大﨑孔稀「全ての予想を覆して僕が世界チャンピオンになる姿を皆さんにお見せするので、会場でリアルな熱や音を感じてほしいです」
大会情報 2026年3月18日
2026年3月28日(土)東京・両国国技館 にて開催されます『RISE ELDORADO 2026』に参戦する志朗選手のインタビューを公開します。

◇大﨑孔稀インタビュー
「兄弟同時世界王者よりも、志朗選手に勝って世界ベルトを獲りたいという思いの方が強い」
「全ての予想を覆して僕が世界チャンピオンになる姿を皆さんにお見せするので、会場でリアルな熱や音を感じてほしいです」

–かなりパワフルなミット打ちを公開練習で披露していましたが、調子はいかがですか?
大﨑 怪我もないしいつも調子は良いので変わらずって感じです。
–志朗戦に向けて沖縄合宿にも行かれていたみたいですが、きつい内容だったみたいですね。
大﨑 めっちゃきつかったです笑。マジでキツくて、2日目くらいに“残りあと2日もあるのか”って思ってしまうくらい走りこみで追い込まれました。
–どちらかと言うとラントレって感じだったんですか?
大﨑 メインはそうですね。砂浜でフィジカルトレーニングをやったりラントレをしたり。夜はスパーリングをしていました。
–大石会長が「かなり調子良い」と自信満々に仰っていましたけど、今は身も心も高まってきている時期ですか?
大﨑 もう2,3週間くらいなので、今週と来週で仕上がります。
–RISEで年間を通して1番大きい大会のELDORADOで念願だった志朗選手との世界タイトル戦が決まりましたけど、今の率直な思いを聞かせてください。
大﨑 正直言うと“舞台が”と言うよりも“志朗選手にリベンジできる”という所と、世界タイトルっていうところにすごく意味を感じています。その中で1番良い舞台をRISEが用意してくれたという所は素直に嬉しいです。
–世界のベルトっていう部分では、どんな思いを持って挑戦しますか?
大﨑 そもそもRISEのベルトってすごく価値がある中で、志朗選手がそのベルトの価値を高めてくれている状況ではあるので、それを獲りにいけるっていう事はベルト以上の価値があるのかなと思います。
–追いかけ続けてたどり着いた志朗戦だと思うのですが、ここまで一途に追いかけられるのは恋愛などでも同じですか?
大﨑 一歩間違えればメンヘラなんじゃないかっていうぐらい追いかけましたね笑。でもそれだけの思いがあって、負けてから3年半やってきていますし、言えるだけのものを持ってきたからこその発言もしていますし、それがやっと届いたかなっていう風には思っています。

–RISEからも色々な課題を突きつけられて、決して楽な道のりではなくたどり着いた世界タイトルだと思うんですけど、この期間で最も進化した部分はどんな所ですか?
大﨑 全部レベルが上がっているって言えるぐらい自信があるので、1個に絞るのは難しいですね。でもあの時にダイレクトリマッチとかにしなくて良かったなと今は思えます。心技体の全てを揃えるのに3年半で色々な経験を経たと思っているので、だからこそ今のタイミングがベストなんじゃないかなと思います。
–色々な試練を課せられた部分は、むしろ力になっていると捉えていますか?
大﨑 今までもそうなんですけど、全部の試合に意味があると思っています。だから負けてからの過程もそうですし、チャンピオンになってからの与えられた過程も“全てが今度の試合のため”っていう風に思っているので、色々な状況が試合中に起きて、想像できない事も絶対にあると思うけど、それに動じない試合をこなしてきたからこそそこで経験してきた事が出るのかなと思います。
–お兄さんの大﨑一貴戦選手も、世界を獲るまで同じような状況で色んな課題をクリアしてきてここまできていますが、大﨑兄弟的にRISE厳しいなって思う時はありますか?
大﨑 それは思います笑。思いますけど結果が全てで、それに意味があったと思っているので、RISEからの愛だと思っています。それをこなしてきたからこそのタイトルマッチの面白さだったり、勝敗とか含めて色々関係してくると思うので、このタイミングで良かったかなと思います。
–今の志朗選手というのは、孔稀選手から見てどのように映っていますか?
大﨑 今-55kgで色々なチャンピオンがいますけど、僕は志朗選手が隙もなくて1番強いと思っています。それに勝てるのは僕しかいないと思って今回の試合に臨むので、そういう部分でも色々な方の志朗選手に対しての幻想を崩したいです。
–前回対戦した時の志朗選手よりも今の志朗選手の方が強いと想定して挑みますか?
大﨑 前よりも強いなと思うし、より固くなった印象がありますね。
–先ほども仰っていたように、隙がなくミスの少ない選手だと思うんですけど、そこの隙をどのように作っていくかなど、そういったプランを考えながら練習に取り組んでいるような状態ですか?
大﨑 色々なパターンがこの試合にはあると思いますし、前回と違って5ラウンドという所もポイントかなと思っています。もちろん普段から倒すために練習していますけど、簡単に倒れるとは思っていないですし、どういう展開でも勝てる準備はしてきているので、とにかく勝つために今やっています。向こうがどう来るかよりも、僕が僕なりの試合をしたいし、僕が勝つために自分のやりたい事をやれるように作っていっています。それが出れば自ずと勝てるかなと。
–自分のペースを崩されないような戦い方をしたいですか?
大﨑 そうですね。とにかく自分とセコンドを信じて、5ラウンドでも6ラウンドでも戦い抜くっていうことをずっとやってきているので、途中で色んな展開があると思うんですけど、それでもやってきた事を信じて戦い抜こうかなと思っています。
–お兄さん(大﨑一貴)はスーパーフライ級の世界チャンピオンですけど、兄弟で世界タイトルを持つことに対して思いがあれば聞かせていただきたいです。
大﨑 この先現れないんじゃないかなっていうぐらいの偉業じゃないですか。でもそれって僕が獲らないと達成できないし、それが目の前にある状況で何がなんでも獲らなければいけないなとは思っています。でも、そこに関してのプレッシャーは正直今は感じていないんですよ。今は兄弟同時世界王者っていうよりも、志朗選手に勝って世界ベルトを獲りたいという思いの方が強いので、とにかく志朗選手に勝ちたいです。
–最近“世代交代”的な事も仰っていたと思うのですが、今まで那須川天心選手や志朗選手、原口健飛選手などが牽引してきたRISEをこれからはご自身で引っ張っていくという思いがあるんですか?
大﨑 それは常々思っていて、実力で言うとそこに引けを取っていないくらいの強さが僕にはあると思うので、それを証明するためにも今回の試合は勝たないと、いつまで経っても志朗選手の2番手になってしまうので。だからこそ世代交代じゃないですけど、勝てば僕が1番って自信を持って言えますし、そういう所を含めてとにかく勝ちたいという思いが強いですね。
–志朗選手と戦う上で、どういう練習を重点的にやっていますか?
大﨑 練習メニューとしては、スパーリングは基本ボクシングが中心で、出稽古に行かせていただいたりとかしています。ジムではタイ人のトレーナーが2人いるんですけど、1人はムエタイベースで強度メインの練習と、もう1人は日本歴が長くて日本にアジャストしたミットを持ってくれているので、基本的にはその2人のミットと会長の作戦を考えたミットをやっています。2人のタイ人のトレーナーが3ラウンドずつミットを持って、会長が5,6ラウンドミットを持って、あとは自分で追い込みをやったりジムのメンバーでスパーリングやマスをやったりとかしています。基本的には会長の作戦をとにかく高めていって、それを自分で実践していく感じです。

–じゃあ会長と孔稀選手の頭の中では、こういう風に倒すっていうルートは見えているという感じですか?
大﨑 そうですね。こういう技を当てて倒すっていうのもあるし、当たらなかった場合のことも考えているので、色々なパターンを考えてやっています。
–この試合が決まるまでに志朗選手に向かってトラッシュトークを仕掛けたりしたこともあると思うのですが、試合が決まってからはくだらない言葉のやり取りはいらなくなりましたか?
大﨑 もういらないんじゃないですかね笑。決まるまで言っていたのは、言わないと相手にも周りにも伝わらないじゃないですか。それに僕は言えるだけのものを持っているから言うんですよ。例えばデビュー戦の-55kgの選手が僕や志朗選手の名前を出しても、こいつ何言ってんだってなるんです。だけど僕はベルトを獲ってから、次は誰だってなった時に世界チャンピオンの志朗選手がいるわけで、そこを目指さなければいけなかったので言い始めたんですよ。言えるものを持っている自信があるから言うんですけど、決まった以上は言う必要がないし、あとは結果を見せるだけっていうのは自分では思っているので、今さら言う必要はないかなって感じです。
–あとは拳で示すだけだと。
大﨑 今更口で言ったところで、結果が全ての世界なので。当日に分かる事ですし、僕の方が強いっていうことを皆さんに見せられれば良いかなと思っています。
–鈴木真彦選手に勝ってバンタム級のベルトを戴冠してから今回の試合までの期間というのは長く感じましたか?
大﨑 いつもなんですけど、いざ来てみると早いなって本当に思いますね。そこまで行くのってゴールが決まっていないので、試合をこなしていってやっと近づいてくるんですけど、いつ決まるかが分からないじゃないですか。そういう部分では「早く次やりたいな」とか「次でいいよ」とか思うんですけど、いざ来てみるとこの3年半はすごく濃かったなと感じます。だから早いか遅いかで聞かれると答えはないんですけど、過ごしてきた期間には意味があると思っています。そういう意味では1番良いタイミングと環境で決着がつけられるんじゃないかなと思います。
–志朗選手に勝った暁には、RWSでのお兄さんの仇を打ちたいという気持ちはありますか?
大﨑 仇とか関係なく本当に強いやつとやりたいですね。それに尽きます。志朗選手がゴールではないと思っているので、世界を見た時に色々なタイプの強い選手がいて、どんどん新しい選手が出てくるじゃないですか。そういう強いと言われている選手とやりたいっていうのが1番で、ルールはなんでも良いって感じです。それがRWSだったらそっちも行きますし、RISEルールでって言うならそっちもやりますし。どういう環境でも強いやつは強いのでそれを見せたいです。「このルールだと強いけど、こっちのルールだと」っていうのが嫌でルールに捉われたくないので、だったらそっちのルールで勝てば文句ないでしょっていう。それを証明したいです。それが今RWSと提携した事でムエタイルールも入ってきた中で、どっちのルールでっていう問題が出ると思うんですけど、僕は全然そっちに行くぞっていう感じです。それで勝てば文句ないじゃないですか。だから本当に強いやつとやりたいです。
–それはONEのオープンフィンガームエタイでも関係ないですか?
大﨑 僕は全然本当にこだわりがないんですよ。ONEのオープンフィンガームエタイが世に出てきた時も、オープンフィンガーに対して抵抗はなくて、むしろ倒せんるんじゃないかっていう考えの方がありました。だから別になんでもいいです。
–志朗選手がKO負けをしているのがタイでの試合だけだと思うのですが、今回は5ラウンドまで行くのは確実と考えていますか?それとも倒すことを考えていますか?
大﨑 常々倒したいと考えています。相手とか関係なくどの試合でも倒して勝ちたいです。でもそうさせてくれないのが志朗選手なので、そのパターンも考えておかないと倒せないし、倒すために全振りしてしまうと倒せなかった時にズルズルいってしまうので。前回はそれで延長戦でポイントを取られて負けているので、そういう負け方を今回は絶対にしたくないので、どのパターンでもいけるように倒すための準備もしています。技の精度を上げたり当たれば倒せるような技を何個も用意しているんですけど、それで倒せなくてもその技を起点に流れが変わってくると思うので、そういう意味でも作戦を練って高めている状況なので、試合を楽しみにしてほしいですね。
–最後にファンの皆さまにメッセージをお願いします。
大﨑 3月28日はいよいよだなと自分自身でも思っています。皆さんもどっちが勝つんだろうってすごく楽しみにしてくれているんじゃないかと思っています。色々な予想があると思うんですけど、全ての予想を覆して僕が世界チャンピオンになる姿を皆さんにお見せするので、まずは会場に来てほしいです。会場でリアルな熱や音を感じてほしいですし、これ以上のカードはないって自信を持って言えるカードだと思うので、皆さん会場に来てください。そして僕が世界チャンピオンになる所をお見せするので応援をよろしくお願いします。
【大﨑孔稀対戦カード】

メインイベント[第12試合] RISE世界バンタム級(-55kg)タイトルマッチ 3分5R延長1R
志朗(王者/BeWLLキックボクシングジム)
大﨑孔稀(挑戦者/OISHI GYM/第8代RISEバンタム級王者)