「IBGメディア presents RISE186-RISE 22th Memorial event-」KOKOZインタビュー
インタビュー 2025年2月19日
2025年2月23日(日)東京・後楽園ホールにて開催されます「IBGメディア presents RISE186-RISE 22th Memorial event-」に参戦するKOKOZ選手のインタビューをおこないましたので公開します。
KOKOZインタビュー『ダウンを奪って勝つか、KOして勝つかっていうハッキリした勝ちにしたい』
–今タイにいらっしゃるんですね。
KOKOZ はい。先月の22日から行っています。
–それは今回の小林愛三戦のために行かれているんですか?
KOKOZ そうですね。
–気合い入ってますね。
KOKOZ はい。絶対に勝ちたいです。
–タイはどちらのジムに行かれているんですか?
KOKOZ 新しいジムなんですけど、元々チュアタナジムで教えてくれていた先生が新しく出したジムです。
–バンコクのどの辺りにある何というジムなんですか?
KOKOZ オンヌットというところにあるコントンムエタイというジムです。
–オンヌットといえばBTSも走っていますし、駅からも近くて交通の便が良いところですね。
KOKOZ 駅からジムまでは車で20分くらいなので、そんなに近くないですけど、いつもソンテウで移動しています。
–地元の民しか乗らないような、乗り合いバスみたいな乗り物ですよね。
KOKOZ 8バーツと安いので利用しています。
–日本円で30円くらいじゃないですか。
KOKOZ それくらいです。タダも同然ですね笑。バンコクでは練習と食べて寝る生活をしていて、お金がかからないような生活をしています。
–周りに日本人がいるような環境なんですか?
KOKOZ ジムにも日本の選手はいないので、日本人はあまり見ないですね。
–トレーナーの方とのコミュニケーションはどうやって取っているんですか?
KOKOZ 基本タイ語で喋っていて、分からないことは翻訳機がヘルプしてくれています。
–タイ語もかなり上達しているんじゃないですか?
KOKOZ どうですかね、わりと普通の会話は大丈夫です。
–KOKOZ選手はかなりタイで練習しているイメージがありますが、今回で何回目ですか?
KOKOZ あまりちゃんと数えていないですけど、10回は超えていると思います。
–1回行ったら1ヶ月や2ヶ月いるのは当たり前ですか?
KOKOZ そんなことはないですね。1ヶ月は居たいですけど、2週間の時もあるのでバラバラです。
–練習メニューとかはTRY HARD GYMにいる時とはちょっと違いますよね。
KOKOZ そうですね。朝練をやって夕方の3時から6時くらいまで練習をしてます。
–昼寝をするのはマストになりますか?
KOKOZ そうですね笑。
–タイにそれだけ行っていたら、タイ料理が口に合わないとかパクチーが食べられないとかは問題なさそうですね。
KOKOZ 全くないです。辛いものも大丈夫で、タイに来るようになってから食べられるようになりました。
–体が疲れてきたら、近くのタイマッサージ屋さんにも行って体をほぐしてもらう感じですか?
KOKOZ そうですね。めっちゃ安いので。
–ちなみに今は1時間でいくらくらいなんですか?
KOKOZ 1時間200バーツとかです。
–今付いているトレーナーの方と、小林愛三選手の対策をバッチリ練っている感じですか?
KOKOZ 完全に任せていて、相手の映像もずっと見てもらっていて、教えてもらっています。それでその先生を日本に連れて帰ってきてセコンドについてもらいます。
–その先生の名前は何て言うんですか?
KOKOZ レックっていうんですけど、選手名はコントンのジムです。
–その先生は日本にも来た事がある方なんですか?
KOKOZ 5年くらい佐賀県にあるFURUMURA-GYMでトレーナーをしていた事があるんですけど、その時も向こうに練習しに行かせてもらっていました。
–でしたら日本人の癖や傾向は掴んでいる先生なんですね。
KOKOZ 日本のキックボクシングをちゃんと理解しています。
–そのレック先生は小林選手の対策を練って、それをKOKOZさんに授けているって感じになりますか?
KOKOZ 全て落とし込んでくれています。
–5年前の試合とは全く違うものになりますか?
KOKOZ 別人になっています。
–5年前の小林戦を振り返ったり、試合を見返したりする事はありますか?
KOKOZ ありますけどめっちゃ嫌です笑。
–私も先日見返したんですけど、2ラウンドからが勝負の分岐点となっていて、小林選手の圧に下がってしまってペースを掴まれたという印象だったのですが、その反省点を活かす試合になりそうですね。
KOKOZ 前回の2ラウンド目の真ん中くらいで眼下底を折られて、もらったパンチは分かっているんですけど、そこから相手が何人もいる状態で試合をしていたので、雰囲気で戦っているような状態でした。そうならないようにすれば全然勝てると思います。
–眼下底を折られた記憶というのは鮮烈に残っているんですね。
KOKOZ 半年練習ができなかったんですよ。半年ってめっちゃ大きいじゃないですか。
–逆にそれだけの攻撃をくらっていたら、小林選手の事を楽観視することは一切ないですよね?
KOKOZ 元々好きな選手なので、楽観視とかはしていないですし、ずっと警戒しています。
–元々好きな選手だったというのは、KOKOZ選手と同様にムエタイベースの選手だからですか?
KOKOZ それもあるかもしれないですけど、KNOCK OUTに出ている時から見ていて、試合も面白いし「すごいな〜」って思っていた選手なので、それで好きです。
–今回の試合については、どんな試合展開になると予想していますか?
KOKOZ 自分的には、前の試合では勢いに飲まれて考える隙を与えてもらえなかったのが敗因の一つだと思うので、そこはとりあえず落ち着いて対処することを意識するのと、ダウンを奪って勝つかKOして勝つかっていうハッキリした勝ちにしたいと思います。
–今の言葉からかなり強い意志を感じたのですが、それだけこの試合は重要という事ですね。
KOKOZ リベンジというのもありますけど、純粋に強いと認めているからこそ勝ちたいって思っています。
–何ラウンドくらいに試合のクライマックスが訪れると思いますか?
KOKOZ 分からないですけど、こういうのは大体「2ラウンド」って言いますよね笑。
–奇しくも前回と同じということになりますかね?
KOKOZ そこで気を抜かないようにします。それをやってきた約4年半なので、前回からの成長ぶりを見せたいです。
–この4年半の期間が決して無駄ではなかった事をこの試合にぶつけることになりそうですね。
KOKOZ そこでの成長率は絶対に自分の方が成長していると思っているので、そこを見せつける時間だなと思っています。
–ちなみにもう体重の方は大丈夫ですか?
KOKOZ あと3kgもないくらいなので大丈夫です。
–前回の試合と感覚が短いような気もしますが、去年の6月にはもっと短い期間で試合もしているんですよね。
KOKOZ 2週間くらいの期間でやっています。
–しかもその6月は台湾からのタイでやっているじゃないですか。同じアジア圏とはいえ、若干の時差があったと思うのですがそこは問題ありませんでしたか?
KOKOZ あまり気にしないタイプなので全然大丈夫でした笑。
–今回に関してはインターバルが2ヶ月もあるというくらい余裕があったわけですね。
KOKOZ 全然短いとは思わなかったです。
–最後にこの試合を待ち侘びているファンの皆様に、タイから熱いメッセージをお願いいたします。
KOKOZ タイで死ぬほど練習しているので、成長ぶりを是非見ていただけたら嬉しいです。応援よろしくお願いいたします。