大﨑孔稀インタビュー『僕と加藤選手の気持ちと気持ちのぶつかり合いを楽しんでください』

インタビュー 2023年8月15日

来る8月26日(土)『ABEMA presents RISE WORLD SERIES 2023 2nd Round』大田区総合体育館大会にて、RISEバンタム級(-55kg) 王座次期挑戦者決定戦として加藤有吾と対戦する大﨑孔稀の試合前インタビューをお送りします。

 


-今日朝からラントレやってきたとのことですが、ラントレは毎朝行ってますか?
大﨑 今日やったのは階段ダッシュですけど、階段ダッシュは週2回火曜日、金曜日でやってます。

 

–お兄さん(一貴)とかジムのプロの選手たちと一緒に?
大﨑 そうですね、参加できるメンバーでいつもやっています。

 

–8月は18日後楽園大会、26日大田区総合体育館大会とOISHI GYMから4選手がRISEに参戦しますが、ジム内の雰囲気はどうですか?
大﨑 やっぱり雰囲気はいいですね。今回に限らずジム自体がいい雰囲気で、みんな試合でそれぞれ結果を出してきてるし、最近若手の選手とか僕の後輩もいい結果を出してくれているので、それもまた刺激になりますし、チーム一丸となって勝ちにいこうとなっているので雰囲気はすごい良いです。

 

–孔稀選手がもう「若手」とか言う世代なんですね。
大﨑 今は後輩の方が多いですね。現役は引退してますけど、しゅんくん(大石駿介)がいて、翔くん(小川翔)、お兄ちゃん(大﨑一貴)、僕で、あともうみんな後輩なので、もう上から数えた方が早いです。

 

–10代の選手がこれからどんどん出てくると大石代表も言っていたのでそのあたりも楽しみですね。
大﨑 今の格闘技業界自体も若い選手が一気に増えてきて、そこにはまだ負けられないなって気持ちはすごくあります。それもそれでいい刺激になっているのでプラスな部分ではありますね。

 

 

–孔稀選手は学生でもありますが、日頃から練習は朝ラントレとか走ったりして夜はジムでというサイクルですか?
大﨑 普段は朝9時前から学校なので朝は練習という練習はできないですけど、試合が決まったら走ってから学校に行くみたいな感じですね。

 

–世間は夏真っ盛りですけど夏らしいことは来年までお預けですね。
大﨑 できないですね。僕いま、最高学年なので学生最後の夏休みですけど、試合の時にはもう学校が始まっているので今年の夏は練習して終わりです。お盆も練習して終わりって感じで(笑)。それが格闘家ですからしょうがないです。

 

–加藤有吾選手と次期挑戦者決定戦が決定しましたが、今の心境はいかがですか?
大﨑 やっとここまで来たっていうか本当にあと一歩なので、絶対落とせないなっていう気持ちです。

 

–2度目の対戦ということになります。前回は肘有りルールで今回はRISEルールですが、加藤選手がRISEに来た理由の一つとして孔稀選手に前回敗れてからリベンジしたい思いもあったようです。同級生ということもあって今まで意識する部分はありましたか?
大﨑 正直なかったっていうか肘有りでやって勝ってるし、僕自身がずっとベルトを目指してやってきていたので、そんなに意識はしてなかったけど、加藤選手が試合してるのはもちろん見てましたし、勝ち続けてたのでいつかはやるだろうなと思っていました。このタイミングでやるのも何かの巡り合わせなのかなとは思います。でも意識してたかって言われるとそんなに意識はしてなかったです。

 

–加藤選手は孔稀選手に負けてからはRISEに出ていて今4連勝で、着々と孔稀選手の後を追って追い詰めてきているなという印象ですが、警戒している部分はありますか?
大﨑 肘有りで前回やったときもパンチはすごい重い印象でしたし、実際RISEの試合を見ていてもKOすることも多いのでパンチ力はすごいあるなと思います。

 

–以前加藤選手と対戦した大森隆之介選手は「頭がめちゃくちゃ硬い」と言っていました。頭蓋骨が単純に硬いみたいでパンチが頭に当たると自分の手がめちゃくちゃ痛くなるそうです。
大﨑 前回やった時はそんな風に感じなかったですけど、僕自身の感触のある攻撃でも倒れなかったので、打たれ強いとは思いました。前回は先に僕が切られて劣勢に立たされて最後は逆転できましたが、今回も間違いなく熱い試合になるだろうなという気持ちです。

 

 

–今回加藤戦をクリアしたとして、いよいよ目標であった王者・鈴木真彦選手との試合になりますが、挑戦する立場として鈴木選手の印象は?
大﨑 強いのは間違いないです。実際ずっとベルトを持ち続けてきてRISEの55kgを引っ張ってきている選手なので、そこは本当に強いのは認めてます。でも勝たないとベルトはついてこないので僕ももう負けられないというかチャンスは落とせないので、しっかり勝てるように、ここでいい弾みをつけて鈴木選手に挑戦したいです。

 

–大﨑兄弟悲願の同時チャンピオンが目の前に見えてきましたね。
大﨑 今まで兄弟同時チャンピオンっていないと思うので、自分だけのためじゃないというのが本当にありますね。多分今までだったら自分がベルトを欲しいだけだったのですが、今はもうそれだけじゃないっていうか、お兄ちゃんの思いも背負って獲らないといけないですね。

 

–お兄さんの一貴選手からアドバイスはありましたか?
大﨑 試合の作戦とかはあまりなくて、いつも通りやれば絶対勝てるからって言われてます。本当に焦らず、今まで通りの試合をすれば勝てるでしょって(笑)。

 

–昨夜お兄さんのインタビューがありましたが、孔稀選手の試合が自分の試合より緊張すると言ってました。
大﨑 それは僕も一緒です(笑)。お兄ちゃんの試合マジで緊張します(笑)。ここ数戦海外の選手とやってきて、試合映像とか見てみんな「緊張して変に硬くならなければ大丈夫でしょう」って感じで、試合の時って本当に大丈夫だと思ってても吐きそうなぐらい緊張するので、自分の試合より緊張します。

 

 

–最近のお兄さんは派手に後ろ回し蹴りでKOしてますが、孔稀選手も大技で倒したいとか狙っている技はありますか?
大﨑 作戦は代表に立てていて大まかな作戦があって、それをしていけば自ずとチャンスは来るので、そこでいかに倒せるかが今回の課題です。加藤選手は簡単に倒れない選手ですけど、僕はいろんな技で倒せる自信があるので、どんどんいろんな技を出していって倒したいです。

 

–当日ファンの皆さんは孔稀選手のどんなところに注目すればいいですか?
大﨑 1ラウンドでパッと終わる試合ではないと思っていて、間違いなくバチバチの打ち合いとか、KOじゃなくても3ラウンドフルに楽しんでもらえるような気持ちと気持ちがぶつかり合う熱い試合になると思うので、僕と加藤選手の気持ちと気持ちのぶつかり合いを楽しんでください。

 

–最後に応援してくれるファンの皆さんにメッセージをお願いします。
大﨑 いよいよあと一歩のところまで来てて、兄弟同時チャンピオンという今までにないことを大﨑兄弟で成し遂げます。今回がそのためにも大事な一戦になるので皆さんの応援で僕に力を授けてください。必ず勝つので応援をよろしくお願いします。

 

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