ヤン・カッファインタビュー『キックボクシングは僕の人生です。大きい夢を見てトレーニングを頑張っているので、皆に注目してもらいたいです』

インタビュー 2024年12月9日

12月21日(土)千葉・幕張メッセイベントホールにて開催される「ABEMA presents RISE WORLD SERIES 2024 FINAL」で行われる-65世界フェザー級トーナメントのリザーブマッチに参戦するヤン・カッファ選手のインタビューを公開いたします。

–2年4ヶ月ぶりの日本での試合となりましたが、今のコンディションはいかがでしょうか?

ヤン 久しぶりにRISEに出られるので嬉しいです。前回から約2年も経っているので、沢山経験も積んできているから強くなっています。

 

–前回日本で戦っている山田洸誓選手は引退してしまっていますが、リベンジはしたかったですか?

ヤン もちろんリベンジはしたいです。山田選手は良い選手だしチャンピオンだったので、もし彼が復帰するような事があれば是非リベンジしたいです。

 

–今回は1dayトーナメントのリザーブマッチにエントリーされましたが、トーナメントの顔ぶれを見てどんな感想を持ちましたか?

ヤン とても素晴らしいトーナメントですし、良い選手が多いですね。僕の意見としては、本当はこの8人の中に入りたかったのですが、それでもリザーバーに選ばれただけでも、嬉しいですしとても光栄です。その試合に必ず勝って、自分がトーナメントに参戦したいです。

 

–カッファ選手が昨年の4月に勝っている、ペポシ選手が本線に入っているという事は気になりますか?

ヤン ペポシに4月に勝ったことで、自分がこの8人の中に入るべきだとは思ったけど、8月にもう一度試合をしようと思っていたら自分が怪我をしてしまって、ペポシと試合ができなかったんです。だからさっきも話した通り、リザーバーからトーナメントに関わって優勝したいですね。怪我をしてしまったのは運命で、運が悪かったのでしょうがないです。

 

–去年の12月はミゲールと試合が組まれていて、それもキャンセルになってしまっていましたが、その試合もどちらかが怪我をしてしまったのですか?

ヤン 試合の5週間前に腕を怪我してしまっていて、試合をしたいから片方の腕で練習していたけどドクターストップがかかってしまいました。内緒にしてでも片手で出ようと思ったのですが、自分のトレーナーにも相談して試合はできないという判断になりました。本当に運が悪かったです。

 

–今のコンディションは良いんですよね?

ヤン 今のコンディションはとても良いです。タイで3週間練習して、来週はオランダに帰ってトレーニングして試合に臨む予定です。

 

–今はタイのどこで練習をしているのですか?

ヤン プーケットです。タイのジムにも伝えているのですが、自分たちは自分たちのチームで練習をしていて、スパーリングなどはタイ人の選手とかとやっていますけど、ほとんどそのジムで自分たちのチームでやっています。

–今回リザーブマッチで戦う麻火佑太郎選手の印象を教えてください。

ヤン チャドとの試合とONEでの試合映像を見ました。彼はサウスポーの良いファイターでアグレッシブに攻撃もできるので、とても良い選手です。

 

–麻火選手の攻撃で警戒するところはありますか?

ヤン 自分の戦いをいつも通りにやって、彼にプレッシャーをかけます。そしたら麻火選手はやりたい事ができなくなるので驚くと思います。

 

–久しぶりにカッファ選手の試合を見る日本人のファンはどんなところに注目したらよろしいでしょうか?

ヤン 以前日本で戦った試合から2年以上経ってとても成長しているので、日本のファンが喜ぶような試合をしたいと思います。

 

–このリザーブマッチで麻火選手に勝ったとして、トーナメントに途中から出場したら準決勝では誰と戦いたいですか?

ヤン チャンピオンになるつもりで戦うから誰でも良いんですけど、できればペポシと戦いたい。以前は怪我で戦えなかったし、ここで勝った方が意味があると僕は考えています。

 

–今回のトーナメントに出場している選手の顔ぶれを見ると、オランダの選手はカッファ選手のみとなりますが、オランダ代表という意識は強いですか?

ヤン オランダ代表として出場できることを誇りに思っています。自分の国を代表してトーナメントに出て、優勝したいと思います。

–カッファ選手は現在26歳ですが、何歳くらいからキックボクシングを始めて、何がきっかけだったのか教えていただけますか?

ヤン キックを始めたのは5歳だったけど、本当はサッカーをやりたかったです。サッカーをやりたくても親は「ダメ。強くなってほしいからキックボクシングをやりなさい」って言うんですよ。それから小さい時はとにかく1年中トレーニングを繰り返していました。それで17歳の時にジムに入って、そこでもトレーニングを繰り返して19歳でプロの選手になりました。

 

–キックボクシングは自分の天職だと思いますか?

ヤン もちろんです。キックボクシングは僕の人生です。大きい夢を見てトレーニングをして頑張っているので、皆んなに注目してもらいたいです。

 

–今所属しているジムのARJトレーニングジムには、何人くらい生徒がいて何人くらいプロがいますか?

ヤン 生徒は沢山いて、プロは10人います。

 

–有名な選手はいますか?

ヤン GLORYなどに出られるのは僕くらいですね。

 

–最後にカッファ選手の試合を待ち侘びている日本のファンと、世界中のキックボクシングファンの皆さまへメッセージをお願いします。

ヤン ファンの皆が僕の試合を見てくれていてとても嬉しいです。リザーブマッチだけど、良いパフォーマンスで良い試合をして皆を喜ばせたいです。

大会情報はこちら