松下武蔵インタビュー『結局強いやつが一番上だと思ってるので実力で証明していく』

インタビュー 2023年12月11日

来る12月16日(土)両国国技館にて開催します『RUF presents RISE WORLD SERIES 2023 Final Round』にて、Krush王者の池田幸司を迎え討つ松下武蔵(GOD SIDE GYM)の試合前インタビューをお届けします。


–松下選手18歳ということですが年齢的には3年生の年ですか?
松下 高校3年生の年です。


–高校には通っているんですか?
松下  通ってるって言うほどでもないんですけど、通信制の高校に在学しています。


–じゃあ結構格闘技に集中できる環境?
松下 格闘技に集中するために通信にしました。


–格闘技自体は何歳から始めたんですか?
松下 空手を4歳に始めてキックボクシングを本格的に始めたのは中学生ぐらいの時ですね。


–空手を始めたきっかけは親御さんの影響ですか?
松下 影響というか気づいたら始めてたっていう形で(笑)。


–物心ついたらすでにやってた感じなんですね。
松下 そうですね。


–インスタとかSNSを見てるとご自宅にサンドバッグがあったり自主練されてるのを拝見するんですけど。
松下 結構家とかでも練習してます。


–その場合はお父さんと一緒に練習してるんですか?
松下 1人でやるときもあればお父さんと一緒にやるときもあります。


–お父さんは空手をやってた方なんですか?
松下 昔ちょっとやってたらしくてキックボクシングのこととかもお父さんなりに研究してくれたりしてアドバイスしてもらってます。


–子供の頃からそのあたりはお父さんに教えてもらったりしてたんですね。
松下 そうです。

 


–今はGOD SIDE GYMに所属という形になりましたけど練習環境的にはどんな感じですか?
松下 うちのジムはトレーナーの勝岡さんと二人きりで練習を見てもらって、他のジムに出げいこへ行いったりスパーリングなどもさせていただいてます。


–練習は1日2部練とか3部練って感じでやってるんですか?
松下 大体は一日2部練って感じです。


–前回(RISE172)の彪司戦を振り返っていただきたいんですがあの試合はいかがでしたか?
松下 やっぱり自分の中で意識していたっていうか直さなきゃいけないなっていうところがすごい見えた試合だと思ってるので、次の試合にそれを見せられたらなと思ってます。


–具体的にはどの辺りを修正しているところですか?
松下 攻めすぎちゃうというか気持ちが前に出過ぎるって所が前回の反省点かなので、今回はより落ち着いて戦えるように練習しています。


–試合となるとかなり熱くなっちゃうのでその分周りが見えなくなる部分というのもあった?
松下 すごい気持ちが出ちゃうんでいつも。


–RISE参戦は約2年ぶりぐらいですが久々のRISEのリングはいかがでしたか?
松下 なんていうかすごい「RISE」を感じましたね(笑)。


–RISEに出てない間も様々な団体さんに参戦されていましたがRISEに出てみてどんな部分が違ったと思いますか?
松下 やっぱりファンの方というか見る景色というかリング登った感じもそうですし、1番はグローブ。結構「RISE」っていう文字が自分好きなんで(笑)、つけた感じとかも懐かしいというか戻ってきたなっていう感じですごい良かったです。


–その前回の彪司戦のインパクトがあって今回の池田選手との試合に抜擢された部分があると思うんですが、今コンディションはどうですか?
松下 バッチリです。体重の方もどんどん落ちてきてますし動きの方もしっかり動けてきてるので。


–対抗戦に抜擢されたという部分では普段の試合とモチベーションは違いますか?
松下 特に回対抗戦とかそういう意識はなくて「RISEだから強い」とかじゃなく「RISEの松下武蔵が強い」ってところを証明できたらなと思ってます。


–記者会見の時に池田選手に「横浜のヤンキーなんて軽く悶絶させたい」って言われてましたけど、あれを言われた時はどのような気持ちでした?
松下 トークで争うつもりはなかったので試合で結果を見せられたらなって感じです。


–会見で「RISEっは甘くない」ということもおっしゃってましたが具体的にどんな部分でRISEは甘くないっていうイメージを持ってますか?
松下 個人的にはRISEの方が熱い団体だと思ってるんで。


–今回の池田戦に向けて強化した部分で教えられるところがあったら教えていただけますか?
松下 全体的にスピードだったりパワーとか技術もそうですけどポテンシャルを上げてるので、それを試合で見せます。


–トータル的にレベルが上がっているような状況ですか?
松下 そうですね。

 


–今回池田戦が終わったとして今後RISEでの目標を教えてもらいますか?
松下 もちろん上のランカーの人たちを倒していくのもそうですし、来年再来年にはベルトを巻けるように頑張ります。


–もう少し詳しく池田選手のファイターとしての印象を聞きたいんですけど、例えばテクニック面に関してはどのように評価しますか?
松下 K-1の試合とか見ててもRISE向きな選手なのかなと思ってて、ワンキャッチとか。今回の試合でどう戦ってくるのか、戦うのは自分なんですけど個人的に楽しみです。


–テクニックが高いという部分は認めてる?
松下 テクニックはすごい高いと思ってます。

 

–最近の試合だと倒せる、KO出来るという部分を池田選手は見せてますけどその部分に関してはいかがですか?
松下 自分はまだKO負けしたことないのでどうするのか?というところです。


–相手がKrushのベルトを持っていてK-1にも参戦していますが、K-1にはどんな印象がありますか?
松下 まだRISEでもベルトを持ってるわけでもないのでK-1がとか言えないですけど、近い将来しっかり自分がRISEのベルトを巻いて、本当の対抗戦というかチャンピオン同士で戦えることを一番楽しみに頑張っていきます。


–ご自分もK-1を目指したということはないですか?
松下 自分が小さい時というか空手を始めた当初はK-1を見ていたりしてて、K-1かっこいいとか。それがキックボクシングに行く理由ってのもあったかもしれないですけど、小学生か中学生ぐらいかな?ある選手の試合を見に行って、その時にRISEすげー!かっこいい!って将来この団体を目指したいなと思ってこの団体に来ました。


–ちなみにそのある選手っていうのは名前を言えないですか?
松下 あんまり言えないですけど(笑)。でも同階級の選手ですね。


–K-1の方が上だとか実力者が多いとかそういう意識は全くないですか?
松下 結局強いやつが一番上だと思ってるので実力で証明していけたらなと思ってます。


–池田選手は「倒せる軽量級」というキャッチフレーズを売りにしてるんですが、松下選手も同じような意識ですか?
松下 倒せる倒せないじゃなくて魅せる試合をしていこうと思ってます。


–松下選手の1番のプライオリティは「魅せる試合をする」ということなんですね。
松下 結構自分の試合って毎回激闘というか盛り上がる試合にはなると思うんで、どう盛り上げていくかも自分の課題なのかなって思ってます。


–そういう考えになったのは何故ですか?
松下 難しいな(笑)。


–例えばお父さんからそうしなさいって言われたとかもしくはその憧れてた選手がそうだったとか?
松下 そういうわけではないですけど、やっぱり結構自分目立つのも好きなんで、みんなの印象に残るような目立つような試合もしたいなっていうのはあります。


–今回もそうなると思いますか?
松下 もちろんなると思います。


–相手はKrushのチャンピオンですがKrushのチャンピオンにまだベルトっていう実績のない松下選手が勝つというのはすごく注目を浴びることだと思うんですが、そういう部分で食ってやるって気持ちがいつもより大きいとかはありますか?
松下 相手が誰だろうといつもそういう気持ちでやってきてるんで今回も変わりはないです。


–じゃあ全然相手が格上だっていう意識はない?
松下 あんまりないですね。自分の中はどっちかというと自分が上だと思うくらいでやっとこうと思ってるんで。


–今回の試合で松下選手の実力というものをRISEファンだけじゃなくてK-1ファンにも一気に示せるような試合だと思うんですが、そこでやっぱり自分の強さをみんなに知らせたい気持ちはありますか?
松下 格闘技ファン全体に自分の名前を知れ渡るぐらいの気持ちでやっていきたいと思ってます。


–先ほどベルトが目標だと言ってましたが、例えば向こう側に乗り込んでいってKrushとかK-1のベルトも獲るみたいな気持ちはありますか?
松下 機会があればって感じです。


–ちなみにいつもそんなに冷静なんですか?年齢の割には落ち着いてるように見えますが。
松下 正直結構緊張してますよ(笑)。


–最後にファンの皆様にメッセージをお願いします。
松下 今回の試合はRISEvs.K-1というよりは「松下武蔵」を見せていこうと思ってるんで、皆さん期待お願いします。

 

 

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