常陸飛雄馬インタビュー 「常陸がやっぱり1番強いんじゃないか」と思わせる試合をします

インタビュー 2024年9月3日

9月8日(日)に行われる「RUF presents RISE WORLD SERIES2024 YOKOHAMA」に出場する常陸飛雄馬選手のインタビューを執り行いました。

3月の対抗戦依頼の復帰戦へ挑む常陸飛雄馬選手が試合への心境や意気込みを語ります。

–前戦のK-1との対抗戦から約6ヶ月が経ち、ようやく再起戦が近づいてきました。今の心境や体調はいかがですか?

常陸 早く試合がしたいですね。半年空いてしまったので、前回勝てなかったこともありますし、“倒し切る力”というのが課題で残ったので今回は絶対に倒したいと思っています。そのために日々練習しているので、必ず良い結果で倒します。

 

–今回の試合のテーマは“倒し切る”ということになりますか?

常陸 倒し切るですね。今回の対戦相手は初めての外国人でデータが少ない中で、打たれ強さや体のパワーはあると予想しているので、そういった未知の選手を“倒し切る”というのが今回のテーマです。

 

–今回の対戦相手のカルメノフ選手ですがデータは集まりましたか?

常陸 試合は何試合か見れたので、こんな感じかなというのを元に対策しています。RISEにも1回試合しに来ているので、その試合を見る限りは強い選手だなと思っていたので楽しみです。

 

–国際戦という部分についてはどうですか?

常陸 さっき初めてって言ってしまったんですけど、初めての感覚ではあります。チャンヒョン・リー選手が馴染みすぎていて外国人選手枠ではない感じで話してしまっていました(笑)。その試合が1年半前で、外国人選手は今回で2回目ですけど体の強さは絶対あると思っているので、そういった部分に対しても自分の成長した姿を見せたいです。

 

–対世界ということで意識していることはありますか?

常陸 今回は61.5kgトーナメントの査定をされていると思うので、世界の選手に対してしっかり勝って世界トーナメントに参加したいです。「常陸がやっぱり1番強いんじゃないか」と思わせる試合をします。

–常陸選手にとっては、ご自身で設定した査定試合になるということですね。

常陸 そうですね。これを倒して勝てばみんなが認めてくれるんじゃないかなと思います。

 

–現時点で倒し切るのは、何ラウンドくらいになりそうですか?

常陸 理想は2ラウンド目で倒したいです。1ラウンド目は早過ぎるので、成長した自分を楽しみたいところもあります。

 

–倒し切るパターンはいくつか考えていますか?

常陸 さっき見せた右ミドルです(笑)。それは冗談ですけど、倒し切るパターンは何個も作ってあって、ハマればここで倒れるっていうところまで準備しているので、しっかり倒しきります。

 

–相手の空手ベースの回転系の技についてはどう考えていますか?

常陸 唯一そこに気をつけたいと思っています。でもそんなに怖くはないです。しっかり見ればガードもできるので、そんなに気にはしていないです。カウンターを合わせてやろうかなと思っています。

 

–対外国人選手という部分では、日本人と戦う時と違って燃える気持ちはあったりしますか?

常陸 日本人でも外国人でも変わらないですけど、色んなストーリーを感じて燃えています。今回で言うと世界トーナメントに繋がるっていうことやそのための外国人選手ということで燃えていますし、1回中村寛選手と戦っているという点でも燃えているので、そういったストーリーを含めて燃えています。日本人だから、外国人だからという部分はあまり気にしていないです。

–ちなみに本家の飛雄馬(巨人の星)は『大リーグボール』という必殺技を持っていますよね。

常陸 そうなんですか。うさぎ跳びと養成ギブスを着けているところしか見たことがないです(笑)。

 

–大リーグボールに匹敵するような常陸飛雄馬の必殺技はありませんか?

常陸 作らないとですね。次戦でお見せします。

 

–前回の江川戦での勝ち負けを抜きにしたとして、自分に足りなかった部分やそれを踏まえて今回の試合に向けて練習してきたことはありますか?

常陸 1番は倒せなかったという所が自分に足りていなかったと思っています。パンチを効かせた後に倒し切るところまで持っていきたいです。あとは後半の印象で相手に取られたという意見もありました。自分が判定までいっている時のパターンは大体そういうパターンなので、そこは常に意識して練習しています。さっきは2ラウンドで倒すって言ったんですけど、3ラウンドやってみたいなという気持ちもあります。3ラウンド目にKOで倒したことがなくて、3ラウンドまでいく時は判定までいくので、そこで倒せれば自分にとっての成長にもなると想定しています。

 

–普段は60kgですが、61.5kgで戦うとなると「1.5kg減量しなくてもいい」という余裕も出てきますか?

常陸 減量をしなくていいとかは思わないですけど、普段よりもベストコンディションに持っていけるかもしれないですね。

 

–普段の60kgの方が減量は厳しいですか?

常陸 1.5kgはだいぶ違いますね。それこそ今回の減量の仕上がりも楽しみで、当日は動きが悪いかもしれないし、もちろん良いようには持っていきたいんですけど。多分ベストコンディションに持っていけると思うので、1.5kgの感覚を実感したいと思っています。

 

–普段は何キロあるんですか?

常陸 68kg〜69kgで抑えるようにはしているんですけど、怪我とかで動けなくなった時は70kgを超えていましたね。

 

–最後にファンの皆様にメッセージをお願いします。

常陸 9月8日は横浜でその日1番の衝撃的なKOを見せるので、是非会場まで来て応援をよろしくお願いします。楽しみにしていてください。

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