平岡琴『求められてる事って打ち合いだと思うので、私はガッツリ打ち合う気でいます』

インタビュー 2022年11月28日

女子初となるオープンフィンガーグローブマッチに(以下OFG)に参戦する平岡琴がオープンフィンガーグローブを着用して公開練習を行った。

–念願のオープンフィンガーグローブマッチが決まりましたが試合が決まった時どんな心境でしたか?
平岡 やっと自分の時代が来るなみたいな感じでしたね。本当に待ちわびてたのですごい嬉しかったです。

 

–OFGマッチ=自分の時代っていう定義づけなんですね。
平岡 元々グローブでやってた時代からもっと小さいのでやりたいなって思ってたんで、絶対自分はそっちの方が向いてるとも思ってましたし、最近は小林選手がどんどん倒すようになって小林選手の方がオープンフィンガー向いてるんじゃないかみたいな流れみたいがあると思うんですけど、私はもっと前からずっとオープンフィンガーは絶対自分が向いてると思ったのでこっちの時代だよっていう感じですね。

 

–今日もオープンフィンガーつけての練習を見させていただきましたが実際オープンフィンガーをつけての練習ってこんな感じですか?
平岡 やっぱり打ち方だったり避け方だったりで多少変えなきゃいけないところあるんですけど、空手の時の経験だったりとか今までの色んな経験を交えてやってて色々フィットしてきたかなっていう感じですね。

 

–空手時代は拳サポーターをつけて練習したり試合をしたってことは何度もありましたか?
平岡 試合は素手なんですけど練習はオープンフィンガーでずっとやってて、もっと薄い形のオープンフィンガーでやったので、指が出てる状態での蹴りの捌きだったりとかはもう空手時代のやつと変わらないので、その辺はやりやすいかなと思います。

 

–実はキャリアがあるってことですね。
平岡 指が出てる状態の戦いの方が長いのかなっていう感じなので、だからこそ自分の時代かなっていうのもありますね。

 

–よくオープンフィンガーになったら通常のボクシンググローブと比べてグローブでディフェンスしたつもりでもその空いた隙間から相手の腕が入ってくるとかディフェンスがちょっと変わってくるとか距離が全然違うって話を聞くんですがその辺はどうですか?
平岡 やっぱりブロックとかしても自分の手が当たって痛かったりとかそういうのがあるので多少変わってくるんですけど、私元々あんまりブロックして避けるタイプではないのでそんなに気にならないですね。

 

–対戦相手の小林選手ですけど11月3日に同門の宮﨑若菜選手と戦ってますがあの試合はどのように分析されてますか?
平岡 やっぱりパンチが強いな、フックが強いなっていうのはちょっと前からずっと思ってたことで、それはもう想像通りっていうか今ももっと昔よりパワーアップはしてるなっていう風には思うんですけど、穴はたくさんあるしここ直近ずっとTRY HARD GYMの選手と試合してるので、そういう意味では情報がたくさんあるのでそこを突いていけば問題ないかなと思います。

 

–すでに弱点は見出してるってことですね?
平岡 そうですね、言えないですけど(笑)。

 

–明かせる範囲内で構わないんですけど、RISE史上初の女子のOFGマッチはどんな試合展開になると予想しますか?
平岡 それは私次第なのかなって思ってて、小林選手はもう前に出てくる打ち合いしかできないと思うので私がポイントアウトするのか打ち合いに持ってくのかで試合内容って変わっていくと思うんですけど、やっぱりこのオープンフィンガーに求められてる事って打ち合いだと思うので、私はガッツリ打ち合う気でいます。

 

–TRY HARD GYMの周りがどんなに打ち合うなって言うところでも平岡選手スイッチが入っちゃったら行っちゃうような気もするんですけどそれはどうですか?
平岡 最近ちょっとセコンドの言うこと聞けるようになってきたなって自分では思ってるんですけど、やっぱオープンフィンガーつけて練習とかしてると自分でもテンションが上がっちゃって練習でも結構いっちゃうんで、試合では多分我慢できないだろうなと思うので、打ち合いになるんじゃないかなと思います。

 

–練習からしてモチベーションが違うって感じになりますか?
平岡 やっぱりワクワクする試合っていうのが自分の中で久々だったので、すごく練習から充実してますしやるかやられるかみたいな試合が久々だなと思うし、あと青コーナーで試合するのもすごい久々なんですよね。なので挑戦者という気持ちが久々に出てきてすごく楽しいです。

 

–不安なんかよりも期待で胸がいっぱいで試合の日を迎えるっていう感じになりますか?
平岡 早く殴らせろって感じです(笑)。

 

–そこまで楽しみ?
平岡 めちゃめちゃ楽しみです。どうなるのかもやってみないと分かんないんですけど、でも絶対面白くなるのは間違いないと思ってるんで自分も思いっきり打ち合えて楽しめると思うし、お客さんを楽しませる自信があるのですごい楽しみです。

–試合を半年間待った甲斐がありましたね。
平岡 本当長かったです。もう待ちくたびれてたんで早く試合したいですね。

 

–小林選手に以前敗戦してるんですがそこに関してのリベンジへの意気込みはいかがでしょうか?
平岡 一回負けてる相手なので同じ相手に2度負けるなんてありえないと思ってるんで、そこはしっかりリベンジしたいって思いもありますし、結構勢いに乗ってる選手だと思うのでここで潰せば美味しいと思うのでそこは絶対リベンジしたいなと思ってます。

 

–オープンフィンガーは団体としても女子は初戦で平岡選手もRISEに来てから初戦だと思うんですけど、相手が小林選手ということについてはどうですか?
平岡 やっぱりオープンフィンガーは打ち合いしてナンボだと思ってるんでしっかり打ち合ってくれる相手と試合が決まって文句ないっていうか、もうオープンフィンガーやるなら最初は小林選手しかいないなと思ってたんで、やっぱりきたかっていう感じでしたね。

 

–元々はRISEのベルトを目標に掲げていたと思うんですけど、オープンフィンガーに参戦することによってオープンフィンガーでの新たな目標って出てきそうですか?
平岡 グローブでのアトム級のベルトは変わらずずっと狙ってるんですけど、やっぱり同門でなかなか試合が組んでもらえないっていうところがあるので、そこでこういうオープンフィンガーでの新しい目標ができたので、そこでしっかり盛り上げてベルトを作ってもらってオープンフィンガーのベルトを巻きたいなって今は思ってます。

 

–求められていることをわかってるってTwitterでもコメントされてましたけど、それを実現するための練習で意識して取り組んでいることとかってありますか?
平岡 殴り合う、それだけですね(笑)。前に出て殴り合うそれだけなんで。もちろん最低限の作戦はありますけどそういう小手先のものじゃなくて、とにかく真っ向勝負でと思ってるんで。思いっきりぶん殴る、思いっきり前に行くみたいな練習をしてます(笑)。

 

–スパーリングで付き合ってくれる選手っていらっしゃるんですか?
平岡 若菜がめちゃめちゃ体強くてどんなにブン殴っても大丈夫なんで思いっきりブン殴らせてもらってます。

 

–殴った感覚とかはどうなんですか?
平岡 角度とかをちょっとミスると指とかはちょっと怖いなっていうのはあるんですけど、殴った感覚だったりはすごい「これはドンピシャで当たったら倒せるだろうな」みたいなのがあるのですごいそこは楽しみだし、しっかりグローブとはちょっと違う殴り方っていうのをしっかり身にしみ込ませれば倒せるんじゃないかなと思ってます。

 

–小林選手もKOを狙って出てくると思うんですけどKOを狙うっていう中で言える範囲でどんな倒し方を狙ってますか?
平岡 今まで私倒してきたの全部蹴りなのでパンチで倒したいなっていうのはすごいあるので、パンチで倒すためにはどう持っていくかっていう練習を今やってますね。

 

公開練習の模様はオフィシャルYouTubeで配信中です

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