RISE WEST.32試合順決定のお知らせ|ラストファイトの有松朝 事前インタビュー

大会情報 2026年10月1日

来る10月4日(日)西鉄ホールにて開催される『RISE WEST.32』全6試合の試合順をお知らせします。
メインイベントではRISEバンタム級戦線で活躍し那須川天心のプロデビュー戦の相手も務めたこともある福岡のキックボクサー有松朝がラストマッチで前DEEP☆KICK王者の健真に挑みます。
そしてセミファイナルでは地元ファイター同士で好勝負が期待される蒼太vs.巧光が決定。
大会のチケットもSRSが完売となりA席も残り僅かとなっていますので良い席はお早めにお買い求め下さい。

また今大会のメインイベントでラストマッチを行う有松朝の事前インタビューをお送りします

≪RISE WEST.32試合順≫
▼メインイベント 有松朝 Final Match スーパーフェザー級(-60kg)3分3R
有松 朝(SBHキックボクシングジム)
健真(BLACK☆Jr/第10代DEEP☆KICK -60kg王者)

▼セミファイナル ライト級(-62.5kg)3分3R
蒼太(UPLIFT)
巧光(REVOLT)

▼第4試合 フェザー級(-57.5kg)3分3R
嘉武士(健心塾/DEEP☆KICK -57.5kg 5位)
岩鶴城一楼(KOGスポーツジム)

▼第3試合 ライトヘビー級(-90kg)3分3R
翁長リバウンドマン将健(真樹ジム糸満)
坂本拓矢(UPLIFT)

▼第2試合 スーパーフライ級(-53kg)3分3R
スホン(ESPERANZA)
渡邉 光(NEXT STEP GYM/2024年RISE Nova福岡大会 Aクラストーナメント-55㎏級優勝)

▼第1試合 Nova特別ルール -57.5kg契約 3分2R
川島誉也(NEXT STEP GYM)
今村幹斗(INFINITY.Lab)

ラストファイトの有松朝 事前インタビュー
「今の選手たちにも伝えたいことがありますし、それが今回、最後に試合をする意味の一つ」

――まず今回、引退試合を決めた理由を教えてください。
有松 昨年の試合(12月7日泰良拓也戦)が終わった直後は、もうやらないかなと思っていたんです。でも、気づいたら2週間くらい経った頃には食習慣もトレーニングを再開することも日常になっていました。たぶん、心のどこかに悔しさというか、やりきれない思いが残っていたんだと思います。だから今年の1月、2月くらいには「最後にもう一度やろうかな」と決めていました。昨年の試合が終わってから、1年間ずっと今回の試合に向けてやってきたという感じです。

――昨年のその泰良選手との試合を終えて、もう一度やりたいと思ったのは、やはり悔しさが大きかったのでしょうか?
有松 そうですね。悔しさもありましたし、「やりきったか?」と聞かれると、もちろんそうではなかったので。
勝負の世界なので結果は仕方ない部分もありますけど、正直、自分の手応えとしては「もっとやれたんじゃないかな」というのが本音でした。



――昨年の泰良選手との試合で、プロのリングの現実を感じる部分はありましたか?
有松 思っていたものと違ったということは、特にはありませんでした。ただ、自分が1ラウンドの段階で、流れやペースを取りに行こうと少し焦りすぎたんです。そこでミスが生じて、自分の試合ができなかったなというのは、終わった後に振り返って感じました。

――それでは今回のコンディションはいかがですか?
有松 昨年よりも今回の方がいいんじゃないかなという、自分自身の手応えは結構あります。

――ジムでの仕事や指導をしながら、自分の練習もあります。そのあたりはうまく両立できていますか?
有松 仕事の部分に関しては、スタッフに助けてもらっている部分ももちろんあります。
そのうえで、今回はトレーニングをメインにして、昨年よりも一層集中できているという感じがします。

――今回の相手は健真選手です。映像などを見た印象はいかがですか?
有松 結構タフな試合になるだろうなという想定はしています。
どういう展開を選択するかにもよりますけど、相手も前回の試合や過去の試合を見て、もちろん分析してくると思います。
試合を見ていると気が強い印象がありますし、そう簡単に引くタイプではないだろうなと思っています。
だから、こちらが最初にいい展開でペースを進めたとしても、そのままワンサイドでは終わらないだろうなという想定はしています。

――今回、自分の中で考えている作戦や、試合のポイントはありますか?
有松 みんな同じようなことを言うと思いますけど、形は違えど、いかに自分のペースを決定するかというところかなと思います。

――では、これまで現役を続けてきた中で、特に思い出に残っている試合はありますか?
有松 RISEで初めて後楽園ホールで勝利することができた、佐野貴信選手との試合は印象に残っています。もちろん、那須川天心選手との試合もそうです。
あとは負けてしまった試合ですけど、村越優汰選手と2回目に対戦した試合ですね。トーナメントでの試合でした。思い出に残っているのは、そのあたりかなと思います。



――天心選手との試合はいかがでしたか?
有松 2014年6月にRISE WESTの旗揚げ戦があって、その1か月後くらいに天心選手と対戦して負けました。当時は、まさかRISE100回記念大会に出られるとは思っていなかったので、オファーをもらった時はすぐに「やります」と返事をしてしまいました。今考えると、すごい相手とやらせてもらったなと思います。

――村越選手との2回目の試合も、那須川天心選手への挑戦者決定戦でしたよね。
有松 そうですね。逆ブロックでは小笠原瑛作選手と内藤大樹選手が対戦していました。
今振り返ると、かなり錚々たるメンバーの中に放り込まれていたなと思います。



――現役生活を振り返って、試合以外で「キックボクシングに関わってよかった」と思うことはありますか?
有松 はじめる前と、実際にプロとしてやってみてからでは、プロスポーツ選手というものに対する印象が変わりました。始める前は、とにかく自分が強くなることしか考えていませんでした。
でも、実際にやってみて、特にプロで20戦を超えるか超えないかくらいから、より「人に見られること」や「応援されること」をすごく意識するようになりました。
だからこそ、今の選手たちにも伝えたいことがありますし、それが今回、最後に試合をする意味の一つでもあります。
お金を払って見に来てくれる人たちに、普通の人にはできないことを通じて、勇気や感動、いろいろなエネルギーを与えられるものだと思うんです。格闘技だけではなく、他のプロスポーツもそうだと思います。
だからこそ、ただ自分が満足するような試合だけではなく、お客さんに何かが伝わる試合をしたい。
そして、これからもっとそういう選手が増えてくれば、長い目で見てもイベントの発展につながるんじゃないかなと思っています。

――以前のインタビューでも、試合を通じて何かを伝えたいという話をされていました。
有松 そうですね。それは今年も、試合を見ていてずっと思っています。
「面白くない」と言うと少し角が立つんですけど、プロのイベントとして、これが本当にいいのかなと思うことはあります。まだ自分も戦っている身なので、あまりいい印象を持てない部分はあります。
せっかくなら、もっと誇れる職業になってもらいたい。
自分自身も、いい試合ができないことで自信を持てない部分があると思います。でも、もっとできるんじゃないかという気持ちはあります。
今のファイターたちを見ていても、もっと胸を張って頑張ってほしいと思います。
選手としてできる期間は長くないからこそ、もっと命を燃やしてできることなんじゃないかなと思います。

――今回、自分自身がそれを試合で体現するために戻ってきた、ということですね。
有松 そうですね。最後にそれを見せたいと思っています。

――現役を引退した後も、ジムの代表としてキックボクシングには関わっていくと思います。今後、どのように関わっていきたいですか?
有松 ジムに来ていただくお客さんの中にも、純粋にキックボクシングを通じて、いろいろな転機を迎えられた方が結構います。日常の心構えが変わったり、関わる人たちの人生が前向きになったり。そういうきっかけの一つでありたいと思っています。
運動を通じてという部分もありますし、試合を通じて勇気を与えるということもあります。
これからも、関わる人たちがどんどん前向きになれるような、そういう関わり方ができるようにしていきたいですね。

――最後に、今回の引退試合を楽しみにしているファンの皆さんへメッセージをお願いします。
有松 自分は、今の選手たちのように「有名になりたい」とか、そういったことを目指してきたわけではありません。昔から純粋に強さだけを追い求めて、実績を築いてきた人間です。だからこそ、リングで伝えられるものがあるんじゃないかなと思っています。試合を通じて皆さんに伝えられるような試合をします。本当に楽しみにしていてください。


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