中村寛、宮﨑小雪らRISE王者の参戦決定!秀樹がチャンヒョン相手に引退試合

大会情報 2023年7月19日

8月26日(土)に東京・大田区総合体育館で開催される『ABEMA presents RISE WORLD SERIES 2023 2nd Round』の対戦カード発表会見が18日(火)都内で行われ、オープニングファイトを含む10試合が発表された。

大会概要はこちら▶︎https://rise-rc.com/event/rise-world-series-2023-2nd-round/

 


<決定カード>

▼Super Fight!ライト級(-63kg)3分3R延長1R
中村 寛(日本/BK GYM/第8代RISEライト級王者、第6代DEEP☆KICK-60kg級王者)
アリシェル・カルメノフ(カザフスタン/Nural sports school)

今年4月に直樹に競り勝ち第8代RISEライト級王座を獲得した中村寛が王者となって初試合でカザフスタンの空手家と対戦する。
中村は野性味溢れるファイトスタイルで“人獣”とも評され、日本拳法仕込みの強烈なパンチを武器に14勝のうち11KOと高いKO率を誇っている。昨年6月の「THE MATCH 2022」ではレオナ・ペタスから勝利を収めた。同年10月のチャンヒョン・リー戦では2RにTKO負けを喫したものの、12月の再起戦では伊藤澄哉を2RでKO。今年4月に念願のタイトルマッチにたどり着き、直樹と5R大激闘を制して王座を奪取。チャンピオンとなり初の試合を迎える。
対するばカザフスタンの空手家、アリシェル・カルメノフ。カルメノフは様々な空手の大会に出場し実績を残してきた26歳。現在は空手と並行しキックボクシングの試合も経験。空手特有の回転系の足技に加えパンチ技術も高く中村としても決して侮れない相手。RISE初参戦で未知なる強豪がビッグサプライズを起こすか?

 

▼Super Fight!アトム級(-46kg)3分3R延長1R
宮崎小雪(日本/TRY HARD GYM/第2代RISE QUEENアトム級王者)
ジュムリアット・スラーターニー・ラーチャパッド(タイ/PETCHSEEMUEN)

宮﨑小雪が今年3月のRISE ELDORADOに続き自身3度目の国際戦に挑む。小学生から空手を学び、アマチュア戦績無敗の戦績を引っ提げ2019年11月にプロデビュー。新人離れしたテクニックを見せつけて、2021年1月には「アトム級NEXT QUEENトーナメント 2021」で優勝。3月にはRISE QUEENアトム級王者・紅絹を破り第2代王座に就くと、9月に伊藤紗弥から延長戦で勝利。2022年5月には小林愛理奈に大差の判定勝ちで初防衛に成功し、10月にはペットルークオンに判定勝ち、12月にはシュートボクシング日本女子アトム級王者MISAKIとの女王対決を制している。今年3月には韓国のビョン・ボギョンを3R KOで下し現在9連勝中。
対するジェムリアットは初来日となる19歳のムエタイファイター。タイ南部のベルト保持者で、初参戦のRISEで絶対女王と化している宮﨑相手にどのような戦いをするのかが楽しみだ。

 

▼秀樹 Final Match ライト級(-63kg)3分3R延長1R
チャンヒョン・リー(韓国/RAON/第5代RISEスーパーフェザー級王者)
秀樹(日本/新宿レフティージム/同級2位、K-1 REVOLUTION FINAL -65㎏級世界王者)

チャンヒョンは“韓国の鉄拳”と称されるパンチを武器に数々の日本人ファイターを撃破。2017年に当時チャンピオンだった野辺広大を破りRISEスーパーフェザー級王座を戴冠。2020年からは新型コロナウイルスの世界的流行で来日困難となったが、2022年7月に約2年半ぶりに来日し暫定王者の一馬と王座統一戦を行いダウンを奪われるも逆転KOで初防衛に成功した。そして10月には中村寛からKO勝利。今年1月には常陸飛雄馬と挑戦者に迎え防衛戦。延長Rにまで及ぶ激闘の末にチャンヒョンが判定勝利を収めた。7月の大阪大会では、自身初のオープンフィンガーグローブマッチに挑戦し山口侑馬と対戦。ルールの経験値で上回る山口相手に抜群の破壊力を魅せ1R KO勝利を収めた。
対する秀樹は2014年7月にプロデビュー。2戦目で現ミドル級王者の海人に黒星を付けられたが、その後は4連勝。一時リングを離れていたが2017年5月に復帰し、同年9月にはK-1 GLOBALのベルトも獲得している。2018年4月からはKNOCK OUTスーパーライト級王座決定トーナメントに参戦し、山口裕人、マサ佐藤を下し決勝戦へ駒を進めるも不可思にダウンを奪われ判定負けを喫した。RISEでは2019年から3度タイトルマッチのチャンスを掴むも勝利の女神は秀樹に微笑んでくれず王座戴冠を果たすことはできなかった。昨年4月のRISE ELDORADO以来の参戦で2018年2月に判定勝利を収めているチャンヒョン・リーを相手に今大会で引退試合を行う。

 

▼RISE WORLD SERIES 2023 -54kg Tournament リザーブマッチ 3分3R延長1R
ルベン・セオアネ(スペイン/Muay Sapein)
政所 仁(日本/魁塾/WBKF世界スーパーフライ級王者、RISEスーパーフライ級4位)

-54kgトーナメントリザーブマッチに登場するのは、スペイン新進気鋭のファイファイターであるルベン・セオアネ。2001年12月生まれの21歳でまだ経験は浅いものの、強豪選手アクラム・ハミディにも勝利した実績を持つISKA推薦選手。7月の大阪大会でトーナメント一回戦で優勝候補の志朗と対戦。志朗の攻撃にダメージを受けつつも怯むことなくアグレッシブに前に出続け、最後まで諦めない戦いをみせた。初戦敗退とはなったが今回リザーブマッチに抜擢された。
対する政所は長島☆自演乙☆雄一郎を輩出した関西の名門キックジム魁塾所属の24歳で、バルカン砲とも評される回転の早い打撃を武器に、多くの強豪を破ってきた実力者。2021年9月にDoAトーナメント準決勝で風音に敗れ、昨年8月には花岡竜にもTKO負けと2連敗だったが、10月に滉大にリベンジを果たし連敗を脱出。7月の大阪大会で風音と2021年9月以来の「親友対決」を行い、延長ラウンドにまで及ぶ激闘の末に判定勝利でリベンジを果たした。

 

▼スーパーフェザー級(-60kg)3分3R延長1R
常陸飛雄馬(TARGET SHIBUYA/同級2位)
大雅(TRY HARD GYM/同級9位、元K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者)

常陸はYA-MANと同門のTARGET SHIBUYA所属。2016年と2017年全日本学生キックボクシング連盟でフェザー級タイトル獲得の実績を持つ。
2019年7月から今年1月までは9戦負けなし(8勝1分)で、昨年9月にはシュートボクシングのリングに乗り込み、当時7連勝中の笠原友希を2Rマットに沈めアップセットを起こした。今年1月には“コリアンデビル”チャンヒョン・リーの保持するスーパーフェザー級タイトルに挑戦。1、2Rは常陸がポイントを奪うもチャンヒョンの追い上げにより6Rにも及ぶ死闘の末タイトル奪取が叶わなかった。
対する大雅は2012年1月にプロデビューしKrushやK-1でタイトルを獲得。2019年からRISEに参戦しセクサン・オー・クワンムアンや中村寛ら強豪と対戦するも白星に恵まれず苦しい時期も続いた。しかし、2021年11月のRISE大阪大会で梅野源治からダウンを奪い勝利を収め、昨年10月には奥平将太を下しランキング入りを果たした。今年3月のRISE ELDORADOではランキング1位の一馬との対戦が決まっていたが、計量後に体調不良となり『縦隔気腫』と診断されドクターストップにて欠場となった。6月には武尊、白鳥大珠と共に「Impact in Paris」に参戦し、急遽対戦相手が変わるアクシデントを乗り越えポール・カポウィックから3度ダウンを奪い判定勝利を収めた。
チャンヒョン戦に一歩近づくためにも両者共に絶対に落とせない試合となるだろう。

 

▼フェザー級(-57.5kg)3分3R延長1R
魁斗(立志會館/同級1位、HOOST CUP日本フェザー級王者)
安本晴翔(橋本道場/同級5位、WBCムエタイ日本統一フェザー級王者)

魁斗は立志會館・坂口立起館長の実子で“西の天才”と評されている21歳のテクニシャン。2020年2月に笠原友希に再延長戦で惜敗するまでは負けなしの8連勝を記録し、再起戦となった同年11月のRKSスーパーフェザー級タイトルマッチで王者・兼田将暉に勝利しプロタイトル初戴冠。
2021年7月には現RISEフェザー級王者の門口佳佑からも勝利を収め、10月にHOOST CUP日本フェザー級王座を獲得し二冠を達成するも、昨年4月のSB日本フェザー級王座決定戦で川上叶に敗れSB王座を逃した。再起戦となった今年2月には元RISEフェザー級王者の梅井泰成に判定勝利を収め一気にフェザー級トップランカーに躍り出た。
対する安本は2016年6月に16歳でプロデビューを果たすと、2019年2月の植山征紀戦まで14戦無敗を誇った。これまでREBELS-MUAYTHAIスーパーフライ級タイトルを皮切りにKNOCK OUT、WBCムエタイなどを獲得。昨年7月に5年ぶりにRISE参戦を果たした試合はノーコンテストとなったが次の山川賢誠戦では戦慄のハイキックで秒殺KO勝利を収めている。昨年12月SBとの対抗戦では川上叶に延長R判定負けを喫したが、今年3月のK-1との対抗戦で斗麗に判定勝ち。さらに5月の岡山ジム主催興行では2階級上のライト級で高橋聖人と対戦し、判定勝利を収めている。
当初は7月の大阪大会で組まれていたが安本の怪我により中止となり、今大会で仕切り直しの一戦となる。

 

▼スーパーライト級(-65kg)3分3R延長1R
チャド・コリンズ(オーストラリア/Strikeforce/同級2位、WMC世界スーパーライト級王者、WBCムエタイ世界スーパーライト級王者)
チョ・ギョンジェ(韓国/JUNG WOO GYM/MAX FC -65kg王者)

ペットパノムルン、原口健飛ら強豪揃いのスーパーライト級戦線でWSならではの外国人対決が決定した。
チャドはオーストラリア人ながらムエタイで数々の実績を積んできた28歳。タイ国内でも高い評価を受ける一流ファイターであり、セクサン、パコーン、サックモンコンといったトップファイターを撃破し、来日経験も多く、海人、不可思、中野椋太、直樹、笠原弘希ら相手に日本人無敗を誇っている。今年3月にはオーストラリアにて2RKOでWMC世界スーパーライト級王座を獲得、5月にはタイの名門ペッティンディー所属のラーチャシン・ペッティンディーアカデミーとムエタイルールで対戦し延長R判定勝利を収めた。
対するギョンジェは2018年に初来日、シュートボクシング世界トーナメント『S-cup2018』の一回戦で海人に敗北を喫したが、その後は2019年9月に現RISEウェルター級王者の中野椋太を判定で下し、今年に入ってからは吉田凛汰朗、小川翔に勝利している。


▼スーパーライト級(-65kg)3分3R延長1R
麻火佑太郎(PHOENIX/同級4位)
KENTA(HAYATO GYM/同級9位)

麻火は地元・長野県で空手、キックボクシング、テコンドー、ボクシングの経験を積み、4年前に上京しPHOENIXに移籍後2022年2月よりRISEに本格参戦。初戦でチャッピー吉沼からダウンを奪い判定勝利を収めるも、5月には木村“ケルベロス”颯太に2度ダウンを奪われ判定負け。しかし12月より階級をスーパーライト級に上げると激闘派の北井智大からダウンを奪い、さらに今年5月には打たれ強さに定評のあるマサ佐藤を左ボディとレバーを効かせ、最後は顔面膝蹴りにより1R1分11秒でリングに沈めている。
対するKENTAは一発の破壊力が武器のファイターで、2022年3月にDEEP☆KICK-63kg王座を獲得。同年10月に小川翔に敗れ連勝がストップしたものの、その後は足利也真登、安彦考真、山畑雄摩に勝利し現在3連勝中だ。


▼オープニングファイト アトム級(-46kg)3分3R
坂田実優(FASCINATE FIGHT TEAM)
小林穂夏(NEXT LEVEL渋谷)

 

▼オープニングファイト -53kg契約 3分3R
Hotaru(Continue)
加藤乃々夏(全真会館)

大会情報はこちら