麗也インタビュー『生き様や人生の縮図をとにかく見て欲しい』

インタビュー 2024年2月20日

2月23日(祝金)に後楽園ホールにて開催される「RISE176」で、末國龍汰と対戦する麗也(team AKATSUKI)の試合前インタビューをお届けします。



–試合が近づいてきましたが気持ちはどうですか?
麗也 RISEに出たかったのでめちゃめちゃモチベーション高くできてます。


–久しぶりのRISEルールになりますけどその辺は大丈夫ですか?
麗也 そこはしっかり準備してます。去年のNO KICK NO LIFEのトーナメントが終わって、ジムの移籍とかあった期間に、ずっとRISEに出たいと思っていたのでそのための準備はその頃からしてきました。実際試合が決まる時も研究したりして準備したので大丈夫なはずです(笑)。


–記者会見の時にも聞かれてましたが今回の対戦相手の末國選手が、以前麗也選手が一緒にやってた志朗選手と同じジムで練習してるということで、気持ち的には若干やりづらさもあるんじゃないかっていう意見もありますが実際は?
麗也 やっぱありますよ(笑)。やりづらさというかプレッシャーというか負けられないなっていう思いがあります。そういうのもあるけど、今回そこは気にせず末國選手って今RISEフライ級の3位の選手で、僕はRISEフライ級のタイトルを狙ってるのでシンプルにその一戦に集中できています。


–昔は麗也選手も新日本キックボクシング協会時代に10代で活躍されてましたけど、今逆に末國選手が10代で、いつの間にか麗也選手も30歳に王手をかける年代になってしまいましたけど、この辺はどうですか?
麗也 もう常々思ってます(笑)。僕がまだ若い時に年齢上の選手とやらせてもらった時とかはこういう気持ちだったんだろうなっていうのすごい感じます。年齢関係なく実力なのでそこは関係ないですけど、ただ試合とかってやっぱ自分の人生とか、その人の生き様の縮図だと思うので、だから伊達に年齢を重ねてきたわけじゃないっていうのを、末國選手に見せたいなと思います。


–麗也選手といえば以前はRISEのリングにも上がってた佐藤レイナさんとご結婚されて、今幸せな新婚生活を送ってると思いますけど。
麗也 はい。


–ちょっと声がちっちゃくなったような気がしますけど大丈夫ですか?
麗也 あははは(笑)。はい、大丈夫です(笑)。


–奥さんの方からは今回の試合はどんな風に言われてますか?
麗也 それこそ「お前もうこれ負けたら辞めろ」って言われてます。


–かなり厳しいですね
麗也 ほぼほぼ毎回それに近いくらいですけど、今回は特に階級を下げてフライ級に挑戦で、末國選手のことを見くびっているとかじゃないですけど、言うてもランキング3位なわけじゃないですか。まだ上がいるじゃないですか、チャンピオンがいてまだ1位2位もいる中で、ここを落としちゃうとまた遠回りになっちゃうから、冷静に考えて僕の年齢とか今まで怪我も何回も重ねてるし、そういうのも含めてそういう風に葉っぱをかけられています。



–今階級下げてっていう話もありましたけど、減量食はレイナさんが作られてるんですか?
麗也 うちはご飯担当が僕なんで自分で作ってます(笑)。


–そういえば昔アルバイトで調理とかずっとやってて中華料理とかお手のものですよね?
麗也 そうです。なので作るのが一応特技…?見た目は悪いですけど味は美味しいんで、全然作るのが苦でもないし、特に減量の時は量とか食べたいものってその日によっても変わるので、やっぱ自分で作っちゃった方が楽なんですよね。


–ちなみにレイナさんは麗也選手が作った料理の中で何が一番美味しいって言ってますか?
麗也 ガパオです。和風ガパオですけど結構気に入ってもらって、あとはパッタイとか。麺はうどんとかにして作るんですけどタイ料理系のやつですね。


–麗也選手はタイで修行していた時もありますけど、やっぱりタイ料理は体の根本になってますか?
麗也 たまにあの味というか風味を味わいたくなります。



–所属のteam AKATSUKIは練習場所としてはどうですか?
麗也 練習場所としてすごくいい環境でできてますね。技術的にもそうですし気持ちとか体を強くするっていう意味でもすごい来てよかったなと思います。


–代表として指導者としての良太郎さんはどんなところに優れていますか?
麗也 選手それぞれの長所とか短所を見抜く力がすごいですね。その選手の長所短所に合わせて指導ができるのが一番です。トレーナーの人とかって良くも悪くもなんですけど、自分の型にはめちゃう方もいると思うんですけど、それで選手と合う合わないとか出てくると思うんですよ。そういう意味で良太郎さんは例えばその選手の打ち方があるとしたら、変に直そうとせずにその良さを生かしてより良いものにしていくみたいな、そういう指導をしてくれます。


–今team AKATSUKIは新たな所属選手も含めてかなりいろんな人が出稽古に来たりしてますよね。
麗也 いろいろキックもそうですしMMAの選手も来てくれて、そういう意味ですごい良い刺激にもなるし、それぞれの人で持ってる技術も違うので良い刺激と勉強になります。


–話を今回の末國戦に戻しますが、この一戦どんなところに注目してほしいですか?
麗也 注目してほしいところですか…何でしょうね?さっき言ったように、試合って技術とかじゃなくてその人の生き様とか人生の縮図だと思うので、とりあえず試合見てもらえれば僕の覚悟とか今回の一戦に向けてやってきたことが出るのでそこですかね。気持ち、覚悟とにかく見てもらえれば。


–以前の話だと思いますけどレイナさんに「志朗くんってかっこいいんだよ、強いんだよ」ってことを何度も
言ってたって話を奥さんのSNSで見ましたけど、その志朗選手が相手のセコンドに付くという部分は大丈夫ですか?
麗也 いや、ぶっちゃけ結構きついです(笑)。僕そういうのめちゃめちゃ気にするタイプなんで、当日どうなるか不安ではあります(笑)。リング上で多分中央来るじゃないですか、あの時が一番きついなって思うんですけど、さっき言ったように本当にそういうの気にせず今んところ試合に集中できてるので、多分大丈夫なんですけど、あんまりそういうのは思わないようにしてます(笑)。


–酷な質問ですみません。
麗也 そういうの乗り越えないとやっぱダメな問題で、本当にこのタイミングでこういう試合が組まれたのは縁だなと思いますよ。末國選手がBeWELLで練習しててそこで試合するっていうのが、自分が成長する上で大事な部分なので、ここは乗り越えたいです。


–最後に麗也選手のRISE登場を待ちわびていたファン、そしてRISEファンの方々に今回の試合に向けた熱いメッセージをお願いします。
麗也 いつも応援してくれている方々そして今回初めて見ていただく方々にも、僕は正直倒す技を持っているとかそういうタイプではないですけど、僕のこの試合の気持ちとか覚悟とか動きを見てもらえれば熱くなって感動する、人の心を動かす様な試合をしたいと思ってるので、注目して見てください。よろしくお願いします。

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