門口佳佑『RISEのチャンピオンとしてどうRISEを盛り上げていくかが重要。MMAとかそういう他を見るのは早い』
インタビュー 2022年8月25日
RISE161にてメインイベントで梅井泰成が保持するフェザー級タイトルに挑戦する門口佳佑のインタビューをお送りします。
−−もう今の動き見る限り明日にでも試合できそうな感じですね。
門口 そうですね、仕上がりは。もういつでも行ける状態にするっていうのはRISE参戦してからずっと続けてるんで、体重の調整さえあればどんなオファーでも受けるっていうので、もう参戦して4年間ずっとやってきてるのでそれは大丈夫ですね。
−−でもいつにもまして動き、キレキレなんじゃないですか?
門口 今回試合が決まるの早かったので、お話いただいてたのが。その分早め早めに仕上げていってたんで、もう仕上がりは過去一番と言っても全然問題ないと思います。
−−そのモチベーションの高さっていうのはやっぱりタイトルマッチだからっていうのはありますか?
門口 もちろんそれはあるんですけど、もう普段から試合を意識した練習っていうのはしてるので、あまりタイトルマッチだからどうっていうのはそこまで変わらないですね。
−−チャンピオンの梅井選手っていうのは現時点でどんな風に映ってますか?
門口 もちろん強い選手だと思うんですけど、多分上位ランカー平野選手とはやってるんですけど、その他の上位ランカーとはまだやってないんで、多分今回の試合で一番彼の実力がわかるんじゃないかなと思ってます。
−−今話に出た平野選手は門口選手もやってるじゃないですか。自分が戦った試合と梅井選手が戦った試合を比較対照して何か得たものってありますか?
門口 結構苦戦してたなっていうイメージなんで、もっとあっさり勝ってもいいんじゃないかなっていうのは思ってましたね。
−−梅井選手サウスポーですけどそこの部分はいかがですか?
門口 僕はあんまりオーソドックス・サウスポーっていうのは空手の時から、僕は両方使いますし、相手がサウスポーだからっていう意識はあんまりないですね、普段から。
−−今回初めての5ラウンド延長無制限っていう試合形式になると思うんですけどそこはいかがですか?
門口 初めてこんな長いラウンドがある試合をするんですけど、空手の時は一日6試合7試合が平均だったんでその部分ではそんなに考えてはないですね。
−−6月19日にあったTHE MATCHの前にRISEが強化合宿やった時に門口選手も参加したと思うんですけども、その強化合宿で得たものって何かありますか?
門口 やはりトップ選手とスパーリング、ミット、全てのメニューを一緒にやりましたけど、そういうTHE MATCHに出るようなトップ選手の練習を一緒に体感して学ぶべきものはもちろんありましたし、そこからやっぱり練習の意識も少し変えて、やることもちょっと変えてやってきたんでそれがどう出るかなっていうのが楽しみではありますね。
−−やはり意識は変わったんですか?
門口 そうですね。やっぱり練習に対する(THE MATCHに出てる選手の)意識の高さとか、考えてることとかもお話しさせていただく時間も結構あったので、そういうのはもう生活の中で感じましたね。
−−そうじゃあ見習うべき点が多々あったってことですね?
門口 やはり普段は大阪で自分たちの仲間と一緒に練習する機会しかないので、そういう外に出てしかもRISEのトップ選手達と練習させて頂けて外の世界を見てまた意識は少し変わりましたね。
−−で、その合宿にも出ていた那須川天心選手がTHE MATCHでキック卒業されました。門口選手はやっぱり那須川天心挑戦者決定トーナメントで優勝ということで表舞台に出てきたっていう印象がすごく強いんですけど、那須川選手が卒業されたこれからのキック界ってどのように捉えてますか?
門口 誰がRISEで言えばで天心選手、K-1で言えば武尊選手の次のスターになるかどうかっていうのが多分みんな狙ってるところではないかと思いますし、みんな気になっているところだと思うので。もちろんそこを目指すにはタイトルマッチでまずチャンピオンにならないと、チャンピオンとしてどうなっていくかが重要だと思うんで、とりあえず僕は目の前のベルトをしっかり獲りに行きたいと思います。
−−このタイトルマッチまで紆余曲折あったと思うんですが、ご自分としては早かった遅かったというのはどう感じてますか?
門口 僕的にはちょっと遅かったなっていうのはあるんですけど、やっぱりでも勝ったり負けたりしてここまでやってきて、その負けた後っていうのはやっぱり自分に足りなかった部分っていうのをすごい悩みましたし、練習以外の部分でそういうメンタル的な部分でもすごく悩んですごい考えて、やっとここ1年〜2年で足りなかった部分っていうのを見つけれたかなと思ってます。
−−より完璧な状態でタイトルマッチに挑めるという心境ですか?
門口 そうですね、もう自信を持って今の自分は強いよって言える状態に持ってきたんで、自信はあります。
−−先程のミット打ちを見て思ったんですけど、やっぱりローキックがローキックというよりも下段回し蹴りという印象を受けたんですけどもやっぱり空手というものは門口選手の中で今も生きてるんですか?
門口 今僕あんまりキックボクシングをしてるっていう意識はないんで。空手を20年やってきてたんで空手を使いながら、僕のスタイルでただキックボクシングの試合をしてるっていうだけですね。
−−じゃあ空手スタイルでRISEルールに挑んで戦ってるみたいな感じなんですね?
門口 僕はやっぱり空手がベースでそこはもう変えずに自分の得意な部分なので。
そこでしっかり戦ってキックボクシングの試合で勝ちに行ってます。
−−空手のこだわりっていうのはどこから来るんですか?
門口 こだわりっていうよりは自分が得意っていうだけなんで。もう20年もやってると体に染み込んでる部分もありますし、そこの得意な部分で戦ってるっていう感じです。
−−梅井選手に関してはどこが手強いなって思いますか?
門口 ステップワークがやっぱりいいですしスピード感もあってハイキックとかけっこう変則的なやり方もしてるなと思ったんで、そういう部分はちょっと注意しなければいけないなっていうのはありますね。
−−先程の話を聞いてると何かこう自分の方がチャンピオンにふさわしいみたいなそういう雰囲気を受けたんですけどどうですか?
門口 まあMMAとかももちろんいいと僕は思うんですけど、自分の好きなことをやればいいと思うんですけど、やはりチャンピオンはRISEのチャンピオンとしてどうRISEを盛り上げていくかが僕は重要かなと思ってるので、まだMMAとかそういう他を見るのは早いんじゃないかなっていうのはちょっと思います。
−−前王者の工藤選手のときからフェザー級が他の階級に比べてあんまり盛り上がってないんじゃないか? とちょっと言われたんですけど、それに関しては門口選手はどういう意見を持ってますか?
門口 盛り上がってないのはTHE MATCHでフェザー級の試合がなかったっていうのもあるのでそういう評価なのかな? っていうのは感じてて、やっぱり他の階級が盛り上がるとフェザー級の選手みんな悔しいと思うし、盛り上げなきゃいけないなっていう部分もあるので、僕はチャンピオンになってどう盛り上げていくかが重要かなと思ってます。
−−ではチャンピオンになってRISEのフェザー級を引っ張っていくという自信はありますか?
門口 そうですね、チャンピオンになって色んなまだ倒さなきゃいけない選手もいっぱいいますし、そういった中で盛り上げていかなきゃなっていう思いで、もちろん他の階級に負けない自信もあるので、僕がチャピオンになって盛り上げる。それだけですね。
−−では最後にファンの皆様にメッセージの方をお願いいたします。
門口 これまでずっと応援してくださった皆様、サポートしてくださった皆様。僕はそういった色んなみんなの支えがあって、ここまでやってこれてるなっていうのもあるんで、今回の試合でしっかり恩返しできればと思ってますので、応援よろしくお願いします!