直樹インタビュー『下馬評不利ですけどここは勝つ気満々』
インタビュー 2022年10月10日
来る10月15日（土）大田区総合体育館で開催される『Cygames presents RISE WORLD SERIES 2022』にてチャド・コリンズと対戦するライト級王者の直樹がパラエストラ浦安（千葉県浦安市）で公開練習を行いました。
–先日の試合では残念ながら5年ぶりの連敗ということになりましたが、どのように受け止めてますか？
直樹 初めての海外で色々と難しいところも多々ありましたね。
–ドイツでの試合を経て2戦連続国際戦ということになりましたがいかがですか？
直樹 外国人のプレッシャーだったり身体には多少慣れたのかなと思うので勝たなくてはいけないですね。
–チャド・コリンズとの試合を自ら名乗り上げた最大の理由は何ですか？
直樹 チャド・コリンズと戦える日本人は限られた人しかいないのでやりますと答えました。
–チャド・コリンズ選手は中野椋太選手と戦い、過去には海人選手や不可思選手とも戦ってますけど映像はご覧になりました？
直樹 もちろん見てます。
–明かせる範囲内で構わないんですけどどのような印象ですか？
直樹 単純に強いですよね。ディフェンスも上手いしやっぱり攻撃に特化した超攻撃ムエタイというか。あとは身体の力がすごく強そうだなという印象です。
–穴は見つかりましたか？
直樹 ここをつけばうまく試合を運べるというところは何個かありますね。
–そこをうまくついていくと？
直樹 そうですね、出来ればなんですけど。
–記者会見で直樹選手は自分が不利だと見られてるかもしれないけど、いい意味でみんなの期待を裏切りたいとおっしゃってましたけど、その気持ちは全然変わってないですか？
直樹 勿論ですね。下馬評不利ですけどここは勝つ気満々ですね。
–2年前と同じようなシチュエーションで圧倒的不利と言われながらもアップセットを起こした白鳥戦を彷彿させるようなことをやりたいということですか？
直樹 あの時もほとんどの人が僕が負けると思っていましたし、こういう時こそ力を発揮するんで「見てろよ」って感じです。
–その反逆心みたいなのは昔から強いんですか？
直樹 どうなんですかね(笑)？ 自分自身特にそんなに意識したことはないですけど、こういう状況はやっぱり燃えますよね。
–気持ち的にはものすごく燃えたぎっているわけですね。
直樹 もちろん燃えまくってますね。
–今回の大田区総合体育館はビックマッチ揃いですけど、その中で自分のどんな色を残したいと思いますか？
直樹 ワールドシリーズで海外勢と戦うのは僕の試合と中村寛選手と宮﨑小雪選手の3試合だけなので、日本人全勝で一番いい勝ち方をしたいとは思っています。
–ワールドシリーズの看板を背負って戦うという気持ちですね。
直樹 大会名が「RISE WORLD SERIES」なのでそこでまた日本人が負けちゃダメだと思うのでしっかり勝ちたいと思ってます。
–決戦当日はどんなところに注目したらよろしいですか？
直樹 試合展開がどうなるかわからないですけど、必ず勝てると思っているので、誰もが難攻不落だと思ってるチャド・コリンズを倒すところを見てもらえればと思います。
–前回の敗戦で自分が何を磨きたいと思ったかなどあれば教えてください。
直樹 身体の強さはフィジカルが凄い強かったですね。手数と勢いと身体の強さ、その辺でちょっと飲み込まれちゃったなという反省点ですね。
–その試合を通して自分をさらに磨き上げたいという部分はありましたか？
直樹 フィジカルをもうちょっと鍛えなくてはいけないなというのは思いましたし、真っ向から打ち合うのもそうですし、それをうまくかわす作戦も身に付けなくてはいけないと思いました。
–連敗中ですけどプレッシャーなどは感じてますか？
直樹 ありますよね。チャンピオンとしてもう負けられないなっていう気持ちは強いですね。
–緊張とかはしてますか？
直樹 緊張っていうのは特にないですね。
–今回どんな勝ち方のイメージをしてるんですか？
直樹 倒して明確な勝ちだったらベストですけど、相手が相手なんで。贅沢は言ってられないので、判定2−1でも勝ちをもぎ取ろうという気持ちを見せたいですね。泥臭さというか今まで見せてないところで勝ちをもぎ取ろうと思っています。
–先程白鳥戦でのTKO勝ちの話が出ましたけど、今回は意表をつくような武器は用意されてるんですか？
直樹 あまり試合で見せてない得意技は何個か持ってるので、出せたら出していこうかなと思ってます。
–最後にファンの皆様に向かってメッセージをお願いします。
直樹 前回日本代表としてGLORYに出陣して負けてしまい申し訳ございませんでした。チャド・コリンズという超強敵を相手に日本人の強さをしっかり見せつけられるように頑張るので、応援よろしくお願いします。