大﨑孔稀インタビュー『55kgに新しい風が吹く』
大会情報 2022年10月6日
来る10月15日(土)大田区総合体育館で開催される『Cygames presents RISE WORLD SERIES 2022』にて志朗と対戦する大﨑孔稀がOISHI GYM(愛知県名古屋市)で公開練習を行いました。
–今日兄弟でTシャツの色が白と黒で対照的だったんですけどこれは意図的なものですか?
孔稀 たまたまです(笑)。別に打ち合わせしてなくて家からジムに来たんですけど、ジムでお互い初めて会ったんで本当にたまたまでした。
–今回志朗選手との対戦ですけど、去年9月に対戦する予定がちょうど1年越しの試合になりますけど決まった時はどんな心境でした?
孔稀 僕が全面的に悪いっていうか非があるんで、志朗選手からしたらメリットはないと思うんですけど、そこで対戦を受けてくださってすごい「男だな」というか感謝してますね。
–試合が成立してモチベーションが上がったという感じですか?
孔稀 そうですね。決まってからはもう勝つしかないんでそこはすごい気合い入って、いい感じに追い込めてるんで楽しみです。
–現在の志朗選手はどんな印象ですか?
孔稀 現在というか昔からなんですけど基本的に攻撃はあんまりもらわないタイプでカウンターを取ってくるっていう結構巧い感じなんですけど、それは印象は変わらないんですけどカード発表会見の時に何か違った部分を見せたいっていう感じに言ってたんで、それはどういう感じで来るのかっていうのはすごい楽しみですね。
–「大﨑兄弟」でも攻略法を考えているっていうのはあるんですか?
孔稀 お互い大一番なんで結構自分のことで精一杯じゃないですけど、みんなでいつもやってるんですけど基本的には今はもう自分のイメージっていうか戦い方をお互いがお互いに練習してるっていう感じなんで、いつもだったらどっちかが試合してどっちかが完全サポートに入るんですけど今回2人とも試合なんで、2人とも今回の試合の作戦を練習でお互いやりあうみたいな感じです。
–兄弟揃って同じ大会に出るっていうのはお互いピリピリしてる感じになるんですか?
孔稀 でもお互い出るんで逆にお互いを高め合えるっていうかそこまでピリピリはしてないですけど、でもやっぱ試合前なのでどうしてもスパーリングとかマスになるとちょっと熱くなりますね(笑)。
–そこは兄弟であるからこそ遠慮なしでやりあえるっていうのはあるんですか?
孔稀 それはあると思いますね。お互い一番近い存在でライバルでもあるんでそこは負けたくないっていう気持ちはあるんで。
–今OISHI GYMの方には出稽古の方もたくさんいると思うんですけどそれはやっぱり刺激になりますか?
孔稀 やっぱり普段いない選手とやると緊張感もあってまた違った練習ができますし、普段の練習を出稽古選手とかに良い練習相手になってもらえるんで、そこはいい緊張感を持って練習できてます。
–そういう練習環境の中でvs志朗の気持ちも定まりつつある感じになってますか?
孔稀 試合映像とかも見て対策練習もしているんでそこはバッチリですね。
–どんな部分にこちらは期待したらいいですか?
孔稀 基本的にはKOしたいっていうのはすごい強くてダウンも取りたいですし接戦になったらやっぱ批判っていうか「いや、こっちが勝ってた」とかって絶対言われるんで、それを言わせないためにも倒して勝つというのが一番わかりやすいんでそこにこだわってはいます。
–1度上の階級で試合をしたじゃないですか。そこで得たものっていうのはありますか?
孔稀 2階級上げてパワーとかスピードとかどうなんだっていうところが一番大きかったんですけど、実際やって通用する部分はあったんでその階級でもやっていけるとは思いましたし、55kgの方が適正なんでスピーディーに動けるんじゃないかなって思います。
–体力的とかパワー的には引けを取ることは感じなかったですか?
孔稀 パワーを感じることはちょっとあったんですけど、スピードとかはやっぱ全然53kgの方が早いと思いますし、実際やってみて攻撃は全然見えてたんでパワーは階級が上がった分あるんですけど、貰わないことはできるなっていうのは感じましたね。
–志朗選手のTHE MATCHでの試合に関してはどういう感想を持ってますか?
孔稀 ダウンしたっていうのが結構衝撃的だったんで、基本的にはダウンする姿があまりイメージできないんですけどでもああやってダウンする姿が見れたんで、やっぱり倒れないことはないなっていう。人間はやっぱりもらえば倒れないことはないと思うんでそれがわかったんで一番の収穫だったですね。
–当然その部分っていうのは気を付けてくると思うんですけどあの試合がヒントになったっていうのはありますか?
孔稀 もちろんですね。直近の試合ですし実際志朗選手が負けてる試合でもあるんですごいあの試合はいい材料にはなるかなって思います。
–志朗選手が今回は強さ、恐さを見せたいって言ってましたけど、どういう風に来るか想像はつきますか?
孔稀 志朗選手すごい頭がいいんでそれが本当かどうかもちょっとわかんないんですけど、本当であれば来てくれるんじゃないかなって思うんですけど、それも作戦だったら今まで通りの戦い方なんじゃないかなって思います。
–裏の裏を読んでるんですね。
孔稀 あの発言も全部鵜呑みにはしてないんで、結構色々考えてますよ僕も(笑)。
–じゃあいかように来てもリング上では動揺しないと。
孔稀 ああやって言ってるけど本当かどうかはやっぱ分かんないんで、本当であれば僕ももちろん考えてますし、作戦であれば僕もそういう作戦出来てるんでそこは問題ないです。
–先程KOにこだわりたいと言ってましたけど、志朗選手を倒せる武器だったり倒してるイメージっていうのはもう出来てますか?
孔稀 それはもう作戦でいろんなパターンを用意してるんで、僕自身当たれば倒せる力は軽量級の中ではあるほうだと思ってるんで、逆にいろんなパターンを持っていかに自分の攻撃を当てていくかっていうことを今練習してるんで、それをいろんなパターンを持って今いい感じに仕上がってきてるんで当たれば倒せると思います。
–最後にファンへのメッセージをお願いします。
孔稀 10月15日僕にとっては大一番なんで、これを勝てば55kgに新しい風が吹くと思うんでそれに期待して皆さん応援よろしくお願いします。