数島大陸インタビュー『勢いあるし、倒してる数とか破壊力は僕の方が絶対的に上』

インタビュー 2022年10月20日

初代フライ級王座決定戦にて田丸辰と対戦する数島大陸が及川道場(大阪市此花区)にて公開練習を行いました。

–いよいよ王座決定戦が近づいてきましたが今の心境はいかがですか?
数島 めちゃめちゃワクワクしますね。意外に長かったようで早い感じなので今はもう早く戦いたいなっていう気持ちです。

–トーナメントが始まってから選手の欠場などがあってなかなかスケジュール通りに進行できない部分がありましたが、待たされてる間はどんな気分だったんですか?
数島 どっちみち長くても短くてもやるのは決まってたんで、そのための準備をしていつ来ても大丈夫なようにしてたのでそこは全然問題なかったです。

–今回プロになって初めてのタイトルマッチですよね。
数島 そうですね。

–タイトルマッチのリングに向かうということはどうですか?
数島 まだ実感があまりないというか全てがいつもの試合と違うんで、すごく楽しみがいっぱいですね今は。あんまり不安とかはないですね。

–今までは3分3Rが普通でしたけど今回はタイトルマッチなので3分5R、しかも無制限延長Rとなってますがこの辺はいかがですか?
数島 もともと体力に自信は結構ある方なんで、別に3分3Rでも5Rでもそこは問題ないかなと思います。

–3分3Rと3分5Rだったら試合の組み立てを変えたりっていうことはあんまり考えてないですか?
数島 別に3分3Rでも5Rでも自分のやるべきことは一緒なので、ラウンドが変わったからといってやることはいつもと変わらないですね。

–今回初代王座を争う田丸選手にはどんな感情を抱いてますか?
数島 言うても元チャンピオンなんで実力もあって僕より格上なので、僕はほんまに挑戦者の気持ちでいくだけなんでほんまにただ単に「倒してやろう」っていう気持ちでいっぱいですね。

–かなり対策は練ったんですか?
数島 準決勝のときにたまたま反対のブロックが両方サウスポーやったんで、サウスポーに対しての対策というか練習は基本的に4月の塚本望夢戦が終わってからずっとしてたんで、ほんまにどっちが来ても大丈夫な感じでやってて。それで田丸選手が決まったってなって田丸選手用の動きをしていったって感じなんで全然問題はないですね。

–現時点で自分が田丸選手より間違いなく上回ってる部分はどこだと思いますか?
数島 やっぱり今の勢いとか、田丸選手は今2連敗であんまりうまくいってないはずなんで僕の方が今勢いあるし、倒してる数とか破壊力は僕の方が絶対的に上かなと思います。

–4月の田丸選手の準決勝がノーコンテストという形になってその前に試合したのが去年の7月でほとんど試合をしてないような感じでブランクが開いた状態になっていて、対する数島選手はトーナメントの間に一戦挟んでいるということで、試合間隔にかなり差があると思うんですけどこれは試合にどういう風に響いてくると思いますか?
数島 試合感覚っていうのはやってみないとわからんところもあるし、田丸選手って階級を51.5kgに落として初戦が1Rの結構すぐでノーコンテストになってしまって、実質51.5kgでしっかり試合するのって初めてだと思うんですよ。そういう中でいつも53kgでやってたのと1階級落としたのとは絶対違うと思うし、感覚的にも5Rあるからそこら辺の調節も多分難しいと思うんで、僕はあんまり5Rのこと考えず1R目からどんどん倒しに行ってやろうかなと思ってます。

–前回の試合で短いながらも田丸選手の動きとかテクニックっていうのは見えた部分はあります?
数島 田丸選手が空龍選手とやった時に僕が思ってる通りの動きをしたんでほんまに想像通りやなって感じで、それ以上に多分今回いろんなことやってくると思うんですけど、僕が考えてたのと動きが一致したんで考えと合ってるかなと思って何が来ても今は全然問題ないって感じですね。

–ベルトがかかった一戦なんですけどチャンピオンベルトというものに対してどのような思いがありますか?
数島 プロになった以上は何か一つ肩書きは欲しいんで、今立技キックボクシングの中で僕の中ではRISEが一番日本の最高傑作のベルトやと思うんで、RISEのベルトをしっかり獲ることで結果として証明できる一番いい肩書きやと思うんで、そこにはめっちゃ気合入ってます。

–数島選手は先ほど言われた通りKO、ダウンも多いですし世間が持ってる軽量級のイメージと全然違う試合すると思うんですよね。「自分が軽量級のイメージを変えていく」っていう気持ちはありますか?
数島 判定、巧さも格闘技にとって必要なんですけど1人が立ってて1人が倒れているっていうのが一番誰が見ても分かり易いと思うんで、そこは僕はどんどんこだわって軽量級でもしっかりバンバン倒せる選手の一人になっていこうと思います。

–この階級で言うと世間的に注目を浴びてる選手がやっぱり那須川龍心選手だと思うんですが、那須川選手のことは現段階でどのように見てますか?
数島 フライ級って僕も含めなんですけど10代の若手がめちゃめちゃ多い階級で、僕もそうなんですけどアマチュアからずっと経験積んででプロになってるんで、正直いろんな選手の一人としか見てないですねまだ。

–それほどまだ意識はしてない?
数島 まだ3戦、4戦ぐらいしかしてないんでこれからトップに勝っていったりすることで僕と戦う可能性が出てきたりするので、今後に注目かなって感じです。

–ちなみに数島選手は目の前の試合がありますけど複数階級制覇っていうのは考えてますか?
数島 ベルト獲ったからって満足はしないでどんどん挑戦はしていこうと思うんで、獲ってからの話なんですけど同時二階級制覇とかは視野に入れてますね。

–何階級ぐらいいけそうですか?
数島 3階級は行きたいですよね。

–今年12月28日には20歳になるんですよね。今回チャンピオンになれたら10代で王者になったっていう証拠を得ると思うんですけどその辺は意識しますか?
数島 元々僕プロになった時に20歳までには絶対とりあえずどの団体でもいいからベルト獲るって決めてたんですよ自分の中で。でありがたいことにフライ級が出来て初代のRISEのベルト獲るってもうこんだけ恵まれてるのはないなと思うんで、10代ラストチャンスのこのタイトルマッチをしっかり獲りたいなと思います。

–最後にファンの皆様にメッセージをお願いします。
数島 皆さんいつも応援ありがとうございます。ついにフライ級の王者が決まるので、僕がしっかり倒して絶対勝つんで皆さん応援お願いします。
キックボクサーは泣かないぜ!!

 

公開練習の模様はオフィシャルYouTubeにて配信中です

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