大﨑孔稀インタビュー『誰が見ても分かるような試合をしてベルトに近付きたい。』
インタビュー 2023年5月16日
来る5月28日(日)後楽園ホールにて開催します『RISE 168』で寺山遼冴選手との再戦に挑む大﨑孔稀選手のインタビューをお送りします。
–このゴールデンウィークは練習三昧でした?
大﨑 毎日2部練習してました。
–遊ぶような余裕はなかった?
大﨑 そうですね、ほぼどこにも行ってないです(笑)。
–毎日自宅とOISHI GYMの往復?
大﨑 練習して帰って寝てまた夜練習して。
–ある意味充実したゴールデンウィークですね。
大﨑 格闘家として充実したゴールデンウィークでした。
–寺山遼冴選手との再戦になりました。前回の試合から3カ月経って改めて振り返ってみていかがですか?
大﨑 今回リマッチが組まれてしっかり白黒をつけたいというのはもちろんありますし、ここで足踏みしてられないというのは凄くあります。今回は差をつけて勝たないと先に進めないので、前回より差を見せて誰が見ても分かるような試合をしてベルトに近付きたいです。
–2月の試合は3Rローブローということで負傷判定引き分けになりましたが、後味の悪さというのは引きずりました?
大﨑 モヤモヤする部分はありましたけど、今回決まって前回以上に気合入ってて、もっと差をつけたいというのは凄くあるので、前回のことがありましたけど今回は今回で全然関係ないかなって。普通に寺山選手と僕の戦いですし、しっかりそこで勝とうという気持ちです。
–前回は試合がストップされるまで大﨑選手が試合の主導権を握っていましたけど、今回それと同じイメージを抱いてますか? それとも全く違うイメージで挑みますか?
大﨑 それは正直向こう次第。向こうが前回通りに来るのかそれとももっと好戦的に前に出てくるのかで展開は変わってくると思います。僕は下がるスタイルじゃないので、僕というかOISHI GYMがそういうスタイル。前に出るスタイルなのでそこは変わらないと思います。なので試合展開は本当向こう次第。
–こんなことを聞いたら失礼かもしれませんが、前回ローブローで試合が中断してそのまま負傷判定になってしまったということで、ローキックを打ちづらいというのはありますか?
大﨑 正直ないですね。そこでビビってたらどうなのかなというのは凄いあるので、関係ないです。全然蹴ろうと思ってます(笑)。
–前の試合の時に寺山対策はバッチリ立ててたと思いますが、今回はその対策にプラスアルファですか? それとも全く違う対策を立てる感じですか?
大﨑 基本はサウスポーで同じですけどちょっと違う技を出そうかなというのがあって、その技を練習してるところですね。なので大まかな作戦とかは特に変わらないですけど、一個この技を当てたいという技があるのでそれが加わる感じです。
–それはもしかしてお兄さんの大﨑一貴選手と同じ技ではないですよね?
大﨑 僕もああいう技の練習はしてるので作戦どうこうではなくて、一個のレパートリーとして持ってるので色々出していきたいですね。
–先日お兄さんの一貴選手がISKAの世界チャンピオンになりましたが、孔稀選手にとってもいい刺激になりましたか?
大﨑 やっぱり燃えますよね。身近にああいう人がいると負けられないっていうのはあるので。セコンドで間近で見れて次は僕の番なんで凄くいい刺激になりました。
–ちなみに一貴選手が獲ったベルトを持ったりはしましたか?
大﨑 持ってないですね。持ちたくないなーと思って触ってないです(笑)。
–触る前に今度は自分が獲るような勢いですね。
大﨑 やっぱ自分で獲って持ちたいっというのはあるので触らなかったです。
–一貴選手に対していい意味でジェラシーを抱いてる感じですか?
大﨑 そうですね、やっぱり毎回ベルトを見る度に嬉しい気持ちもありますけど選手としては悔しい部分もあるので、別に言葉に出さないですけど勝手に自分の中で「あーっ!」ってなってます(笑)。
–その辺は兄弟で一緒にキックボクシングやってる部分の難しさですね。
大﨑 今は同じ階級じゃないので前みたいに今後どうするんだ?というのがないのでまだ良いですけど、やっぱり差を見せられるというか比べられちゃうので、そういった部分でも悔しさとかもありますし、それが自分の中ではいい刺激になってるので頑張ろうと思います。
–ちなみに今回の再戦は一貴選手からどんなことを言われてますか?
大﨑 ああいう人なので特に何を言うってことはないんですけど(笑)、それこそゴールデンウィークに手伝ってもらったりして、言葉に表すタイプじゃないですけどそういう所で感じる部分はあるし、いつも切磋琢磨してやっているので、今回もパートナーとして心強いです。
–孔稀選手が送ったLINEを一貴選手がなかなか返してくれないって話を聞いた記憶がありますけど最近もそうですか?
大﨑 もともとレスポンス遅い人なので(笑)。いつも携帯は触ってますけど、電話しても出ないことはしょっちゅうあるので、でも返信はするようになってきました(笑)。
–一貴選手は見ての通りマイペース型なんですね。
大﨑 そうですね。自分のペースがあるっていうか世界があるのかよく分からないですけど、何考えてるのか弟でもちょっとまだ分かってないです(笑)。
–弟でも永遠の謎があって兄弟仲はいいですね。
大﨑 それがいい意味でお兄ちゃんの持ち味や強さなのかなというのはあるので見てて面白いです。
–寺山選手との再戦をクリアして次のことを想定してますか?
大﨑 年内にベルトに挑戦してそこでしっかり獲りたいという気持ちが本当にあります。
–最後に大崎選手のファン、大崎兄弟のファン、RISEファンの皆様に熱いメッセージをお願いします。
大﨑 今回再戦ということで前回より差を見せつけてレベルの違いを見せて、今年中にはベルトに挑戦できるようにしっかり勝って次に進みます。皆さんの応援が本当に毎回力になっているので次回も大声援の方よろしくお願いします。