【RISE185宮本芽依】インタビュー 『今回、スパッと勝って認めてもらって、6戦目で(小林愛理奈)挑戦したい』
インタビュー 2025年1月20日
2025年1月25日(土)東京・後楽園ホールにて開催されます「RISE185」に参戦する宮本芽依選手のインタビューを公開しました。
試合に対する現在の心境や、王者小林愛理奈への思いを語っています。大会前に是非ご一読ください。
–去年の12月にKRAZY BEEがジムを閉鎖されてしまったというのをニュースで知りました。宮本選手は今もKRAZY BEE所属になっていますが、所属選手の方たちの練習はどのようにされているんですか?
宮本 今はまだそのジムで練習ができていて、あとはジムを探している途中です。
–KRAZY BEE自体は解散しないでグループとして残っていて、練習場所を探しているような状態ですか?
宮本 そうです。
–いつくらいまで今のジムで練習ができそうなんですか?
宮本 2月末までです。だからそこからはどうしようかなと考えています。
–今回の試合は今のままの環境で調整できるんですね。
宮本 そうです。
–それは安心ですね。
宮本 安心です笑
–宮本選手はXでも『小林愛理奈選手を倒せるのは私しかいない』と宣言されていますけど、今年はそこ1本に絞っていきますか?
宮本 はい。そこに至るまで1本でいきます。
–去年の12月に行った、小林愛理奈選手の階級を超えた戦いはどのように見ていましたか?
宮本 もちろん凄い挑戦だなと思います。元々軽い階級で自分も体重がない中で52kgの階級で戦うっていうのは、すごく勇気がいる事だし、強い意志がないとできない事だと思います。試合を見る中で、やっぱり体格差が目立っていたけど、その中でテクニシャンな動きで回し蹴りを出していたり、それはやっぱり愛理奈選手にしかできないことですし、そういうのを3分5ラウンドの中で見せられるっていうのが素晴らしいなと思って見ていました。結果はどうあれ、お互い凄い選手なので尊敬して見ていました。
–宮本選手としては、このまま勝ち上がって年内には挑戦という事をイメージしていますか?
宮本 はい。そうです。
–今4戦4勝ですけど、何戦目くらいにと考えていますか?
宮本 6戦目です。今回の1月25日でスパッと勝って認めてもらって、6戦目で挑戦したいです。
–では今回のチャン・ミンジュとの国際戦というのは非常に重要になってきますね。
宮本 とっても自分の中で重要です。いつもそうですけど、本当に間近なのでしっかり戦略を立てています。
–この韓国人選手は去年1度大阪で試合をしていますが、映像はご覧になられましたか?
宮本 見ました。
–どんな印象でしたか?
宮本 ディフェンスというよりかは圧力をかけてくるタイプかなと思っていて、その中で自分も圧力をかけるタイプなので、がっちゃんこにならないようにそこをあしらって、自分らしさを出して戦おうかなと考えています。
–宮本選手が自分でも言葉にしましたが“自分らしさ”というのはどういう風に捉えていますか?
宮本 それはもうパンチです。パンチに繋げるための蹴りだったりとか、蹴りからのパンチで仕留めたりとか、そういうパターンでパンチに持っていくために、色々な蹴りを出してその中でパンチを合わせてダウンを奪うイメージで繋げていきたいので、パンチを重視しています。
–今はキックボクサーですけど、その前はアマチュアボクシングをやられていたじゃないですか。やっぱり自分のパンチのベースはアマチュアボクシングにあると捉えていますか?
宮本 そう捉えています。
–高校時代はオリンピックにも出ている並木選手や入江選手とも戦っているんですね。
宮本 はい。2人の選手と戦わせていただいて、どちらにも負けましたけども、良い経験でした。笑
–でもその悔しさが今に繋がっているんですか?
宮本 ボクシングをしていた時の気持ちとは全然違うんですけど、その時の悔しさは今でもあります。
–2021年の東京オリンピックのボクシングはどのようにご覧になられたんですか?
宮本 私はその時諦めていたので「2人とも頑張れ!」ってすごい応援をしていました。
–それはもう三重県に戻っている時ですか?
宮本 その時はまだ三重国体選手要員として、現役はしていて。辞めたのはそこからなので、現役をしながら応援していました。
–引退されてから一度地元に帰ったけど、東京に戻ってきたというのは、今KRAZY BEEで一緒にやっている山本美優選手の熱心なスカウト活動があったと聞きました。
宮本 その通りです。
–以前からのお知り合いだったんですか?
宮本 ボクシング時代の時に一緒に練習をさせてもらっていて、その時に知り合いました。
–山本選手は宮本選手のどんな所を買ってくれていたんですか?
宮本 多分ですけど、相手との接し方だとかボクシングに対しての想いとか、そういう熱心な所を認めてもらえたのかなと思っています。
–山本選手がやられていたのはMMAですけど、宮本選手も最初はMMAをやらないかと誘われたんじゃないですか?
宮本 それはなかったです笑 最初は「キックどう?」とかも言われなかったんですけど、「私のボクシングのトレーナーとして来てくれない?」って言ってもらって、行くならキックをやろうと思って行きました。
–その時の選択肢は何でキックだったんですか?
宮本 フッと頭によぎったんですよね。直感で『あ、キックやりたい』って。
–実際にやってみてキックボクシングはどうですか?
宮本 すごく楽しいです。
–アマチュアボクシングと比べたらどんなところが楽しいですか?
宮本 キックも混ざって色々と視野が広がったんですよね。ボクシングの時よりパンチを出す細かな動作や軌道が、キックではもっと大切になってくるなっていうのを知れて、より一層考えることが多くてすごく楽しいです。
–減量の振り幅を少なくするために、普段から食事制限もしていると聞きました。
宮本 以前よりはしています。体が楽ですね。
–以前はそんなに多かったんですか?
宮本 以前はリバウンドしてしまって、次のことを考えずその時に食べたいものを食べて、それで体が重くて動けないみたいな。そういうのを無くしたかったのでしっかり考えています。
–未だにタイ米を食べて間食はバナナって感じですか?
宮本 ごめんなさい。もうタイ米は食べていないです。笑 好きですけど、今は白米を食べてエネルギーを付けています。
–流石に飽きたんですか?
宮本 ちょっと飽きました。笑
–バナナは相変わらず食べていますか?
宮本 バナナは大好きです。
–試合が終わったら、減量の反動で食べたいものを食べますか?
宮本 今はハンバーガーが食べたいです。
–絶対に今は口にできないですね笑。
宮本 はい。できないので我慢しています。
–ちなみに計量が終わったら何を口にしますか?
宮本 まずは自分で作ったおじやを食べます。
–消化に良いものを摂っていますね。
宮本 タンパク質とかではなくて、炭水化物を主に摂るようにしてリカバリーしています。
–今回もかなり良いコンディションでリングに上がれるかと思いますが、自分のどんな所を見てほしいですか?
宮本 いつもガチャガチャな試合をしてしまって、パンチだけになってしまうんですけど、キックボクサーらしくパンチから蹴りに繋げたり、些細な事だけど少しの動きでこういうパンチも出せるんだとか、こういう角度でいったらこういう蹴りも出せるんだとか、そういうのを持ち味にしているので今回の試合を見ていただけたら嬉しいです。
–良い勝ち方をしたらリング上から宣戦布告しますか?
宮本 言わせていただきます。
–今回の宮本選手の5戦目に期待しているファンの方々にメッセージをお願いいたします。
宮本 いつも応援していただきありがとうございます。次は5戦目になるんですけど、しっかり勝ち取って次の6戦目で愛理奈選手を倒せるように勝っていきたいと思いますので、どうぞこれからも応援をよろしくお願いします。試合を楽しみにしていてください。