【RISE WORLD SERIES 2025 TOKYO】玖村将史の参戦が決定!!志朗vs.玖村、チャドvs.原口W世界タイトルマッチ開催!!

大会情報 2025年5月28日

8月2日(土)に大田区総合体育館にて開催される「RISE WORLD SERIES 2025 TOKYO」の対戦カード発表会見を行い、第一弾対戦カードとして志朗vs.玖村将史、チャド・コリンズvs.原口健飛によるW世界タイトルマッチを発表しました。

▼RISE世界バンタム級(-55kg)タイトルマッチ3分5R無制限延長R
志朗(王者/BeWELLキックボクシングジム/初代RISE世界バンタム級王者)
玖村将史(挑戦者/999/第6代Krushスーパーバンタム級王者)

RISE世界バンタム級王者・志朗の二度目の防衛戦の相手が先日K-1との契約が満了した第6代Krushスーパーバンタム級王者・玖村将史に決定した。志朗は昨年のELDORADOのメインで田丸辰を相手に、RISE世界バンタム級王座の初防衛戦を行ったが、バッティングにより鼻を負傷しドクターストップがかかり無効試合。9月の横浜大会で再戦を行い志朗が判定勝ちし王座初防衛をはたした。その後、志朗は拳の手術を経て2025年3月に韓国のユン・ドクジェと対戦し判定勝利しリング上で「55kgが盛り上がっているので、次あたり55kg最強が誰かを決めたい」と話していた。玖村は、2019年2月に第6代Krushスーパーバンタム級王座を獲得。2022年6月のTHE MATCH2022で志朗と対戦し、2Rにダウンを奪い判定勝利。2023年3月には鈴木真彦と対戦し判定勝利を収めておりRISEの選手を相手に2連勝中。今年5月にK-1との契約終了を発表し「自分が求める戦場で試合をしていきたい」と話しその動向が注目されていた。両者は今年5月に玖村がXで発表したK-1との契約満了の報告に志朗が「負けたままで終われない、RISEで待ってます」とポスト。それに対し玖村は「勝負ついた相手とやる意味があるのか?」と反応し、さらに志朗は「RISEの許可を取ってないけど世界タイトルをかけてやりましょう」とSNSを通じて両者はやり取りをしていた。

対戦カード発表会見には志朗、玖村将史の両選手が登壇。それぞれが今回の試合についての意気込みを語っています。

■志朗の質疑応答とコメント

 

志朗皆が驚いていると思いますが、自分自身もRISEでリベンジマッチができると思っていなかったので玖村選手には感謝しかないです。3年前に負けてからいつリベンジできるんだろうと思っていて、K-1に一試合契約でも行けるんだったらリベンジしたいなという思いもあった。今回はRISEのベルトがかかっているので、前回のTHE MATCHよりも自分が負けたらRISEが舐められるという覚悟があるので、今回はしっかりリベンジするので皆さん期待していてください」


ーー前回対戦してからの志朗選手の印象は?
志朗「スピードが速く、鈴木選手からもダウンを獲っていて55kgの中でパワーがあるなと思う。3年前の負けから自分は全てができる様にというのがテーマだったので、82日はそこを見せたいと思います」

ーーこの試合で勝った後はどういう未来を考えているのか
志朗「勝ったあとは残りは2人くらいしか相手はいないと思う。RISEの中では炎上している人がいますし。今回もまた文句言いそうですけど、ちょっと待っていろよって感じですね。順番に相手していこうと思っています」

ーー5RとワンキャッチありのRISEルールは自信になる?
志朗「そこで勝つという選択肢もあるんですけど、ダウンを獲られているので(今回は)ダウンを獲らなといけない。1ポイント差で勝ったとか、2-0とか誰も望んでいないと思うのでしっかり激闘をする。5Rの有利な点は活かせると思うので、首相撲で戦おうという思いは一切なく、殴りあって勝負をつけたいと思います」

 

■玖村の質疑応答とコメント

玖村「初参戦にも関わらず世界タイトルマッチを組んで貰えた事に感謝しています。初参戦でタイトルマッチということで色んな意見があると思いますが、そういう事も踏まえて団体、ファンの皆さんに認めてもらえる様な試合をして勝ちたいと思っています。自分がRISEに来ることで新しい展開とかも生まれてくると思うので、RISEの皆さんと一緒に格闘技界を盛り上げていければと思っていますのでよろしくお願いします」


ーー志朗選手からのSNSでの呼びかけでは「再戦する意味はあるのか」という投稿もあったが
玖村「僕自身も再戦を受けて貰ったことがありますが、その時は再戦をできる所まで自分が持っていった。意味のある試合に勝って再戦までたどり着いたので、今回はそういうストーリーがないなと思っていた。でも志朗選手が持っている世界タイトルをかけてまでやりたいと言ってくれたので、それならと迷わずOKしました」


ーー今回は1回のみのスポット参戦なのか、それとも継続しての参戦なのか
玖村「国内ではレベルの高いRISEに継続的に参戦できたら嬉しいですけど、今は志朗選手とやることしか考えていないです」


ーーRISEの印象は?
玖村「3月のRISEも観にいかせて貰ったが、みんなレベルの高い試合をしていてRISEはガチだなと観ていて感じました」

ーー自分の新しい出発。新章を踏み出すという事への感想は
玖村「今回からが第二章だと思っているので、覚醒した姿をリングの上で見せれたらなと思っています」

 

▼RISE世界スーパーライト級(-65kg)タイトルマッチ3分5R無制限延長R
チャド・コリンズ(王者/オーストラリア/Stirkeforce/第2代RISEスーパーライト級王者、WBCムエタイ世界スーパーライト級王者)
原口健飛(挑戦者/日本/FASCINATE FIGHT TEAM/ISKA世界ライトウェルター級王者、第6代RISEライト級王者)

RISE世界スーパーライト級王者チャド・コリンズの防衛戦が決定。防衛戦の相手はスーパーライト級日本人エース・原口健飛に決定。両者の対戦は5年前に一度決まっていたが、新型コロナウイルスの影響により中止となっていた。チャドはシャークの異名を持ちセクサン、パコーンと言った名だたるムエタイ戦士を撃破し数多の世界タイトルを獲得。RISEには2022年に初参戦を果たすと中野椋太、直樹、笠原弘希らを倒し2023年12月『RUF presents RISE WORLD SERIES 2023 Final Round』で当時世界王者のペットパノムルン・キャットムーカオと対戦し3-0の判定勝利によりRISE世界スーパーライト級王座を獲得。昨年はミゲール・トリンダーテに2度KO負けを喫しているものの、ルンキット、麻火、ヴィダレスら強豪を相手に勝利をおさめており、チャドは今回が初防衛戦となる。
対する原口は空手出身で、高校からはボクシングを始めて17歳でプロデビュー。2017年にキックボクシングでプロデビューするとRoad to RIZINキックトーナメント優勝、2020年1月にRISEライト級王座に輝き、2020年10月には「DEAD OR ALIVE 2020 -63kgトーナメント」優勝。2022年6月の『THE MATCH』では第5代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者の山崎秀晃にTKO勝ちし、2023年3月にはISKA世界王座を獲得。これまでにGLORY世界フェザー級王者ペッチと3回対戦するも惜敗。昨年12月の「GLORY RISE FEATHER WEIGHT GRANDPRIX」では1回戦でミゲール・トリンダーデにキャリア初のKO負け。今年3月のRISE ELDORADO2025でGRANDPRIX3位のイ・ソンヒョンと対戦し3R判定勝利を納めている。

■原口健飛の質疑応答とコメント

原口「世界タイトル挑戦は、自分的にはいろいろなチャンスをもらって負けてきて、みんなが認めるくらい強くなって挑戦しようと思っていたので、突然世界タイトルになったので『よっしゃラッキー』って気持ちは全然なくて、本当ははトーナメントに優勝して誰にでも挑戦できる権利を得て、チャドやったりペッチやったりミゲールやったりと全員倒していくのが僕の予定だったんですけれど、こういう風に突然チャンスが転がり込んできたので、これはもうRISEのチャドと試合をせいってRISEからのメッセージだと、そう受け取るしかないと思い切って挑戦させてもらうことになりました。僕たちより強い2人が上にいるので、これが世界最強かと言われたらそうじゃないと思うけれど、RISEの中では俺とチャドが一番強いと思っているし、その中でどっちが強いのかっていうのを5年の期間を経てしっかりと決めたいと思います。この試合はシンプルに俺とチャドがRISEをずっと背負ってきて、そういう人たちが一生懸命に戦う姿をシンプルに見て欲しいと思います」

 

ーーチャド・コリンズのファイターとしての印象は?
原口「良くも悪くも凄い前に来る印象。負ける時も決して下がって負けるような選手でもない。しっかり自分のファイトスタイルを貫き通して負ける時は負けたりもするし、それが一番の強み。その勢いに、あのヴィダレスもコーナーへ押し込まれたので、見た目以上に凄いパワーもあるんやろなっていうのを映像では見ていたので、それがどこまで強いのかを試合で感じたいと思います」

 

ーー俺ならチャドに勝てると以前言っていましたがその自信は今も揺るぎないか?
原口「前より今の方が自信はありますね。チャドがあの後に負けている姿があったので、勝手にそういう気持ちになっているのかもしれんけど、(自分は)ヴィダレスに勝った時後に、ペッチとミゲールに負けているけれど、自分自身では強くなっていると思うので今の方が自信はあります」


ーー絶対チャドに勝てるという根拠は?
原口「根拠はないですよ、格闘家なので。チャドもそうやと思うし、自信を持たずに試合をするのは団体にも自分自身にも相手にも失礼なので。とにかく自信はあるってことだけは伝えたいです。強いて言うならタイミングとか技術力は自分の方があるので、ミゲールにもらっているパンチとかを自分も当てられると思います」

 

ーー『GLORY×RISE LAST FEATHERWEIGHT(-65kg)STANDING TOURNAMENT』に自分がRISE最強の称号を背負って出たいか?

原口「もちろんあります。RISEもそう願ってくれていると思うので、だからこそ自分が挑戦者になったと思うし、しっかりみんなの想いを叶えられるようにここは勝ち切りたいと思います」

 

ーーどんな試合にしたいか?

原口「5Rあるのでずっと付き合うのはしんどいので、前に来させてあげたいというか誘いこんだり、ロープ際は僕が得意なので、逆にチャドもロープ際で攻める時は自信を持って来るのでそこをどう使うかですね。僕は下がっている時のロープ際は凄く強いので。その取り合いかなと思います」

 

ーーKOはあるか?

原口「お互いその気持ちはあるけれど、しっかり3分5R戦うつもりでいます。最高峰の戦いを15分間見せたい」

 

ーー3月のソンヒョン戦を経て得られたことは?

原口「精神面が鍛えられたし、あとは身体の強さは目に見えて分かるように強くなりました。まだ(肉体改造の)途中なので、その中でスピードが遅くなったとかも感じる部分もあったから、それを今調整している感じです」

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