原口健飛インタビュー「今回の大会で1番盛り上がる」=6.6(土) EBARA WAVE ARENA おおた
大会情報 2026年5月31日
来る2026年6月6日(土)東京・EBARA WAVE ARENA おおた(大田区総合体育館) にて開催されます、『OURO presents RISE WORLD SERIES 2026』につきましてGLORY×RISE LAST FEATHERWEIGHT(-65kg)STANDING TOURNAMENT準決勝でYURA選手と対戦する原口健飛選手のインタビューを公開。

■原口健飛インタビュー「今回の大会で1番盛り上がるし、お互いにリスペクトを込めてする試合っていうのはほんまに良いもの。俺たちの生き様をしっかり見てほしい」

–先月の4月9日に28歳になられたんですね。
原口 そうですね。もう歳です(笑)
–何か心境の変化はありましたか?
原口 歳で言うとそんなにですけど、RISEでベテランの方なんだなってのを感じましたね。俺も若い時はあったし、今回の対戦相手がYURAくんっていうのもあるので余計にここまで来たのかっていう感じにはなりましたね。
–プロキックボクサーとしてのデビューが2017年なので、キックボクサーとしての活動がちょうど10年になるんですね。
原口 2017年の6月なのでちょうど今年で10年ですね。
–良い節目じゃないですか。
原口 そんなことはあまり考えたくないですけどね(笑)。
–大きな節目に結果を残したら、それはそれで大きな達成感があるんじゃないかなって思ってしまいますよ。
原口 いろいろなチャンスをもらいながら失敗して、今回で取れれば全部失敗したのも良かったじゃないけど、そういう失敗があったから優勝できたと思えるはずなので、そうなったら良いなと思いますね。
–いま失敗したとお話がありましたが、負けた試合からも得たものは大きかったですか?
原口 結構ありますね。でもGLORYで負けた時は正直どうしていいのか分からなくて、あまり得るものはなかったと思います。やっぱりチャド・コリンズとの試合で得るものが大きかったですね。
–自分の進退を考えたり、これからどうしようかと色々悩んだりもしたんですか?
原口 進退で言うと退は考えてなかったんですよ。進にはどうしたらいいかしか考えていなくて。ただチャドに負けた時チャドに勝つためだけに準備をしていたんですよ。それって悪いことではないと思うんですけど、結局自分自身がどうなりたいかっていうのを忘れていて、チャド戦に勝つことだけを考えて練習していたんですよね。チャドはこうだからこうとか、こう来るからこうって感じに。あくまでその試合が終わりみたいな、目的がこの試合だけになってしまったので、自分の考えとか自分の良さとかも全部練習から消してしまったなっていうのをその時に知りました。自分がどうなりたいかっていう途中に試合はあるべきだと思うので、チャドの時はよりそういう風に感じましたね。やっぱり勝つのは大事だけど、自分がどうなりたいか、自分がどういう風になりたくてキックを始めたのかっていうのを原点に帰って再認識できたので、だから良い意味で対戦相手のことばかりを考えないようになりましたね。
–そうした中で迎えたチャド戦ですが、原口選手が倒しそうな場面もありましたよね。
原口 そこでもっと自分自身というか、自分の本能を信じてやれば良かったよねっていう話なんですよね。自分を信じれずに「練習通りにやろう、練習で決めたことだけをやろう」っていう風に考えていたから、作戦というかとにかく練習でやったことを出そうっていう感じになっちゃいましたね。
–今回の準決勝のYURA戦ではその本能のまま戦いますか?
原口 もちろん本能でも戦いますけど1,2割というか、YURAくんの良い所と悪い所を把握しつつ、そこをベースに置きながら自分の成長を考えて練習に取り組んでいます。イレギュラーは絶対に起きるし、YURAくんはこうっていう決めつけができないから、映像で分かるようにパンチ力がすごいあってスピードも速いっていうのは誰が見ても分かる所なので、そこだけはベースに置きつつ後はなるようになるよねっていう感じでやっています。
–JTT(JAPAN TOP TEAM)で一緒に練習したというのはアドバンテージにはならないですか?
原口 お互いにたぶん何もならないと思いますね笑。YURAくんもその時はBreakingDownが主だったので、オープンフィンガーグローブしてたし、全然違いますね。
–それからの成長の度合いも早いっていうことですね。
原口 早いしあの子はめちゃくちゃ真面目なんですよ。BreakingDownだから色々なイメージがあると思うけど、あの子は格闘技が好きでほんまに強くなりたいっていうのがしゃべっていても分かるし。だからあの若さでその志を持っているっていうのは凄いですよね。仮にこの試合で僕に負けても、もっともっと強くなっていくと思うし、世界でも戦っていけるだろうという風に感じています。
–では今回の準決勝ではリスペクトを持って倒すことになりますか?
原口 向こうはたぶんリスペクトを持って倒すんだと思うんですよ。YURAくんは僕の強さにリスペクトしてくれていて、だから「やっぱり原口選手強かったけど勝っちゃった」っていうよりかは「やっぱり原口選手強かったね」って言ってもらえるようにしたいなと思います。良い意味でずっとリスペクトを持ってもらいたいので、やっぱりまだ届かなかったなっていうくらいの感じで勝てれば良いなと思います。
–自分の勝ちパターンは何通りかイメージできていますか?
原口 色々な想定はしているんですけど、いつも通り色んなパターンを考えてはいますね。逆をいえば自分の負けパターンも考えているし、だからこそ色々な想定はできているので良いイメージができています。
–もう一方の準決勝のブロックについては、現時点でどちらが勝ち上がってくると予想しますか?
原口 やっぱり予想だったらどう考えてもペッチですよね。でもミゲールも強いのでどうなるか分からないです。ミゲールが勝つっていうのは、YURAくんがもしかしたら俺に勝つかもしれないみたいな気持ちではありますよね。全然ミゲールが勝つ可能性もあるんですけど、何かしらのハプニングがなければペッチが勝つかなと思います。
–どちらが勝ち上がってきても原口選手にとってはドラマがあるじゃないですか。そのどちらが勝ち上がってきてもいいという心の準備はできていますか?
原口 どっちが来てもいいですね。どっちも対戦したことがあるし、2人とも何十年前に戦ったわけではないのでそこまで変わらないだろうし。なのでそこに関しては自分を信じて戦うしかないなと思います。
–ペッチとの決勝戦が実現すると実に4回目の対戦となりますけど、そこについてはいかがですか?
原口 4回目もすごいと思いますけどね笑。客観的に見たら「何回やるねん」って思うんですけど、俺も思いますけど実力で上がって来てるんで、こればっかりはしょうがないと思ってもらいたいんですよね。何回やんねんって言われても「知らんわ」っていう話なんですよ。だったら俺たちが何回もやらないように“誰かが防げよ”って思いますけど。逆に4回もできたら誇りに思いますね。
–実現したら過去3回とは全く違う試合展開になりそうですか?
原口 それはなりますね。僕ペッチと3ラウンドでの試合は1回しかやったことがないので(他2回は5ラウンド)、3ラウンドだったらいけるなっていう自信はありますね。ただ1dayトーナメントなので運もあるだろうけど、3ラウンドだったらいける可能性があります。

–実現すると2度目の再戦になりますが、ミゲールが勝ち上がってきたらどうですか?
原口 あの時は予想だにしなかった長い距離というか、それ以外は余裕だったんですよね。痛くない、見えた、だけど予想外の距離の長さや勢いというのにやられたので、そこを防げればいけるんじゃないかなと思います。でもミゲールも天才なんでね。どう組み立てて来るかは分からないけど自信はあります。
–今回1dayトーナメントという事で勝ち抜けば1日2試合になりますけど、過去に原口選手は何度か経験しています。過去を掘り起こすかのように、昔はこういう気持ちで試合の間を過ごしていたと思い出すことはありますか?
原口 『DEAD OR ALIVE』の時は自分が立場が1番上だったんですよ。だからその時はすごい辛かったですね。
–プレッシャーですね。
原口 なんで2回しなきゃあかんねんって思って、西岡蓮太くんに勝った後、僕泣いてましたからね笑。
–それは2回試合するのが嫌すぎてですか笑?
原口 そう。せっかく勝ったのに全然嬉しくないし、勝ったことなんかどうでもいいくらい次の準備をするから。嫌すぎたんですけど、もしかしたら今回もそういう事になるかもしれないですよね笑。
–その当時の覚悟の決め方を思い出した方が良いですね笑。
原口 何言ってもなんやかんや負けたくないから、負けたくなさすぎて嫌なんですよね。入場してしまえば忘れるけど、だから試合の時間が空くのが嫌なんですよ。1回体洗いたいとかどうでもよくて、気持ちが追いつかないからできれば50分くらいでやりたい気持ちがあります笑。
–それはぜひ主催者側に訴えてください笑。
原口 そうですね笑。
–最後に原口選手の活躍を期待しているファンの方々に熱いメッセージをお願いします。
原口 YURAくんと俺の試合が今回の大会で1番盛り上がるだろうし、トーナメントだけどお互いにリスペクトを込めてする試合っていうのはほんまに良いものだと思うし、とにかく俺たちの生き様をしっかり見てほしいので、その上でしっかり強さを見せつけて決勝まで辿り着きたいなと思います。皆さん応援お願いします。
【対戦カード】

第6試合GLORY×RISE LAST FEATHERWEIGHT(-65kg)STANDING TOURNAMENT準決勝 3分3R延長1R
原口健飛(日本/FASCINATE FIGHT TEAM/ISKA世界ライトウェルター級王者、第6代RISEライト級王者)
YURA(日本/DIATIGER GYM/RISEスーパーライト級1位)