大﨑孔稀インタビュー『対抗戦は意識しないことは無いと思うんですけど、今のところ一番はRISEのベルトが欲しい』

インタビュー 2023年2月20日

RISE165メインイベントに出場する大﨑孔稀選手の事前インタビューをお知らせします。

 

–2月23日のRISE20周年記念興行「RISE165」に出場することが決まりましたが気持ちはいかがですか?
大﨑 やっぱり記念大会に出させていただいて、多分メインになるのかな? と思うんで気合いはすごい入ってますね。

 

–記念興行のメインイベントというのはやっぱりちょっとモチベーションが違いますか?
大﨑 メインって締めないといけないっていうのがあると思いますし、変な試合はできないなっていう、いつもと違ったプレッシャーはあるんですけど、そこをしっかりクリアしてこそ強い選手だと思うんで、そういう選手になりたいんでしっかり見せていきたいです。

 

–今回昼間の興行という部分はどういう風にとらえてますか?
大﨑 多分2時半とか3時ぐらいになると思うんですけど、いつも大きい興行では中盤ぐらいなんでそんなに時間は多分あんまり変わんないのかなって思うんで、そこは別に気にはならないですね。

 

–自分の試合の時間帯を想定した上で練習時間をずらすとかっていうのはあるんですか?
大﨑 普段午前中は学校行ったりバイトしながらやってるんで平日の練習はいつも夜になるんで時間をずらすっていうことはないんですけど、土曜日休みだったりしたらちょっと早めに行って昼間からやったりはしますね。

 

–2022年をちょっと振り返っていただきたいんですけど、5試合やって4勝1敗という成績に終わりましたがご自分で振り返ってみていかがですか?
大﨑 結果で言ったらもちろん勝ち越してるっていうのはあるんですけど、やっぱりその1敗が僕の中で凄い大きくて、そこで勝てなかったのは悔しいっていうかすごい心残りではあるんですけど、そこを超えないとベルトは獲れないですし目指してるところはベルトなんで、次はそこでも勝てるように今年はまず全勝してベルトに少しでも近づけるようにしていきたいなって思います。

 

–現状で志朗選手の背中って見えてますか?
大﨑 試合やってみてそんなにめちゃくちゃ自分が負けてるとかそういうことは思ったことないんで、実際やってみて全然引けは取ってないと思いますし、ほんとあと一歩の差だと思います。ちょっとした差なんで背中は全然見えてるかなって思います。

 

–では今年はそのちょっとした差を埋めていく作業が続きますか?
大﨑 そうですね。やっぱりそこを改善しないとまた同じ結果になっちゃうと思いますし、だからこそ今回の試合はそういった部分でも本当に変な試合はできないかなって思います。

–その変な試合ができないと発言していた対戦相手が寺山遼冴選手になりましたが、大﨑選手よりも3.4歳年下の若くてイキのいい選手になります。
大﨑 本当ですよね、ちょっと前までは僕が一番下っていうか大体年上の人とやることが多かったんですけど、もう年下の選手とやるのかっていう感じです(笑)。

 

–大﨑選手も兄弟でやっていますし寺山選手も兄弟でやっていた部分の共通項はあると思うんですけど、その辺は意識するものはありますか?
大﨑 お互い兄弟でやってて僕も弟ですし寺山選手も弟なんで弟対決になっちゃうんですけど、どうなんですかね? 意識は別にしてないですけど、結局「僕は僕」ですし寺山遼冴選手も「自分は自分」と思ってると思うんで、兄弟だからどうこうっていうより本当に一人の選手として相手をしっかり倒して勝ちたいなっていうだけですかね。

 

–現状で寺山選手に対してはどんな印象ですか?
大﨑 戦績で言ったら僕の方が数はこなしてるんですけど試合とか見てるとやっぱ上手い選手っていうイメージですかね、それが一番強いですかね。基本貰わずに当てるっていう、やっぱり天心選手が教えてたと思うんでそういう部分が寺山選手の中にあるのかなっていう感じですね。

 

–第三者の勝手な推測ですけど結構かなり高度なフェイント合戦になるんじゃないかなって気もしますがその辺どうですか?
大﨑 なかなか当てさせてもらえないとは思うんで、一発のもらった時のそういうのはでかいと思うんでこっちも貰えないっていうのもありますし、かといって攻めないとなかなか面白い試合にはならないかなと思うんで、僕的には上手さよりも強さを見せたいかなっていう感じですね。

 

–上手さより強さですね。
大﨑 今の若い選手って上手い選手は多いんですけど、やっぱり盛り上げようと思ったらそういう上手いだけじゃなかなか盛り上がらないっていう選手が多いと思うんで、上手いというよりも強いところを見せたいっていうのがあるんでどんどん攻めていこうかなっていう感じですね。

 

–その上手さと強さを兼ね備えたっていう意味では昨年6月までRISEで活動してた那須川天心選手が象徴として存在していたと思いますが、その那須川天心選手が先日を会見やって遂に4月ボクシングデビューすることになりました。その那須川選手とエキシビションと形式ながらボクシングで戦った大﨑選手はやっぱりちょっと意識する部分ってありました?
大﨑 単純に楽しみっていうか1選手として楽しみだなっていうのはすごいありますけど、天心選手が抜けてしまった今そこになるような選手にならないと、今でこそまた格闘技ちょっと盛り上がってますけどまた落ちてしまうんじゃないかなって思うんで、やっぱそういう選手を目指さないといけないっていうのはありますし、一番分かりやすい例ではあると思うんで、やっぱ上手いだけじゃなくて強い所も兼ね備えた選手になりたいなって思いますね。

–先日会見もありましたけどもRISE ELDORADOの方にはお兄ちゃんの大﨑一貴選手が出ます。試合が続いてる部分で兄弟いい感じで刺激し合って練習してるんですか?
大﨑 ちょうど一か月ごとに交代みたいな、1月にお兄ちゃんが試合して2月今度僕やって、3月にお兄ちゃん試合してって感じなんで、今回もお兄ちゃんに対策相手してもらってサウスポーでやってもらってるんでそういった部分ではいい刺激になってますね。ただちょっと減量がお互い交代交代なので、よく一緒にご飯とか行ってたんですけどなかなか行けてないですね今は(笑)。どっちかが減量始まっちゃうんで。でもやっぱ結果が一番大事なんで、そういった部分がお互い良いようにサポートできてるんで。

 

–お兄ちゃんが出るELDORADOではRISEvs K-1のの対抗戦も組まれましたけど、他団体の対抗戦は大﨑選手も今年意識するものはありますか?
大﨑 対抗戦は意識しないことは無いと思うんですけど、でもまずRISEで結果を出さないとK-1、K-1って言ってもしょうがないんで。今のところ一番はRISEのベルトが欲しいです。しっかりベルト獲ってからその先のことは考えたいなって思いますね。

 

–昨日の会見の話にちょっと戻ってしまいますけどRISEの伊藤代表の方から54kgの世界トーナメントを今年開催すると発表がありました。今大﨑選手はバンタム級-55kgで戦ってるので当然射程距離内のトーナメントだと思いますけどどうします?
大﨑 どうします?(笑) それは出たいですよね。出たくない選手なんていないと思いますしね。53kg、55kgの選手はみんな多分出たいと思うんですけど、もちろん出たいのはありますけど、とりあえずやっぱベルト獲りたいっていうのがすごいあるんで。今は鈴木選手が持ってる55kgのベルト狙ってるっていうそれが一番ですね。

 

–その鈴木選手が対抗戦で玖村選手とやりますけど、この試合はどういう風に予想しますか?
大﨑 鈴木選手は誰が相手でも結構ガツガツパンチで攻めてっていう感じなんでそこを玖村選手がどう戦うのかなっていう。でもお互い結構一発がある選手でパンチの選手なんで面白い打ち合いが見られるんじゃないかなって思います。予想はちょっと難しいですけど。本当にK-1の55kgの選手とRISEの志朗選手とか鈴木選手って本当に全員同じぐらいの実力なんで、多分何回やっても本当に五分五分ぐらいのレベルの拮抗だと思うんで、そこを超えたいのはすごいあるんで。まず55kg鈴木選手倒して志朗選手にリベンジしてからK-1とかの55kgの選手に挑戦したいっていう、僕の中での今のところの段階ですかね。

 

–じゃあ2023年もうやることは本当に決まってますね。
大﨑 そうですね、もう明確っていうかまずベルトを獲ってそしたらリベンジも見えてくると思いますし、勝ったらその先も見えてくると思うんで、まずは次の試合しっかり勝ってもう一個先に進みたいなって思います。

 

–では最後に大﨑選手のファン、そしてRISEファンの皆さんにこの試合に懸ける意気込みを熱くお願いします。
大﨑 いつも応援していただいている皆さんありがとうございます。RISE20周年記念興行ということでメインを多分任せられると思うんで、しっかり僕が昼の部メインを締めたいと思うんで是非熱い応援をよろしくお願いします。

 

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