麻火佑太郎インタビュー 「新しい一歩、熱い試合をしたい」=6.6(土) EBARA WAVE ARENA
大会情報 2026年6月1日
2026年6月6日(土)東京・EBARA WAVE ARENAおおた(大田区総合体育館)で開催される「OURO presents RISE WORLD SERIES 2026 TOKYO」にて、RISE×RWS 3対3でチャーンスック・ペッティンディーアカデミーと対戦する麻火佑太郎選手のインタビューを執り行いましたのでお知らせします。

麻火佑太郎インタビュー「RWSの選手と戦うことは新しい一歩。熱い試合をしたいです」

――今回はRISE×RWSの対抗戦に抜擢される形で試合が決まりました。最初にオファーを受けた時はどう感じましたか?
麻火 試合出場のお話は結構前からいただいていたんですけど、なかなか対戦相手の調整がつかなくて。相手が分からない中で、ずっと追い込みをやっていたのですが、自分的にもモチベーションが上がる相手に決まったので、非常にうれしいです。
――麻火選手はRISEとRWSのクロスプロモーションについてはどんな感想を持っていましたか?
麻火 もともとRISEとGLORYの提携にびっくりしたんですけど、そこにRWSも入ることにさらにびっくりして。ムエタイとキックボクシングは、ある意味で別競技ですが、その選手同士が試合をするというのも、RISEだからできたんだなと思います」
――タイミングが合えばRWSの選手と戦いたいと思っていましたか?
麻火 お互いのチャンピオンが行き来して試合をしていて、チャンピオンクラスじゃないとなかなか難しいのかなとは思っていました。でも自分はタイ人選手やムエタイの選手に合いそうだと思っていたので、RWSの選手と戦いたいという気持ちはずっと持っていました。
――RISE×RWSの対抗戦はRWS勢が勝ち越している状況です。特にRWS勢はRISEルールでも結果を出していますが、どこにRWS勢の強さを感じますか?
麻火 根本的に土台がすごくしっかりしていますよね。ぶれない土台があるというか。ムエタイで長いキャリアで試合を続けているからこそだと思うんですけど。RISE勢はアグレッシブに行く選手が多いので、上手く戦われて完封されてしまったりとか。あとは、例えば宮本芽依選手とパヤーフォン選手の試合は、宮本選手がパンチで攻め切るかなと思っていたら、パヤーフォン選手もパンチを当てて来たり。RWSの選手はムエタイの選手なのに、現代キックボクシングを吸収している印象ですね。
――麻火選手はムエタイ系のジム所属なので、ムエタイスタイルの選手とは相性がいい部分もあるのではないですか?
麻火 そうですね。僕が所属しているPHOENIXはムエタイのジムで、毎日ムエタイのトレーナーに教えてもらっていますし、タイ人のトレーナーからは「麻火の動きはムエタイの選手には分からないから勝てるよ」とずっと言われていますし、タイ人が近くにいる環境は大きいと思います。
――対戦相手のチャーンスックにはどんな印象を持っていますか?
麻火 純粋にすごく強くて上手さもあって、確実に勝ちにくる選手だろうなと思います。
――試合映像を見てもザ・ムエタイスタイルというか、自分のペースを崩さず戦うところが印象的でした。
麻火 僕もそういう印象です。少し押されている展開でも、しっかりポイントは取っている。RWSの試合を5試合ほど見たんですけど、ほとんどポイントを取られていないというか。全試合フルマークで勝つか、倒して勝つか。そんな選手だと思います。戦績も安定していますし、対戦相手からすると勝ちづらい相手なんだろうなと思います。
――その勝ちづらい相手をどう攻略しようと考えていますか?
麻火 相手のリズムに飲まれず、相手のリズムを崩すことがポイントだと思います。自分も新しいスタイルを勉強や練習してきているので、そこがハマれば2ラウンド以内に倒せるんじゃないかなと思います。
――かなり具体的に倒すイメージがあるようですね。
麻火 自分は毎試合相手に合わせて自分の作り方を変えていて、前回2月の木村“ケルベロス”颯太戦はオーソドックスで戦う・ステップを使わないでベタ足で戦うスタイルを取り入れてみたんですよ。全くハマらなかったですが(苦笑)。
――ケルベロス戦のパフォーマンスがよくなかったのはそういった理由があったんですね。ただ麻火選手がいうように得意なスタイル・戦い方だけで戦っていても壁にぶつかる部分はあると思います。麻火選手自身、苦手なことにチャレンジしたり、新しいスタイルを取り入れたりして、壁を乗り越えなければいけないと思っているのですか?
麻火 そうですね。自分は上手く戦えている時は勝てる感じなんですけど、チャド・コリンズ選手やイ・ソンヒョン選手とやった時に、あの選手たちは上手さがあるのは当たり前で、そこプラス力強さや勝負強さみたいなものがあるなと感じたんですよ。だからこそ自分も技術の高さがあるのは大前提として、そうじゃないところを磨かなきゃいけないなと思っていました。
――確かにチャド選手やソンヒョン選手はいい意味で強引というか、相手無視みたいな試合をして、無理やり自分にペースを持ってくることがあります。そういった動きが自分には必要だと感じているのですか?
麻火 相手に合わせて戦うことが出来たらいいなと思いつつ、それを飲み込むぐらいの強い芯だったり、軸になるものがトップ選手たちにはあるんですよね。そこが自分の課題だし、自分にはなかったところなので、そこにずっと向き合っている感じです。
――今回は63.5kg契約の試合ですが、今後は62.5kgと65kgどちらで戦っていこうと考えていますか?
麻火 65kgを諦めたわけではないんですが、自分の今のナチュラル体重、食事など結構気をつけながら自分の体と向き合っていく中で、通常の体重が絞れてきていて。それで65kgでやるには少し(体が)小さいなというのがありました。あとは正直65kgの日本人選手はそんなに怖くないんですけど、例えばミゲール・トリンダーデ選手の体を見たりすると、同じ階級なの?と思うぐらい、欧米の選手はナチュラルにデカいんじゃないですか。だから自分は一旦63.5kgでやらせていただいて、そこでいい動きができるんであれば階級を下げることも考えています。その後は2階級制覇するということも自分のプランの中ではありますし、そこは今回の動き次第だなと思っています。それこそチャーンスック選手は何かを試せる相手ではないので、今はやるしかないなって感じです。

――麻火選手にとっては新しいスタートになる試合ですね。
麻火 何年か前の自分は世界と戦いたいと思っても、その位置にいる選手ではなかったのですが、ありがたいことにRISE×GLORYの試合をやらせていただいたり、やっと世界と戦える位置に近づいてきたなと思います。そこで今回新たにRWSというムエタイの最高峰の団体の選手と戦えるというのは、自分の中では新しい一歩です。ここ数年ずっと65kgで戦い続けてきたことがプラスに出ると思っているし、63.5kgで相手のパワーをどう感じるかというのも楽しみです。
――今回の結果によると思いますが、RWSに乗り込んでムエタイルールをやることに興味はありますか?
麻火 チャ―ンスック選手はランキングでは14位とかなんですけど、数年以内にトップに食い込む、なんならベルトまで行くんじゃないかと言われている選手なので、この選手に勝ったらRWSさんの方からムエタイのオファーをいただける可能性もあると思います。そうなったら是非ムエタイに挑戦してみたいです。何度かヒジありの試合をやっているんですけど、キックボクシングにはないスリルがあるので。
――麻火選手は過去にONE Friday Fightsでセクサン(・オー・クワンムアン)にも勝っていますし、再びムエタイルールに挑む姿も見てみたいです。
麻火 セクサン戦はヒジや首相撲はほとんどやらなかったんですけど、RISEからムエタイルールに挑む選手はみんな首相撲やムエタイ式の戦い方に苦戦しているので、もしそうなったらムエタイの戦い方を勉強し直そうと思います。
――今大会はRISEのビッグマッチで注目のカードがずらりと並んでいます。そのなかでどんな試合を見せたいですか。
麻火 自分はあと一歩勝ち上がれない印象を持たれているかもしれませんが、自分は常に変化を求めて、常に強くなりたいと思ってやっています。試合を通して『麻火はまだ世界を目指せるな』や『麻火はチャンピオンになれる』と思ってもらいたいですし、自分はあまり激闘をやるタイプではないですが熱い試合をしたいと思います。
【対戦カード】
第9試合 RISE×RWS 3対3 -63.5kg契約 3分3R延長1R
麻火佑太郎(日本/PHOENIX/スーパーライト級3位)
チャーンスック・ペッティンディーアカデミー(タイ/Petchyindee Academy/ラジャダムナンスタジアムスーパーライト級14位)