント GACHI!! スーパーフライ級 優勝)
松本天志(TARGET SHIBUYA/同級3位、RISE NEW WARRIORS フライ級トーナメント優勝)
▼セミファイナル[第10試合] フェザー級(-57.5kg)王座次期挑戦者決定戦 3分3R延長1R
梅井泰成(Mouton/同級3位、第4代RISEフェザー級王者)
大森隆之介(EX ARES/同級4位、バンタム級1位)
▼第9試合 スーパーライト級(-65kg)3分3R延長1R
麻火佑太郎(PHOENIX/同級2位)
木村“ケルベロス”颯太(心将塾/同級7位)
▼第8試合 フェザー級(-57.5kg)3分3R延長1R
翔(REVOLT/同級5位)
戸井田大輝(TOP LEAD GYM/同級7位)
▼第7試合 フェザー級(-57.5kg)3分3R
松下竜之助(Team +1/Stand up King of Rookie 2022 -57.5kg級優勝)
有井渚海(team VASILEUS)
▼第6試合 フライ級(-51.5kg)3分3R延長1R
水野夢斗(TEAM TEPPEN/同級12位、Stand up King of Rookie 2024 -51.5kg級 優勝)
正木翔夢(OISHI GYM)
▼第5試合 バンタム級(-55kg)3分3R延長1R
福井萌矢(建武館/同級14位、Stand up King of Rookie 2021 -55kg級優勝)
堀本祐惺(TRY HARD GYM/STRIKE NEXUS初代スーパーバンタム級王者)
▼第4試合 第2試合 スーパーフェザー級(-60kg)3分3R
白鳥光希(正道会館KCIEL)
堀 佑太郎(IDEAL GYM/2024年Amateur RISE Nova全日本トーナメント-65kg級優勝)
▼第3試合 スーパーフライ級(-53kg)3分3R
小野琥大(TARGET/2025年 RISE Nova全日本大会 ジュニア-55kg級優勝)
内山朋紀(TEAM+1/2018年全日本学生キックボクシング連盟フライ級王者)
▼第2試合 アトム級(-46kg)3分3R
まりも(NEXT LEVEL渋谷)
小西江美香(CYCLONE GYM)
▼第1試合 フライ級(-52kg)3分3R
毬那(Y’ZD豊見城GYM)
奥村樹里(HAYATO GYM/2024年RISE Nova全日本女子トーナメント-57kg級優勝)