志朗インタビュー『負けたままでは終われないですし、今年を勝ちで終わりたい』

インタビュー 2023年12月14日

来る12月16日(土)両国国技館にて開催します『RUF presents RISE WORLD SERIES 2023 Final Round』にて、vsペッティンディー対抗戦に出場する志朗(BeWELLキックボクシングジム)の試合前インタビューをお届けします。

 

 

–公開練習では奥足へのローキックが目立っていましたね。
志朗 作戦というかそこを決めれば攻略しやすいというパターンも入れつつ、どうしようかなと考えています。あえてRISEルールの中でムエタイのテクニックで勝負してみるとか色んなパターンがあるので、今回のローキックは作戦の中の一つという感じです。


–作戦は全部決まっていますか?
志朗 何パターンかは決まっているけど、相手は蹴りが強いのでその蹴り次第とか色々と考えています。ミドルで相手を倒すくらい強いので、腕とスネを鍛えています。


–どういう風に鍛えていますか?
志朗 腕は蹴られたり棒で叩いてスネも同様にして、あざになっているんですけどタイ人より硬くしなければならないというのを今回のテーマにしています。


–先日までタイで練習されていましたが、それも全てブンロン戦のために行かれてたのですか?
志朗 タイにいると練習にだけ専念できるじゃないですか。そういう環境にもう1回行ってみて精神的に強くなろうというのと、ブンロンがタイ人というのと、あとPKセンチャイムエタイジムに行ってみたいという考えもあって今回タイに行ってきました。


–タイでは何日から何日までどこを拠点に練習していましたか?
志朗 11月の頭から中旬くらいまでの2週間ちょっと、PKセンチャイムエタイジムで練習していました。


–良い練習はできましたか?
志朗 相手がタイ人ということもあってトレーナーや選手もみんな知っていましたし、やっぱりみんなが「あの左ミドルはヤバいぞ。絶対もらうなよ。」とアドバイスをくれて、逆に攻撃の方法も積極的にトレーナー陣が教えてくれたので、そこは良かったです。


–だからこそ腕やスネを鍛えているわけですね。
志朗 ボディとかローはメンタルですけど、腕って折れたら終わりじゃないですか。だから少しでも折れない確率を上げるためにやっています。

 


–今まで同じタイプのタイ人と戦ったことはありますか?
志朗 RISEではルンキット、昔だとバカイペトとかのサウスポーとはやった事があります。だけどここまで左のミドルとか蹴りだけで勝ち上がっている選手とはあまりやった事がないので、そこは脅威というか相手の武器だなと思っています。


–ブンロン選手はSNSにクマンドーイ選手とのスパーリング映像もあげていますね。
志朗 あげているみたいですね。強気な感じのタイ人で調子に乗せたら面倒くさいタイプなので試合中も気をつけたいです。


–今回の一戦は志朗選手にとって再起戦となりますが、そこは意識していますか?
志朗 決勝まで行けなかったという思いもありますし、今年の締めでもあるので勝ち方にこだわりたいです。


–タイの遠征中には現地のムエタイ専門誌「ムアイ・サヤーム」のインタビューも受けたそうですが、ブンロン選手との試合の事も聞かれましたか?
志朗 ブンロン選手の事もですが、タイでは評価の高いPKジムになぜいるのかというのも聞かれました。タイがONEの中心に入っているので、そういった意味も含めてなんでPKにしたのか聞かれました。


–トレーナーともルンピニースタジアムのONE Championshipを観戦に行ったみたいですね。
志朗 行きました。あんなに長いとは思わなかったです。


–試合終了は何時でしたか?
志朗 23時とか23時半です。毎朝5時半起きなので次から断ります。(笑)

 


–今回のトーナメントの決勝戦、クマンドーイvs田丸辰はどういう風に見ていますか?
志朗 -53kgのトーナメントの風音選手の時もそうでしたけど勢いって大事じゃないですか。トーナメント参戦前と比べると参戦中の田丸君の勢いは凄いと思うので、その勢いのまま行く可能性も十分にありえるんですけど、自分はクマンドーイと戦ってタイ人には感じた事がないパワーを感じました。タイ人の中でも特殊というかスピードとパワーがある選手は中々いないと思うので、そう言った意味でクマンドーイを攻略するとしたら、遠い距離でひたすらアウトボクシングをするしかないですけど、蹴りが早くて強いので自分はクマンドーイが勝つと思っていますし自分は負けた立場なので勝ってほしいです。


–ブンロン選手に勝って2024年は新たなスタートを切りたいという気持ちは強いですか?
志朗 負けたままでは終われないですし、今年を勝ちで終わりたいというのもありますし、新たなスタートを切りたいです。


–ブンロン戦ではファンにはどこに注目してほしいですか?
志朗 チャンスがあれば積極的にKOを狙っていきたいと思っていますし、試合の組み立てとかを含めた技術の攻防と、自分にしか見せれない自分の戦い方をしっかり見てもらいたいので、そこはぜひ楽しみにしてほしいです。


–最後に志朗ファン、RISEファンの皆さまに今回の試合への決意をお願いします。
志朗 12月16日は再起戦になるんですけど、今回何が何でもKOで勝ちます。タイで調整して強くなった志朗を見せるので、応援よろしくお願いいたします。

 

公開練習の模様はオフィシャルYouTubeチャンネルで配信中

 

 


≪RUF presents RISE WORLD SERIES 2023 Final Round 試合順≫

▼メインイベント(第16試合) RISE WORLD SERIES 2023 -54kg Tournament 決勝戦 3分3R延長2R
クマンドーイ・ペッティンディーアカデミー(タイ/ペッティンディーアカデミー/ラジャダムナンスタジアムスーパーフライ級王者、True4Uスーパーフライ級王者)
田丸 辰(日本/TRY HARD GYM/初代RISEフライ級王者、初代RISEスーパーフライ級王者)

▼セミファイナル(第15試合) RISE世界スーパーライト級(-65kg)タイトルマッチ 3分5R無制限延長R
ペットパノムルン・キャットムーカオ(王者/タイ/Kiatmoo9/初代RISE世界スーパーライト級王者、GLORY世界フェザー級王者)
チャド・コリンズ(挑戦者/オーストラリア/Strikeforce/WMC世界スーパーライト級王者、WBCムエタイ世界スーパーライト級王者)

▼第14試合 RISE×GLORY スーパーライト級(-65kg) 3分3R延長1R
原口健飛(日本/FASCINATE FIGHT TEAM/RISE DEAD OR ALIVE 2020 -63kgトーナメント優勝、第6代RISEライト級王者、ISKA世界ライトウェルター級王者)
エイブラハム・ヴィダレス(メキシコ/Living legacy/GLORY世界フェザー級1位)

▼第13試合 RISE×GLORY スーパーライト級(-65kg) 3分3R延長1R
白鳥大珠(日本/TEAM TEPPEN/RISE WORLD SERIES 2019 -61kg級王者、第5代RISEライト級王者)
ザカリア・ゾウガリー(モロッコ/‘T Oude Westen Gym/S-cup -65kg世界トーナメント2016優勝)

▼第12試合 シュートボクシング提供試合 RISE×GLORY -72kg契約 3分3R延長1R
海人(日本/TEAM F.O.D/第5代RISEミドル級王者、SB世界スーパーウェルター級王者)
ジェームズ・コンデ(フランス/SBC sarcelles/ISKAヨーロッパライトミドル級王者)
※モハメド・ジャラヤ選手が諸事情により入国できないため欠場

▼第11試合 RISE×GLORY ライト級(-63kg) 3分3R延長1R
中村 寛(日本/BK GYM/第8代RISEライト級王者、第6代DEEP☆KICK-60kg級王者)
アフマド・アコーダッド(モロッコ/Brutal Gym)

▼第10試合 RISE×GLORY ライトヘビー級(-90kg) 3分3R延長1R
南原健太(日本/極真会館/第2代RISEライトヘビー級王者)
ビクター・デ・コニング(オランダ/Kickboxing fearless)

▼第9試合 RISE×GLORY -54kg契約 3分3R延長1R
聖愛(日本/魁塾/初代RISE QUEENバンタム級王者、初代WMC女子日本スーパーフライ級王者)
テッサ・デ・コム(オランダ/Fightteam Vlaardingen/第2代RISE QUEENフライ級王者、Enfusionストロー級王者)

▼第8試合 RISE×GLORY ウェルター級(-67.5kg) 3分3R延長1R
中野椋太(日本/誠至会/第3代RISEウェルター級王者、S1世界ウェルター級王者)
ペトル・モラリ(モルドバ/Kickboxing fearless/WKU世界-65kg王者)

▼風音(TEAM TEPPEN/RISE DEAD OR ALIVE 2021 -53kgトーナメント優勝)引退セレモニー

▼第7試合 Super Fight!-55.5kg契約 3分3R延長1R
志朗(日本/BeWELLキックボクシングジム/初代RISE世界バンタム級王者)
ブンロン・ペッティンディーアカデミー(タイ/ペッティンディーアカデミー/True 4u 115P,118P,122P王者)

▼第6試合 Super Fight!-54kg契約 3分3R延長1R
大﨑一貴(日本/OISHI GYM/第2代RISEスーパーフライ級王者)
ジャルンスック・ブーンラナームエタイ(タイ/ブーンラナームエタイジム/True 4u 118P王者)

▼第5試合 Super Fight!アトム級(-46kg)3分3R延長1R
宮﨑小雪(日本/TRY HARD GYM/第2代RISE QUEENアトム級王者)
モンクットペット・カオラックムエタイ(タイ/カオラックムエタイ/IFMA Youth WorldMuaythai 2023 45kg王者)

▼第4試合 -54kg契約 3分3R延長1R
松下武蔵(GOD SIDE GYM/バンタム級10位)
池田幸司(ReBORN経堂/第8代Krushバンタム級王者、K-1 WORLD GP初代バンタム級王座決定トーナメント第三位)

▼第3試合 スーパーフェザー級(-60kg)3分3R延長1R
常陸飛雄馬(TARGET SHIBUYA/同級3位)
勝次(TEAM TEPPEN/WKBA世界スーパーライト級王者、第7代新日本キックボクシング協会ライト級王者)

▼第2試合 スーパーフェザー級(-60kg)3分3R延長1R
岩郷泰成(EX ARES/同級8位、AJKN日本スーパーフェザー級王者)
奥平将太(フリー/同級11位)

▼第1試合 フライ級(-51.5kg)3分3R延長1R
那須川龍心(TEAM TEPPEN/同級4位)
龍太郎(VALIENTE)

▼オープニングファイト.3 スーパーフェザー級(-60kg)3分3R
山科直史(極真会館/同級12位)
近藤大晟(及川道場/同級13位、Stand Up King of Rookie 2023 -60kg級優勝)

▼オープニングファイト.2 バンタム級(-55kg)3分3R
モンタナ・アーツ(Team Aerts)
加藤乃々夏(全真会館)

▼オープニングファイト.1 フェザー級(-57.5kg)3分3R
杉山豪基(TARGET SHIBUYA)
永松進之介(FJ KICK ASS)

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