「IBGメディア presents RISE186-RISE 22th Memorial event-」夢空インタビュー

インタビュー 2025年2月19日

2025年2月23日(日)東京・後楽園ホールにて開催されます「IBGメディア presents RISE186-RISE 22th Memorial event-」に参戦する夢空選手のインタビューをおこないましたので公開します。

■夢空[ゆら]インタビュー『年内にタイトルマッチが見える位置まで上り詰めたい』

–1月25日に試合をしたばかりなのに、2月23日も試合という、1ヶ月間隔での試合となりましたが大丈夫ですか?

夢空 前回の試合の感覚のまま練習できていたので、特に問題はないかなと思います。

 

–疲れは残っていませんか?

夢空 あまり休む暇なく追い込みに入ったので、そんなに疲れは感じていないですけど、今回の試合が終わった時に一気に疲れが来るかなと予想しています。でも今は元気です!

 

–ミニフライ級(-49kg)のリミットで、いま減量はどれくらいあるんですか?

夢空 ほぼ体重は落ちていて、あと1kgないくらいです。前回の試合からあまり期間が空いていなかったので、体重もあまり増えずに良い感じに練習して落とせています。

 

–1月の試合が終わってから、そんなに美味しいものも食べていないんですね。

夢空 試合が終わった日の夜に食べて、次の日から節制していました。

 

–今回の登島戦が終わったら、食べたいものは決まっていますか?

夢空 体に悪いものを食べたいです笑。

 

–それだけ今は体に良いものだけしか摂っていないという事ですね。

夢空 クリーンな食事をしていた方が、練習もめっちゃ動けるし調子も良いです。格闘家の選手はみんなそうだと思うんですけど、今は良い感じの食事をしています。

 

–夢空選手の名前についてなんですけど、この“夢空”[ゆら]という名前は漢字も含めて本名なんですか?

夢空 本名なんですよ。結構珍しい名前って言われるし、読めない人もいるんですけどちゃんと本名です。

 

–ご両親はどういった意味合いを込めてこの名前をつけてくれたのですか?

夢空 「大きな夢を持って、大空に羽ばたいてほしい」というのが由来になります。

 

–自分の名前は気に入っていますか?

夢空 ローマ字とかひらがなやカタカナも使いたくないレベルで、漢字の夢空[ゆら]っていう名前がめちゃくちゃ好きです。

 

–そもそもキックボクシングを始めたきっかけは何になるんですか?

夢空 最初にお兄ちゃんが空手をやっていて、無理やり私も空手を始めたんですけど、空手のルールが途中で変わってしまって面白くなくなったからキックボクシングに行きました。

 

–空手を始めたのは何歳で、キックに転向したのは何歳か覚えていますか?

夢空 小1から空手を始めて、中1でキックに転向しました。

 

–キックボクシングは自分にハマっていますか?

夢空 最初は顔面に攻撃ありというルールで苦戦したんですけど、今はもうキックの方が合っているなと思います。

 

–プロでも頑張ってみようと思ったきっかけを教えてください。

夢空 目立つのが好きだったし、自分が1番になりたいし目立ちたいという気持ちがあったので、プロって良いなって思いました。

 

–勝ち星を重ねて注目される位置まで来たと思いますが、今の心境はどうですか?

夢空 ランキングに入ると思っていなくて、勝った後にランキングに入ったと聞いて、凄く嬉しかったです。今回の試合はもっと大事な試合になるので、ここは落とせません。

 

–夢空選手は6位で、対戦相手の登島選手は3位になります。勝てばタイトルマッチが見える所までランキングが上がると思うのですが、そこについては重要視しますか?

夢空 それはもちろん、ここを勝たなければ上に行けないし、RISEに来て不戦勝も含むけど4戦目でこのカードを組んでもらえたので、年内にタイトルマッチが見える位置まで上り詰めたいです。

 

–夢空選手から見た登島優音選手はどのように見えていますか?

夢空 知名度もあるし、自分よりランキングが上の選手なので、そこは自分より上という風に見ています。

 

–キックボクサーとしての印象はいかがですか?

夢空 勢いよくパンチを打ってくる印象ですね。

–どういう風に対応していきますか?

夢空 パンチとか蹴りもそうですけど、しっかり見て冷静に戦っていれば大丈夫です。

 

–そうすると今回の試合のキーワードは『冷静』の2文字になりますか?

夢空 前回の試合でも冷静に戦うっていうのを自分の目標としていたんですけど、それがクリアできたので今回も冷静に戦っていれば全然問題ないです。

 

–夢空選手から見て、現チャンピオンの小林愛理奈選手は近い存在になってきていますか?それとも遠いままですか?

夢空 まだまだ遠いと思うし、倒せる技を持っていないので、そういう所でチャンピオンとの差があってレベルも違うなと思っています。

 

–今年はランキングを一つずつ上げていくと共に、実力も備えていきたいという1年になりますか?

夢空 ランキングが上がるのもそうですし、印象に残る試合をしたいです。今年はトップに行くチャンスなので頑張りたいです。

 

–もしかしたら今回の試合が10代としての最後の試合になるかもしれないじゃないですか。今年の5月に20歳を迎える心境はいかがですか?

夢空 確かに言われてみれば10代最後かもしれないですし、集大成とかそういう感じはないですけど、インパクトを残せる試合ができたら1番良いですね。

 

–リング上の夢空選手はピリピリした雰囲気を醸し出していますけど、今話していると普通の女の子に見えます。このギャップを自分ではどのように捉えていますか?

夢空 ジムでも周りの人からも言われるんですけど、普段はリング上の時みたいにムスッとしていなくて普通の感じなんです。だけど戦う相手とニコニコするのは好きじゃなくて、モードに入っているので一切笑いたくないんですよね。試合中とか試合前も。だから計量の時とか試合当日の時は完全にゾーンに入っています。

 

–では48時間くらいはゾーンに入っている状態なんですね。

夢空 そうですね。アドレナリンが出まくって全然笑わないです。普段は笑うんですけど、別に緊張しているとかではなくて、それが本来の自分なんです。

 

–ご家族の方は夢空選手に対する対応とかが大変になってくるんじゃないですか?

夢空 めちゃくちゃ集中しているので、話しかけづらいオーラは出ているかもしれないです。でも周りからは、たまに「怖い」って言われるんですけど、怖くて良いと思っていて。むしろ怖がられないと嫌なんです。

 

–最後に夢空選手の試合を楽しみにしているファンの皆様に熱いメッセージをお願いいたします。

夢空 2ヶ月連戦になるんですけど、かなり気合も入っていて調子も良いので、今回勝ってランキングトップに入って「ミニフライ級には夢空がいる」ってことを皆んなに覚えてもらいたいので絶対に勝ちます。応援よろしくお願いいたします。

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