“ムエタイゴリラ”T-98が13年ぶりにRISEに参戦しアクセル王者RYOTAROと激突。憂也vs.匡志YAMATOアイヴァンvs.安など3カードが追加決定

大会情報 2022年7月14日

▼ミドル級(-70kg) 3分3R延長1R
RYOTARO(大原道場/同級4位、第8代ACCELミドル級王者)
T-98(フリー/元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーウェルター級王者)

■緑川創を破り一躍名を挙げたRYOTAROが参戦。元ラジャダムナンスタジアム認定王者のT-98と対戦することが決定した。RYOTAROは高校まで野球一筋で来たが、甲子園出場の夢破れてキックボクシングに転向。2020年のホーストカップで慎太郎にKO勝利、年末のACCELでもINNOVATIONランカーの高木覚清にKO勝利しACCELミドル級王者座を戴冠。2021年3月のホーストカップ京都大会では剛王をカーフキックで沈め、8月にはACCELで西田浩樹に判定勝ち。そして12月にRISEに初参戦すると、国内ミドル級のトップクラスに君臨する緑川創からダウンを奪って番狂わせの勝利を収めた。今後の活躍が期待されるミドル級ファイターである。
対するT-98は“ムエタイゴリラ”の異名を持ち、パワーと頑丈な身体を活かした戦いぶりでこれまで数々のタイトルを獲得。2016年6月には日本人5人目となるラジャダムナンスタジアム王座を奪取し、同年10月にはタイのラジャダムナンスタジアムに乗り込み、KO勝ちで日本人初の現地での防衛にも成功。同王座は2017年5月の2度目の防衛戦で失ったが、その後も精力的に試合を続け、2020年1月にはピーター・アーツの愛弟子イリアス・ボカユアを破っている。しかし最近は勝ち星が遠のいているため13年ぶりの参戦となるRISEのリングで復活の狼煙を上げたいところだ。

 

▼ミドル級(-70kg) 3分3R延長1R
憂也(魁塾/同級3位)
匡志YAMATO(大和ジム/WBCムエタイ日本統一スーパーウェルター級王者)

■5月の「RISE158」でWMCインターコンチネンタル・ミドル級王者のJに2RKOで勝利した憂也が地元である大阪に凱旋。2020年12月に日本ミドル級のトップ選手である緑川創に判定勝ちを収める番狂わせを起こすと、昨年2月には敗れはしたものの前ウェルター級王者の“ブラックパンサー”ベイノアと延長までもつれ込む戦いを見せ、RIZINでも3戦3勝(3KO)の戦績を残すなどミドル級戦線のトップの座を争う存在となっている。
その憂也と対戦が決定したのはRISE初参戦となる匡志YAMATO。匡志は重いローキックを武器とし、18年5月にNJKFスーパーウェルター級王座を獲得。19年12月には元ルンピニー・ラジャランカーのチューチャイ・ハーデスワークアウトジムを下し、HOOST CUP日本EXミドル級王座を獲得したが、その翌年12月の防衛戦で匡志の体重オーバーにより王座を失ってしまった。しかし昨年7月には津崎善郎を2RKOで葬りWBCムエタイ日本統一スーパーウェルター級王座を獲得している。

 

▼-90kg 契約 3分3R
アイヴァン・ガラス(チリ/r2bfight brutalstriker/GLORYミドル級8位)
安 ジェス(フィリピン/LION GYM)

■GLORYミドル級ランカーのアイヴァンがラウェイファイターの安が激突。アイヴァンは59勝9敗1分の戦績を持つ36歳で、幼少期にアーネスト・ホーストに魅了されると14歳までチリ代表チームでアマチュアボクシングやアメリカン拳法空手を学びキックボクシングに転向。GLORYでは3戦しミドル級8位に入っている。現在は日本に住み新たな戦いの場所としてRISEのリングを選んだ。
そのアイヴァンと対戦するのは同じくRISE初参戦となる安。フィリピン出身で2021年11月にプロデビュー。MMAで3勝(2KO)1無効試合、グラップリングで1分の戦績を持ち、3月のラウェイ大阪大会ではラウェイルールをベースにしつつOFG着用・5分2R・判定ありとなるアンビータブルルールに挑戦して判定勝利、今月10日に行われた「LETHWEI×UNBEATABLE 北陸大会」でも同ルールで判定勝利を収めている。