YA-MAN インタビュー『いつ終わるか分からないっていうハラハラ感で見てもらいたい』

インタビュー 2022年10月12日

来る10月15日(土)大田区総合体育館で開催される『Cygames presents RISE WORLD SERIES 2022』にて白鳥大珠と対戦するYA-MANがTARGET SHIBUYA(東京都渋谷区)で公開練習を行いました。


–公開練習見させていただいた限りものすごくいい感じで仕上がってるように思うんですけどいかがですか?
YA-MAN THE MATCHが終わってから今までで一番格闘技を練習してるんですよ、朝夜、朝夜で。THE MATCHが終わってから結構物足りない感が自分の中で出てきて。格闘技をやってないと他のこと考えちゃうみたいな感じの期間が結構長くて、だからその間ずっと格闘技の練習だけをもう朝から夜まで毎日やってたんですよ。そしたら強くなっちゃって(笑)。だから今までで一番格闘技は強いですね。色々MMAとかも学んで新しい距離感とか見つけたり、他の競技から新しいことを取り入れられた期間でしたね。だから今までで多分一番強いですね今が。

–久しぶりの通常のグローブでの試合になりますけどその辺も問題ないですか?
YA-MAN 別に元から普通のグローブ苦手とかそういうのはなかったんで全く問題はないですね。

–以前からTwitterなどで語っていた「イケメン撲滅計画」っていうのは着々と進行してる感じなんですか?
YA-MAN 今回、白鳥倒して今年もう一人倒していきたいなとは思ってるんで、今回は第一弾って感じですね。まだまだ続くって感じですよこれは。

–今回児童養護施設の子どもやシングルマザーの家族を200名招待するんですよね。これはどういうきっかけで?
YA-MAN THE MATCHが終わってから児童養護施設の方からメッセージを貰って、1回児童養護施設にキックボクシングを教えに行ったことがあるんですよ。そのときってTHE MATCHが終わって「これから先何を目指していこう」みたいな、別に自分がチャンピオンとかになった訳じゃないですけどすごい喪失感があって。これ以上先って何があるんだろう? みたいなのを考える時期がすごい続いて。児童養護施設にキックボクシングを教えに行った時に子供達が自分が来ただけですごい喜んでくれて。「試合を見て勇気をもらいました」っていう言葉をみんなから言ってもらえて、俺キックボクシングやってて良かったなってその時に思ったんですよ。別に自分はチャンピオンになりたいとかはないですし、だから一つの自分のキックをやる理由としてそれがいいなと思ったっていうか、その人たちのためにキックやってるのが今の自分なんで、自分を見て何かを持ってもらえたらいいなと思って呼んだ感じですね。

–YA-MAN選手以前にビースプロジェクトで子ども食堂の活動にもボランティアで参加されてましたけどやっぱり社会貢献っていう部分でも色々考えているわけですね。
YA-MAN 別に社会貢献してるとは全く考えてなくて、自分のためなんですよね。やっぱりモチベーションを保つって難しいと思うんですよ。自分のモチベーションがどこにあるかっていうのをすごい考えて、そこに自分のモチベーションがあったって感じですね。

–試合まで2週間切りましたけどYA-MAN選手の中で白鳥選手って現時点でどんな存在なんでしょうか?
YA-MAN むかし名前があった選手って感じですよね。今はバッとしない落ち目の選手って感じですよね。

–白鳥選手に対して特別対策とか練ってるんですか? それとも自分のパフォーマンスを伸ばそうと調整してるんですか?
YA-MAN 1分以内で終わらせるって感じですね。

–1R 1分以内ですか。そんなにワンサイドで終わってしまう?
YA-MAN 逆にそっちの方が自分の試合になるかなって思って。

–その1分以内でどんなところに注目しておけばいいですか?
YA-MAN いつ終わるか分からないっていうハラハラ感で見てもらいたいですね。

–先程のミット打ちでパンチが凄くコンパクトになっているように見えたんですけど何か意識されてるんですか?
YA-MAN 僕そんなに意識はしてなくて勝手にコンパクトになっていってるんですよ。さっきも言ったけどTHE MATCHが終わってから朝から夜までずっと格闘技しかやってなくて。そこで改めて基礎を徹底的にやって、そしたらすごいコンパクトになったんですよね。あとはMMAを始めてやっぱり初動があるとすぐ反応されちゃうんで初動のないパンチをそこで学びました。

–逆にYA-MAN選手を持ち味ってすごい伸びるというかグーンといく右ストレートだと思うんですけど、そういったものが逆に失われてしまったという可能性もあるんですか?
YA-MAN 自分右ストレートで倒したことあんまないですね(笑)。大体いつも右フックなんで。それはいつも意識して大きく振ってるんで、大きく振る時とコンパクトに打つ時って試合で分けてるんで出そうと思えば別に出せるみたいな感じですね。

–白鳥選手が記者会見でYA-MAN選手はオープンフィンガーグローブじゃなければ普通のキックボクサーだと言っていたんですが、その評価についてどう思いましたか?
YA-MAN そう思ってればいいんじゃない? って思っちゃいますね。高を括って倒されてくれって感じです。

–当然白鳥選手には強い白鳥選手で来てもらってそれを倒したいと思ってると思うんですが、白鳥選手の最近の不調ぶりに関してはYA-MAN選手の目から見て何が原因だと思ってますか?
YA-MAN もう一つしかないですよね、練習してないだけです。六本木で飲みすぎなんで不調の原因はそれだけです。

–それは確かなんですか?
YA-MAN まぁ色々話聞きますよね。

–YA-MAN選手は逆に遊んでるふりをしてしっかり練習してると?
YA-MAN 自分は練習もするしちゃんと遊びもするって感じですね。ちゃんと練習してから六本木に飲みに行くんで。あいつは練習しないで六本木に飲みに行くんですよ。この前なんか六本木のビルで自分がそのビルの7階で飲んでて、白鳥は8階で飲んでたらしいですから(笑)。

–ニアミスだったんですね。
YA-MAN たまたま。会ったことはないですけど、「白鳥上で飲んでるよ」って言われましたよ、試合決まってから(笑)。

–じゃあ今回はもう残り少ないですけどしっかり練習してこいと?
YA-MAN そうっすね。そうやって会見で言ってくるってことは多分なめてると思うんで。試合当日まで油断しててくれって感じですよね、すぐ終わっちゃうから。

–YouTubeで京口紘人選手とかのボクシングチャンピオンだったり魔裟斗さんと練習してたと思うんですけど、そういう中で気付きとかってありましたか?
YA-MAN めちゃめちゃありますよ。ただ撮影しに行ってるだけじゃなくて、やっぱり一流の人には一流の考え方があってこそ一流の人たちなんで、その人の考えを聞いてそれを自分に落とし込んでいったら自分もより一流に近づけるのかなと思って、YouTubeを通してめちゃめちゃいろいろ学べたっすね。

–例えば何か一つ挙げるとしたら一流の考えっていうのはどういうものがあったんですか?
YA-MAN 打ち方もそうですし試合の組み立て方が一番やっぱり勉強になったんですよね。あと試合までの持っていき方とか見せ方とかそういうのはすごい勉強になったんですよね。

–朝倉未来選手に戦略を組んでもらっているという話があったと思うんですけど、話せる範囲でどんな感じで戦略を組んでもらってるんですか?
YA-MAN これ言えないですよ、戦略ですもん(笑)。試合前は言えないですよ。

–じゃあ朝倉未来さんの戦略の立て方っていうのは同じ格闘家として見てどうですか?
YA-MAN やっぱり凄いっすよ。それ通りに事が進むんで。あの人の試合予想とか見てると、この前のRIZINとか多分全試合予想を当ててて、堀口選手と金太郎選手に関しては肩固めまで当ててましたからね。あの人本当に見聞色の覇気があるんじゃないかっていうぐらい未来が見えてますね。なのでアドバイスを聞いてそれを落とし込んでいけば負けることはないかなって。

–昨日白鳥選手に話を聞いたら「YA-MAN選手の喧嘩ファイトは喧嘩ファイトに見えて意外と頭使ってる、それに付き合ってたから今までの人が負けてきたから自分は付き合わない」という発言があったんですが、それを聞いてどう思いますか?
YA-MAN また塩試合するのかって思っちゃったっすよね。どちらにしろ今回は自分が相手なんで塩試合にならないですよ。向こうは付き合わないって言ってるかもしれないですけど引きずり込むんで。だから付き合わないのは無理ですよ。勝手に付き合うことになると思うんで。

–あとYA-MAN選手の試合の入場も魅力の一つだと思うんですけど入場っていうのは今どのように考えてらっしゃいますか?
YA-MAN 今回は別にそんな考えてないですね。何て言うんですかね、入場も大事ですけど今回は試合前からちゃんとストーリーがあって、試合で完結させればいいだけなんで今回そんな入場とかこだわってないですね。普通に入場すると思います。

–イケメン撲滅計画の一人目として戦うっていうことですね。
YA-MAN そうです。自分のプランの中に入場は何も特に入ってなかったって感じですね。

–最後にファンの皆様にメッセージの方をお願いします。
YA-MAN 俺が世の中を変えるところをみんな見に来てください。

 

公開練習の模様はオフィシャルYouTubeで配信中です

大会情報はこちら