6月29日(日)東京･後楽園ホールにて開催される【RISE189】の記者会見が執り行われ､RISE QUEENフライ級（-52kg）タイトルマッチに出場する小林愛三が登壇した｡

RISE QUEENフライ級(-52kg)タイトルマッチ 3分5R無制限延長R
テッサ・デ・コム（王者/オランダ/Fight team Vlaardingen､第2代RISE QUEENフライ級王者）
小林愛三（挑戦者/日本/NEXT LEVEL渋谷／同級1位、前RISE QUEENフライ級王者）

愛三「今回の試合は格闘技人生をかけたチャンスだと思っています。何ラウンドでもやってやるぞって気持ちで挑んでいきたいと思います。試合が終わった後には必ず私が笑顔でベルトを巻いている姿を皆様にお見せしたいと思っています。応援よろしくお願いします」

ーー最近のテッサ選手の戦い振りについてどう評価しているか

愛三「海外で勝ち続けている。スイッチをしたり戦い方に変化がありつつ、どんどん強くなっているなという印象です」

ーー過去の小林選手との試合からは特にどの点が変化していると思うか

愛三「相手に対してどういうゲームをするのかを遂行する力は他の選手より長けている。そして3Rより5Rの方が強いと思っているので、そういう部分でも勝ち続ける事で強さを証明し続けているなと思っています」

ーー今回はタイトルマッチで5Rの試合となりますがその点については

愛三「52kgで5Rで世界のトップ選手。その相手を私が超えていく事に凄く意味がある事だと思っています。何ラウンドでも戦える体力と瞬発力とスピードは今回のテーマとして掲げ、意識してやってきているので、そういう所を見せつつ、5Rの全てで上回っていきたいと思っています」

ーー過去2度の対戦でテッサ選手に敗れていることに対して精神的にプレッシャーはあるか

愛三「もちろんプレッシャーはあるんですけど、そのプレッシャーとの向き合い方に対してもトレーニングを積んできている。このベルトを巻くという覚悟にメンタルが辿り着くまでには時間がかかったんですけど、日々、自分を超えていく中で『いけるぞ』って数が増えてきている。当日を迎えたときにもの凄い自信の中でリングに立てると思っています」

ーー前回の敗戦から再戦が組まれる期間が短いとも感じたが、オファーを受けるに至った自身についての部分は

愛三「正直、自分もあと何戦か挟んでの再戦になるのかなという部分もあった。けど、ここでチャンスを頂けた中で、そのチャンスを獲りにいきたいと思った。自分の中でここが獲るタイミングだなと自分の中で捉えた。この瞬間に『自分はいけるんだぞ』と心技体を揃えてやっていきたいという気持ちです。一番は自分がデビューし立ての時になぜ連連勝できたのを考えたときに、昔の自分がヒントを教えてくれた。自分がやりたいスタイルに自分が得意なスタイルを取り入れていくこと。格闘技人生の全てをかけて戦えたらテッサ選手を超えれるという自信がある。今はそれを強めるために練習に取り組んでいます」

ーー神村エリカさんとの練習も話題になっていたが継続して行われているのか

愛三「そうですね。継続してやっていて、試合が近づいてきたら回数も増やして頂いてコンスタントにやらせて頂いています。その練習ではただ追い込むのではなく、追い込んだ後に自分の限界を超えた先までやっていっている。瞬発とスピードを意識しながら。神村さんは『めちゃくちゃいい意味で』気が強いと思っている。それを体感することで、自分の中に眠っていた喧嘩強さが開花している風に思います」

ーー喧嘩強さというのは神村選手からどうやって注入されるんですか

愛三「本当にいい意味の喧嘩強さ。普通の選手だったら『ここは引くよね』って部分で絶対に引かない。『キツくてもポーカーフェイスだ！』って言ってくれる。自分はカッコいいと思われたいと不安なところを出せないところもあるけど、『それでもいいじゃん』ってすべてを認めてくださる言葉が自分の中で刺さった。それが自分の強味にも変わっています」

ーーテッサ選手に対して自分に足りないものは

愛三「テッサ選手はゲームを遂行する力が長けている。前回はフルラウンド戦い抜くという部分で負けていた。今回は自分の100を出す。マリオで言えばスター状態を出す事が大事かなと思っています」

ーー逆にテッサ選手に対し自分が優っているところは

愛三「今回で言えば喧嘩強さですかね」