8月21日大阪大会 ペットパノムルンvs.原口健飛の世界タイトルマッチ、海人vs.サモ・ペティ、中野椋太vs.チャド・コリンズが決定
大会情報 2022年7月4日
7月4日(月)都内で記者会館が行われ『Cygames presents RISE WORLD SERIES 2022 OSAKA』エディオンアリーナ大阪・第一競技場大会(8月21日)のカード発表記者会見が行われた。
まず会見1部では8月20日(土)ドイツ・デュッセルドルフにて開催される「GLORY 81」に参戦が決定したRISEライト級王者・直樹が登場。
初のGLORY、そして初の海外での試合に向け意気込みを語った。
記者会見の様子/YouTube
続いて会見第2部ではこの大会のテーマである『日本vs.世界』に参戦する海人、中野椋太、山田洸誓の3選手が登壇。
≪決定カード≫
▼ミドル級(-70kg) 3分3R延長1R
海人(TEAM F.O.D/S-cup2018世界王者、第2代SB日本スーパーライト級王者)
サモ・ペティ(スロベニア/シムソンジム/FFC-70kg級王者)
▼スーパーライト級(-65kg) 3分3R延長1R
中野椋太(誠至会/第3代RISEウェルター級王者)
チャド・コリンズ(オーストラリア/Strikeforce/WBCムエタイ・クイーンズランド州スーパーライト級王者)
▼スーパーライト級(-65kg) 3分3R延長1R
山田洸誓(正道会館KCIEL/第4代RISEスーパーライト級王者)
TBA
地元大阪で海外選手を迎え撃つシュートボクシングの海人は“スロベニアの処刑人”サモ・ペティと対戦が決定。
S-cup2018世界王者で「SBの最高傑作」といわれる存在の海人はホームのSB以外にもRISE、RIZIN、KNOCK OUTにも精力的に参戦。
水落洋祐、中島弘貴、緑川創、日菜太といった実力者を次々と撃破。今年4月には“ブラックパンサー”ベイノアを初回わずか41秒でKO勝利を収め、6月の「THE MATCH 2022」ではK―1ウェルター級王者の野杁正明を高い技術の攻防を制し、延長判定で勝利した。試合後には「これで日本に相手がいなくなりました。もう次は世界に行きます。世界と戦って世界一になります。」と世界進出を名言していた。
対するは約7年ぶりに日本再登場となるサモ・ペティ。2014年から15年にかけ日本で日菜太や城戸康裕、廣野祐といった日本のトップ選手全て下した“スロベニアの処刑人”。あの非情なる強さが海人に襲いかかる。
そして5月の「RISE158」で当時無敗の稲井良弥を豪快な2ラウンドKOで下し第2代RISEウェルター級王座を戴冠した中野椋太が地元大阪で熱望していた「世界とタイマン」に繰り出す。中野は2018年に行われた「第31回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」で、BEST100まで残ったイケメンファイター。RISEウェルター級王座以外にS1世界ウェルター級王座、WBCムエタイ日本ウェルター級王座など4つのタイトルを獲得。2020年11月の山口裕人戦以降6連勝と絶好調。
その中野に対するは3度目の来日となる世界的強豪チャド・コリンズ。チャドはこれまでにセクサン、パコーン、サックモンコンといったムエタイのスター選手を次々と撃破し、2019年2月に初来日。KNOCK OUTスーパーライト級王者・不可思から右ヒジでダウンを奪い判定勝ち、同年4月にはS-cup2018世界王者の海人相手に試合を支配し続け判定勝ちを収めている。
また、現RISEスーパーライト級王者の山田洸誓も海外選手との対抗戦に参戦が決定した。6月の『THE MATCH 2022』でK-1の安保瑠輝也に判定負けして以来の試合となり対戦相手は最終調整中。
記者会見の様子/YouTube
記者会見第3部では、昨年11月にRISE初参戦を果たしGLORY王者の強さを見せつけたペットパノムルンが再度来日。原口健飛とRISE世界スーパーライト級座王座を懸けて再戦することが決定した。
≪決定カード≫
▼RISE世界スーパーライト級(-65kg)王座決定戦 3分5R無制限延長R
ペットパノムルン・キャットムーカオ(タイ/Kiatmoo9/GLORY世界フェザー級王者)
原口健飛(FASCINATE FIGHT TEAM/RISE DEAD OR ALIVE 2020 -63kgトーナメント優勝、第6代RISEライト級王者)
ペットパノムルンはサウスポーで211戦170勝の戦績を誇り、2011年にプロムエタイ協会バンタム級王者、2013年にスーパーフェザー級王者となって2階級制覇。2015年にはトーナメント戦の『トヨタ・ムエマラソン』-64kg級で優勝、2016年にWMC世界ライト級王者となった。2016年8月からはGLORYに参戦しザカリア・ゾウガリーやアブデラ・エズビリらから勝利を収めると、2018年9月にGLORY世界フェザー級王座を奪取。同王座は4度の防衛に成功しており、2018年にはGLORYの“ノックアウト・オブ・ザ・イヤー”に輝いたこともあり65kg世界最強と称される。
原口は空手出身で2017年にキックボクシングでプロデビューすると、わずか2戦目でACCELフェザー級王座を戴冠し2018年の「Road to RIZINキックトーナメント」で優勝。チャンヒョン・リー、森井洋介からも勝利を収め、2020年1月には1ラウンドKOで秀樹を降してRISEライト級王座に就いた。2020年10月11日には「DEAD OR ALIVE 2020 -63kgトーナメント」で西岡蓮太、直樹を破り優勝。昨年11月にペットパノムルンに敗北するまで12連勝を誇っていたが、“世界”の圧倒的な強さを前に連勝がストップ。その後ペットパノムルンへのリベンジロードを歩み始め今年4月には対日本人無敗だったロンペット・Y’ZDGYMを初回KO、続く6月の「THE MATCH 2022」では憧れの山崎秀晃を相手に2RKO勝利を収めている。
記者会見の様子/YouTube