藤井重綺インタビュー『相手に何もさせず可哀想と思われるくらいの戦い方を見せたい』
インタビュー 2023年6月21日
来る6月23日(金)後楽園ホールにて開催します『RISE169』に参戦する藤井重綺の試合前インタビューをお届けします。
–松下選手とは中央大学ボクシング部の先輩後輩で付き合いは長いですか?
藤井 そうなんですよ。あいつは友達だと思っているみたいですけど(笑)
–2年上の藤井さんが松下さんを引き入れた?
藤井 引き入れたのか付いてきたのかは分からないですけど、付いてきてくれているのでそれにはちゃんと背中を見せたいです。
–そこに先輩のプライドみたいなものがありますね。
藤井 後輩に抜かれたらヤバいというプレッシャーも感じています。
–ボクシング時代は階級が同じだったそうですが、キックボクシングでは階級が1つ分かれて良かったですね。
藤井 同じ階級だったら一緒にやってないです。大学時代は僕がレギュラーだった時に松下がレギュラーを取りに来るんですけど、松下は減量がなく元気な時に減量中の僕をボコボコに殴ってきたりするタイプなんですよ。広島の血が入っているんですよね。
–そこは仁義なき戦いですね(笑)
藤井 完全に仁義なき戦い感が出ます。
–大学時代からずっと一緒に練習していて気心が知れているからこそ喧嘩になったりしませんか?
藤井 そこは先輩後輩だからないです。同期だったらあるかもしれないですけど。寮も4人一部屋に一緒だったのでほぼ365日一緒でした。部屋では後輩が先輩のお世話をしてみたいな形だったので、喧嘩はなかったです。
–同じ大学のボクシングで活躍する岡澤セオン選手とも一緒に練習することはありますか?
藤井 練習はないですけどセオンとは同い年で仲が良くて、大学時代も部屋が一緒だったんです。今も試合が終わった後に連絡を取ったりしています。
–タイミングが合えば試合の応援に来てくれることもありますか?
藤井 全然来てくれます。1月の大会にも来てくれていました。
–ちなみに今回は来られますか?
藤井 今回は合宿が被ってしまって来れないみたいです。
–今回は岩郷選手との対戦になりましたが心境はいかがですか?
藤井 ランキングが1つ上の選手なので勝って確実に上がっていくしかないです。岩郷選手を意識することはあまりないですし、いかつさはあるけど実力はそうでもないと思ってます。
–対戦相手を倒すイメージは付いているのですね。
藤井 僕が目指しているところは上なので、そこにアピールしていかないといけないです。微妙な試合で金的をもらって引き分けてランキングに入っているようでは実力が足りないですよね。そんな選手に苦戦しているようだったら上のランクの人たちにもアピールができないです。
–お客さんに自分のどの様な所をアピールしたいですか?
藤井 パンチの技術やキックのレベルの差を見せつけたいです。相手に何もさせず可哀想と思われるくらいの戦い方を見せたいです。
–相当な自信を持ってリングに上がれそうですね。
藤井 それくらいしっかり練習をしています。
–練習は後輩の松下さんとやる事が多いですか?
藤井 基本的には2人で色々なジムにお邪魔して対人練習をやらせて貰っています。
–戦略も2人で立ているのですか?
藤井 お互いが立ててます。練習中にもお互いに改善の意見を言い合ったりします。
–同じ日にどちらも出場だとセコンドはつけないですね。
藤井 今回はつけないですね。父親が島根から来るので、父親にサブセコンドを頼もうと思います。
–お父さんはキックボクシングのトレーナーをやっている方ですか?
藤井 ボクシングのトレーナーをやっていました。
–なるほど。ルールこそ違いますが性格や癖を知り抜いている方ですね。
藤井 性格的なこととか盛り上げ方とかを知っているので、そこだけお願いしようと思います。
–後輩の松下さんとの中央大学コンビとして世の中にアピールしたい気持ちはありますか?
藤井 ボクシングでは岡澤セオンも活躍しているので格闘技界に中央大学やばいなと思われるようにしたいです。
–最後に藤井選手とRISEファンの皆様に熱いメッセージをお願いします。
藤井 今回レベルの差を見せつけて上にアピールして自分が強い所を見てほしいです。あとは肌が焼けた色黒の方が強いと言われていますけど、色白なやつも強いことを証明します。日焼けしていない色白な人にも自信を持って格闘技をしてほしいです(笑)