「メインは女子版RISE×RWS=宮本芽依vsパヤーフォン、混迷のライト級の新王者は奥山か?塩川か? これがRISEの“イベント力”だ」=中村拓己さん見どころコラム

大会情報 2026年4月24日

来る2026年4月26日(日)東京・後楽園ホールにて開催される「RISE197」につきまして、中村拓己さんの見所コラムを公開します。

先月末にRISE年間最大のビッグマッチ=「RISE ELDORADO 2026」を終え、初めてのナンバーシリーズとなる今大会。ELDORADOはRISEのタイトルマッチを筆頭に、GLORY×RISE LAST FEATHERWEIGHT(-65kg)STANDING TOURNAMENT準々決勝、RISEvsRWS(ラジャダムナン・ワールド・シリーズ)、夢の日本人の対決というRISEの“現在”が詰まったラインナップとなったが、今回のナンバーシリーズもRISEらしいバラエティさと王道を行くカードが並んでいる。

RISEとRWSのクロスプロモーションは昨年12月の大﨑一貴のラジャダムナンスタジアム王座挑戦を皮切りに、ELDORADOでは白鳥大珠と中村寛がRWS勢を迎え撃ち、4月には大﨑に続いてチャド・コリンズがラジャ王座に挑戦するなど、トップ選手たちが団体・ルールをまたいで戦う形で交流が続いている。今大会のメインイベント=宮本芽依vsパヤーフォンはその流れで実現した一戦だ。

宮本は昨年5月に第4代RISE QUEENミニフライ級王者となり、プロ戦績は7戦7勝と無敗記録を更新中。現在のRISE女子を代表する選手として、満を持してvs世界に打って出る時期がやってきたと言える。対するパヤーフォンは2022年6月に初代K-1 WORLD GP女子アトム級王者となり、RWSに主戦場を移してからは初代ラジャダムナンスタジアム認定女子ミニマム級王座も戴冠し、RISE×RWSのクロスプロモーションに合わせて久々の来日が決まり、RISE初参戦を果たすことになる。

RISE×RWSの試合は相手のルールに乗り込む側の選手がどれだけルールに適応できるかがポイントとなる。パヤーフォンはムエタイファイターながらK-1ルールでの実績があり、ムエタイと並行してアマチュアキックボクシングの大会にも出場するなど、ヒジ・首相撲なしのルールへの適応力は高い。さらにRISEはワンキャッチ・ワンアタックが許されるルールで、掴んでからの攻撃も1回は認められるため、ムエタイ&キック二刀流のパヤーフォンにとっては存分に自分の持ち味を発揮できるルールでもある。宮本にとってRISEルールであってもパヤーフォンは過去最強の相手。宮本が世界と戦っていける選手であるかどうかが試される戦いだ。

セミファイナルでは空位のRISEライト級王座をかけて同級1位・奥山雅仁と同級3位・塩川琉斗が拳を交える。前王者の中村寛がタイトルを返上して混戦模様だったライト級で抜け出したのが奥山と塩川で、記者会見やSNS上で2人は独特(?)のやりとりを続けて注目を集めている。ここでどちらかが新王者としてベルトを巻くことになるが、王者として頭一つ抜けた存在になれるのか。それとも変わらず混沌のままになるのか。今後のライト級の景色が見えてくる王座決定戦になった。

那須川龍心がベルトを巻いたスーパーフライ級では数島大陸vs麗也と塚本望夢vs伊藤琉之助が組まれた。龍心と同じくフライ級で戦ってきた選手たちがスーパーフライ級に階級を上げる形となり、熾烈なサバイバルマッチが繰り広げられることになる。また下半期に予定されているRISE WORLD SERIES 55kg Tournamentに向けて堀本祐惺が加藤有吾に挑む下剋上マッチや辻井和花と桃花シンデレラによる女子アトム級の挑戦権争いにつながる対戦など中味の濃いカードが並んでいる。

ELDORADOの約一カ月半後の大会で外国人選手を交えたビッグマッチ、王座決定戦、実力者揃いのカードを並べることが出来るのはRISEの選手層の厚さの現れ。この日はRISEの“イベント力”を感じる大会になるだろう。

大会情報はこちら