笠原弘希インタビュー 「シュートボクシングのトップ対RISEのトップはどっちが強いか、白黒つけます」
大会情報 2026年3月25日
2026年3月28日(土)東京・両国国技館 にて開催されます『RISE ELDORADO 2026』に参戦する笠原弘希選手のインタビューを公開します。

笠原弘希インタビュー「シュートボクシングのトップ対RISEのトップはどっちが強いか、白黒つけます」

–コンディションは仕上がってきていますか?
笠原 7割仕上げくらいですけど、ここから一気に仕上げていきます。
–昨年11月に白鳥大珠選手と戦った後、今年の2月14日にホームのシュートボクシングでの試合も挟みましたけど、試合を挟んだことは今回の試合のコンディションに良い影響はありますか?
笠原 コンディションを意識して試合をさせてもらったので、良い方向に向いてます。
–沢山試合をした方がコンディションは良くなるタイプですか?
笠原 2,3ヶ月に1回必ず試合があったので、試合をいつも通り挟んでおいた方が良い動きはできるかなと思います。
–トーナメントなので当たり前かもしれないですが、前回に続きRISEの強豪との組み合わせになりましたけど今回はどうですか?
笠原 前回白鳥選手と戦わせてもらって勝利して、今回はRISEの看板選手の原口選手まで辿り着けました。僕も3年間ずっと戦いたいと言ってきた選手なので、ここに辿り着けたことは僕にとっても3年間のストーリーもありますし、この戦いに気持ちを込めています。
–3年間原口選手を追い続けるようになったきっかけやこの戦いに込める気持ちについて教えてください。
笠原 原口選手と戦いたいって言っていたんですけど3年間戦えなくて、でも原口選手は日本で1番強いって言われていて、世界とも戦っている姿を見ていました。僕は3年間ずっと“戦ったら勝てる”と思っていて、そう思っていた相手が世間の評価では1番強いとされていたので、そこを塗り替えてやりたいという思いでした。
–だとしたら今回は世間の評価を覆す絶好のチャンスという事になりますか?
笠原 そうですね。絶好のチャンスだと思います。
–今の原口選手についてはどのような選手だと見ていますか?
笠原 彼は4年間ずっと海外勢と対世界で戦ってきていて、日本人で相手がいないほどレベルの高い選手ですし、本当に世界の選手の中の1人だと思っています。
–そんな選手に対して自分の勝機を見出すしたらどのような部分になりますか?
笠原 気持ちだったりここぞという時の勝負強さだったり、ずっと言ってきた僕の負けない部分で勝負していきたいです。
–白鳥選手との試合の時には勝負強さが出たが故に勝てたという事ですか?
笠原 だと思うんですけど、あの時は無で戦っていたので、それが良い方向に動いたなと思っています。
–今回も無で挑みますか?
笠原 無で挑みます。今言っていたように3年間追い続けてきたから、感情が高まって試合に挑んだら大きな隙を生む原因になるので、無の感情で挑みたいなと思っています。
–シーザージムの周囲には今公開練習でミットを持ってくれたダムさんをはじめ、戦略家の方々が沢山いますけど、どんなアドバイスを受けていますか?
笠原 アドバイスは受けていないですね。今まで自分が培ってきた、対戦してきた選手だったり重ねてきた試合を思い返して、自分なりに戦略を組んで自分だけの作戦で行こうかなと思っています。

–その作戦は定まっているんですか?
笠原 ほぼ定まっていますね。さっき仕上げで言うと7割と言ったのと一緒で、その作戦とコンディションが同時に仕上がってくると思います。
–最終的には何通りくらいの倒せるパターンを思い描いているんですか?
笠原 いつもそんな事考えずに戦っているので、ここぞという時を今までの経験で見逃さないようにしたいです。
–こういう大一番を迎える時は、笠原三兄弟の弟2人からは何か言われることはありますか?
笠原 今週で言うと、僕が疲労が溜まり過ぎた状態でスパーリングをしたんですけど、それを弟たちが見ていて「ちょっと追い込みすぎじゃない?」とか「こういう所がいつもと違うよ」って伝えてくれるので、そういうアドバイスはしっかり受け取っています。
–それは子供の頃からお兄さんの動きを見てきたからこそ指摘できるんですかね?
笠原 自分も動きに納得がいかなくて悩みもあったりしたんですけど、疲労とか仕上げ方とか力の入り具合は近い人にしか分からないと思うので、明確に受け取っています。
–逆に笠原三兄弟の中で衝突する事はあるんですか?
笠原 三兄弟全員の意見ってやっぱり違うものが出てくるんですけど、僕自身もそうなんですけど皆んな良いものだけしか取らない性格をしているというか笑。だから良いものは受け取って合わないと思ったら取り捨ててみたいに、皆んなが取捨選択できているので良いと思います。
–先ほど原口選手を3年間追いかけてきたという話がありましたが、勝てると思った理由やどの辺が自分の方が強いと思ったか教えていただけますか?
笠原 元々格闘技は1番になりたいと思って始めたので、その頃から原口選手は日本で1番上に立っていた選手なんですよ。だからずっとやりたいなと思っていましたし、この人が1番上だったら勝てば俺が日本一だろうという思いで追いかけていました。
–勝機を見出すなら勝負強さでというお話がありましたが、技術的に原口選手とご自身を比べた時に上回っている所はありますか?
笠原 技術的な所だと、本当に認めた上で彼の方が上じゃないですかね。だから技術的な所では彼の方が上だからこそ、他で穴を見つけるんです。
–格闘技というのは技術で例え劣っていても、その分上回れる要素がいっぱいあるという事ですね。
笠原 そうですね。技術的な面で言うと、格闘技って技だけが技術的な面ではなくて、精神的勝負も技術になると僕自身は実感しているんですよ。精神的な面で例を挙げましたけど、他にもいろんな所で勝機は見つけています。
–原口選手とリング外で個人的に話した事とかはありますか?
笠原 前回の白鳥選手との戦いが終わった後に隣に座って話したりはしました。
–そこで何となく原口選手の人間性みたいなものを感じられたりしましたか?
笠原 ちょっと喋ったくらいなので人間性はそんなに感じていないです笑。ただファイターは皆熱い人だと思っているので、熱い男なのかなと思っています。
–前回のシュートボクシングでの試合前に、海人選手がシュートボクシングを離れた後は笠原選手が背負っていくと言う意気込みが聞かれていたんですけど、今回もそのシュートボクシングをアピールしていくという思いはありますか?
笠原 当然シュートボクシングを背負って出るので、アピールというよりは僕が勝ってシュートボクシングを盛り上げられたら良いなと思っています。

–じゃあ引き続き優勝を目指していくという事ですね。
笠原 僕がここで勝って優勝すれば、“シュートボクシングの”笠原弘希が1番だという事に変わりはないので、優勝を目指して突っ走ります。
–カード発表会見の時に原口選手から「胸を貸すけど叩き潰す」みたいな、格が違うというような発言があったと思うんですけど、それを聞いた時は率直にどう思いましたか?
笠原 PVでも戦ってきたレベルが違うと言っていましたけど、確かにRISEルールでは1番強い男かもしれないけど、そこに首相撲や肘があったらレベル的にはどうなんだって話じゃないですか。僕は今回RISEさんに出させてもらって、RISEルールでもいけますしムエタイルールで首相撲と肘ありでもいけますし、どんな相手でも僕は戦ってきた自負があるので、レベルの差は本当に感じていないですし、僕も本当に強い選手と戦ってきたのでそこだけは舐められたくないって思います。だから「叩き潰す」と会見では言ってくれましたけど、僕が叩き潰します。
–笠原三兄弟の皆さんそうですけど、色々な団体に出てもシュートボクサーって強いなという印象があります。その根底には投げや肘ありなど、何でもできる練習をしているという所がシュートボクサーの強さのもとになっていると感じますか?
笠原 何でも練習しているのもそうなんですけど、小さい頃から投げだったり首相撲だったり肘だったり、やれる事はやってきているからですかね。肘ありで実際にタイに行って試合をしたこともありますし、そういった事ってシュートボクサーだからできる事だと思っているし、そういった環境に置かれて自分はトップを走っている自信があります。
–構図としてはRISE vs シュートボクシングという見られ方をすると思うのですが、シュートボクシングを背負って負けられない1戦になりますか?
笠原 もちろんですね。シュートボクシングのトップ対RISEのトップはどっちが強いかですね。白黒つけます。
–最後にファンの皆さまにメッセージをお願いします。
笠原 シュートボクシングの笠原弘希です。今回の-65kg世界トーナメントでは準々決勝で原口選手と対戦します。僕も原口選手に対して熱い気持ちで全力で叩き潰しにいくので、皆さん応援よろしくお願いします。
【笠原弘希対戦カード】

第9試合 GLORY×RISE LAST FEATHERWEIGHT(-65kg)STANDING TOURNAMENT 3分3R延長1R
原口健飛(日本/FASCINATE FIGHT TEAM/ISKA世界ライトウェルター級王者、第6代RISEライト級王者)
笠原弘希(日本/シーザージム/第3代SB日本ライト級王者)