一馬インタビュー『チャンヒョンが来たなっていう嬉しさと覚悟と色んな気持ちで一杯』

インタビュー 2022年7月27日

–公開練習お疲れ様でした。非常にいい出来映えだったと思うんですけど本人的にはいかがですか?
一馬 もちろん毎回ベストなコンディションを作ってるんですけど、今回は特にパワーもついてきてかなり手ごたえがあってチャンヒョン・リーをKOできるんじゃないかって自分の中で確信に変わったところですね。

–今一馬選手の中ではチャンヒョンっていう存在と王座統一戦っていうのはどっちが大きいんですか?
一馬 チャンヒョン・リー戦のほうが大きいですね。

–その理由を教えていただけますか?
一馬 僕の中でやっぱりチャンヒョンっていう存在はずっと目標の一人だったので、もし仮にチャンヒョンがここで王座を返上したっていうことになってもどっかでは戦いたいなとはずっと思ってたんで、ペルトよりもチャンヒョン・リーを倒したいっていう気持ちのほうがでかいです。

–現状で今一馬選手の頭の中でチャンヒョン・リーってどういうイメージのチャンピオンですか?
一馬 やっぱり周りの評価通り絶対王者。もう本当にフィジカルモンスターじゃないですけど、本当に生物的に最強のチャンピオンだなっていう風には思ってます。

–そのフィジカルモンスターでもう最強のチャンピオンという正規王者を暫定王者の一馬選手は明かせる範囲内で構わないんですが、どう攻略しようと思ってますか?
一馬 攻略も何も倒して、失神KOでも何でもいいですし、テクニカルKOでも何でもどんな形にしろ倒して勝ちたいなと思ってます。

–その倒して勝つっていうのはやっぱり一馬選手の代名詞である三日月蹴りも攻撃の中には含まれている感じですか?
一馬 もちろん含まれてますね。どういう攻撃パターンかは今までの試合見てもらったら分かると思うんですけど、どんなパターンでも倒せる武器を持ってるんで、今回は何で倒すっていうのは決めてないんですけどどれが当たっても倒せるっていう風には思ってますし、それに向けた練習、打ち込みいろんなシミュレーションやってきてるんでもう自信しかないです。

–今のミット打ちでも三日月蹴りを披露していただきましたけどやっぱり試合でも上弦下弦どちらでも打てる感じですかね。
一馬 そうですね、上限は常に隙あらば一瞬で倒せる武器なんで見逃さないように本当に。まぁ見といてもらったらすぐ終わると思います、当たったら。

–それは昨年の5月のノラシン戦と同じような秒殺劇になる可能性もあるということですね。
一馬 序盤で終わるパターンも全然チャンヒョン・リーとはいえあると思ってますね。今の僕は強いので、覚悟しといてほしいですね。

–でしたら今回タイトルマッチなんで長引けば5ラウンドって長丁場になるじゃないですか。その可能性は極めて低いっていう風に考えてよろしいですかね。
一馬 そうですね、僕の中ではもう半分いかないぐらいで決着つくんじゃないかなっていう風には。お互い倒せる武器は持ってますしやっぱお互い倒すスタイルなんで今となっては。序盤半分行かない間に決着つくと思います。

–3ラウンドすら行かないって感じですね、今の見立てだと。
一馬 僕の気持ちでは行かないし行かせないと思ってますね。行ったとしても後半でも倒せるのは証明できてるんで今までで。どっちにしろ前半でも後半でも倒して終わると思ってます。

–ちょっと話遡りますけど先月19日のTHE MATCH 2022で一馬選手リング上からアピールしたじゃないですか。THE MATCHでアピールしたっていうのは今ご自分の中でどんな風な気持ちとして残ってますか?
一馬 チャンヒョン・リー戦が決まってたんで出たい気持ちはあったんですけど、もちろんもしTHE MATCHかチャンヒョン戦かって天秤にかけられたとしてもチャンヒョン戦を選んでたぐらい今回チャンヒョン戦は自分の中で大きい目標だったので、そこまで「出たい!」とはないですけど次チャンヒョン・リーを倒してから、オファー来るであろう存在にはなるんじゃないですかね、間違いなく。

–THE MATCHのメインで行われた那須川天心vs武尊戦から得たもの、インスピレーションって何かありました?
一馬 やっぱり格闘技を革命を起こした人物2人じゃないですか、引っ張ってきた。本当あそこまで行かないと格闘技って盛り上がらないんだなっていうのは思いましたし、自分の中で覚悟は、もっともっと腹括ってやっていかないと格闘技盛り上がっていかないなっていう風には思いました。もうあそこまで行かないと東京ドームではできないんだぞっていう。あそこまでやっぱ魅力のある選手にならなきゃいけないなっていうのは思いますし、僕はそれを試合でしっかり見せていきたいなと思っています。

–今日の発言を聞くと一馬選手も相当腹を括ってるっていう風に見えるんですけども。
一馬 そうですね、腹括らないとチャンヒョン倒せないですよね。

–今大会RISE160の大会ポスターでやっぱりタイトルマッチでメインですから自分の写真が一番大きくデザインされてるポスター見てどんな感じを受けました?
一馬 特にそこに関しては何も思わないですけどチャンヒョン・リーの顔を見ただけでやっぱりかなり自分の中では気持ちが高ぶる部分もありますし、僕がどうのこうのよりチャンヒョン・リーが来たなっていう嬉しさと覚悟と色んな気持ちで一杯ですね。

–ちなみにMONSTAR GYMにも大会ポスターが貼ってありますか?
一馬 あります、はいもちろん。

–じゃあポスターのチャンヒョン・リーの写真を見てやっぱり毎日気が引き締まるって感じなんですか?
一馬 見る度にこいつと戦うのかようやくって思いますし、毎日毎日本当にいい気持ちで練習出来てますね。

–最後に一馬選手のファン、RISEファンで今回のタイトルマッチを待っていた方々に向けてメッセージをお願いいたします。
一馬 RISEファン、格闘技ファンの皆さん本当に長い間お待たせしました。必ず7月29日チャンヒョン・リーをKOで葬って正規のベルトを日本に持ってくるんで、ぜひ応援よろしくお願いします。

 

公開練習の模様は公式YouTubeチャンネルにて配信しています