「Cygames presents RISE WORLD SERIES / SHOOTBOXING-KINGS 2022」の第6試合で門口佳佑と対戦する山田彪太朗、第3試合で有井渚海と対戦する山田虎矢太が公開練習を行った。

–今日髪型が違うけどこれは意図的なんですか？
彪太朗　僕が今学校帰りなんですけどこの髪型で行ってて。
虎矢太　僕が仕事してるんですけど今日も昼間まで会社行ってて普段この落ち着いた髪型で行ってるので、本当は同じにしたかったんですけどちょっと時間的にこうなっちゃいました(笑)。

–髪型一緒にしたら本当に瓜二つになってしまいますか？
彪太朗　僕たちは全然顔が別人だと思ってるんですけど多分似てるんじゃないですかね。

–子供の時は瓜二つだったんですか？
虎矢太　そうですね、子供の頃からちょっと特徴は今と変わらないというかあったんですけど、それでも自分たちでも昔の写真見ると「あれ？これどっちだ？」みたいな時もあるんで今に比べたら結構似てたかなっていうのは思います。

–お二人ともシュートボクシング歴はすごく長いですよね。
彪太朗　2011年の9月にシーザージムに入ったので11年目になります。

–何でシュートボクシング始めたんですか？
虎矢太　まず僕が小学校3年生の頃にシュートボクシング始めたんですけど、それまではどちらかと言うと習い事とかしたくなくて外で友達と遊んでるほうが好きなタイプではあったんですけど、小学校3年生ぐらいになると頭良い子とかは中学受験とかを考え始めて塾に行き始めたりしたので、だったら遊ぶ友達も少なくなっちゃったし僕も習い事したいなと思ってたまたま近くにあったのがこの今通ってるシーザージムで。一応同級生も通っていたので行ってみたら初日に体験で当時先生やられてた方とか笠原兄弟とかにべた褒めされて、図に乗って完全にハマって2人で今すぐ通い始めたいって言って通い始めたらもうここまで続いてるっていう感じです。

–最初はお二人ともまさかプロまでやるとは思ってなかった？
彪太朗　最初本当になるべくなら習い事もしたくないタイプだったので、本当に虎矢太がやりたいって言い始めたので僕も着いて行ったっていう結構軽いノリで始めたんで、11年後にまさかこうやってプロになってビックイベントに出るような選手になるとは思ってなかったですね。

–格闘家としての才能ってのはそれぞれ見てどうなんですか？
彪太朗　格闘家としての才能は虎矢太の方が格闘技センスあるんじゃないですかね多分。アマチュアの時から結構器用に戦うタイプで、僕は全然ほんと不器用でもう一つの事しかできないタイプだったので、僕から見て虎矢太の方が格闘技センスはあると思います。

–兄弟でもその辺はちょっと違うんですね。
虎矢太　双子ではあるんですけど結構性格とかも意外と違ったりして、そういうところが格闘技でも良い面と悪い面でも違う部分が出てくるのかなっていうのは感じてます。

–兄弟喧嘩は結構するんですか？
彪太朗　ちっちゃい頃は結構本当に些細なことで兄弟喧嘩してたんですけど、最近はちょっとムカムカすることがあればジム来てスパーリングしちゃえば解決するんで全然喧嘩っていうのはないですね(笑)。

–今もものすごく息のあった公開練習を披露して頂きましたけどいつもこんな感じですか？
彪太朗　でも今日は息合ってない方というか結構打ち合わせしてて、最初にスパーリング始めたらお互い佐山聡さんのステップを踏もうって言ってたんですけど、虎矢太が逆回りして噛み合わなかったっていう(笑)。

–トリケラトプスのポーズはどんぴしゃりでしたけど。
虎矢太　あれもつい始まる前に「ちょっとやってみようか」って話してやってみた感じですね。

–まずは彪太朗選手は今回シュートボクシング（以下SB）ルールでRISE王者の門口佳佑選手と対戦が決まりましたが、次第にイメージは固まってきましたか？
彪太朗　先週SBのタイトルマッチ挑戦権をかけたワンデートーナメントがあって、それまでは一回門口選手のことは忘れてその試合に集中しようと思ってたので、その試合がとりあえず優勝することができてちょうど一週間前くらいからガッと門口選手の試合映像を見たりとかイメージ色々固めて、もう結構勝てるイメージっていうのは湧いてきたかなって感じです。

–今左の鼻に詰め物してますけどそれはやっぱり激闘の証なんですか？
彪太朗　激闘の証です(笑)。

–取ったらまだ鼻血が出てきちゃう感じですか？
彪太朗　こういうインタビューの時に鼻血で詰めてるのすごいダサかったんでギリギリまで耐えてたんですけどなかなか止まらなかったので今こういう形になってます。

–連戦になりますけどその辺は大丈夫なんですか？
彪太朗　試合終わった直後は自分で蹴った足が痛かったりとかあったんですけど、やっぱり試合間隔が短い分試合勘も前回の試合のイメージをそのまま持ってこれてるので、そういった面ではメリットはすごい大きいかなって思ってます。

–今回SBルールですけどもやっぱりSB独自の技術、投げとか立ち関節、立ちの締め技なんかは狙っていきますか？
彪太朗　そういう展開にチャンスがあれば全然投げも狙いますし締め関節も狙っていきたいんですけど、やっぱり例えば他団体の選手に投げで勝ったとかSBルールだからって言われるのは悔しいところもあるので、しっかり打撃でも圧倒した上でそういうチャンスがあればSBルールも活用していきたいと思っています。

–続いて虎矢太選手はRISEルールで有井渚海選手との試合が決まりましたけどイメージは固まってきました？
虎矢太　試合が決まった時から有井選手の試合もいっぱい見てますし、それこそSNSとかもチェックして気持ち悪い言い方ですけどストーカーのような形でいろいろチェックして有井渚海選手に勝つイメージをできる限り大きく膨らませています。

–先ほどSNS見たら敵対してるというよりもお互い頑張ろうとエールを送り合ってる感じですね。
虎矢太　試合発表記者会見の時もてっきり有井選手からしたらそんな知名度もない選手で全く眼中にないとかそういうこと言われるのかなと思ってはいたんですけど、実際あの記者会見の時に山田選手なら熱い試合ができるって話をして
いただいたので、自分にとってもだったら有井選手としか見せられない熱い試合をお見せしたいなっていう気持ちになったので、どちらかと言うと煽りまくるってよりかはお互い出来る限り最大限のパフォーマンスをして、格闘技自体を盛り上げていけたらいいなと思っています。

–もう自分の勝ちパターンは何パターンか考えていますか？
虎矢太　一応色々ダムトレーナーと一緒に作戦を考えてはいるんですけど、さっき彪太朗が虎矢太の方が器用に色々こなせるみたいな話をしてたんですけど、そんな距離とって戦ったりとか細かいテクニックで戦うとかそういった器用なことは自分にはできないと思っているので、前に出てガンガン打ち合うスタイルしか自分にはできないと思ってるので、いざ試合になったらそういった近い距離での戦いになるのではないかなと思ってます。

–ちなみ虎矢太選手にとって今回は初めてのキックルールですか？
虎矢太　そうです、初めてのキックルールです。

–その辺はやっぱりちょっと不安だったりハラハラドキドキする部分もあるんですか？
虎矢太　全く不安がないって言ったら嘘になってしまうんですけど、やっぱり普段やってるシュートボクシングとは全然ルールも違いますし雰囲気もRISEさんっていうところで違うとは思うので、そういった多少の不安っていうのは感じてはいるんですけど、そんな中で相手の土俵に立ってキックルールっていうところでシュートボクサーがしっかりと相手の土俵で勝つっていうのは自分にとってすごいかっこいいことだなって思うので、そこに関しては燃えてる部分も大きいです。

–今回9戦目で今まで8戦全勝できてますけどそのへんもアピールしたいっていうのもありますか？
虎矢太　戦績が全てではないので「8戦無敗で俺すげぇだろ」っていうところは見せようとは思ってないんですけど、今までやってきた相手っていうのにリスペクトもありますしやっぱりここで負けてるようじゃ上にはいけないと思ってるので、今回も勝って無敗記録を伸ばしていけたらいいなと思ってます。

–最後にそれぞれ今回の試合に向けてのメッセージをお願いします。
彪太朗　今回僕のことを山田ツインズのことを初めて知ってくださる方が多いと思うんですけど、山田ツインズ試合面白いな、また見たいなって思っていただけるような試合を我々プレゼントしますので、是非12月25日両国国技館に試合を見に来て下さい。応援宜しくお願います。

虎矢太　今回12月25日クリスマスにRISEとシュートボクシングの提携したイベントということですごい大舞台なんですけど、しっかりと大舞台にふさわしい熱い試合をお見せしますし、今回自分はキックルールで試合するんですけどそんな中でもシュートボクサーって強いなっていうのをお見せしたいですし、プラス山田ツインズ強いなっていうのをお見せしたいので、是非皆さん会場に足を運んで頂けたら良いなと思います。

公開練習の模様は公式YouTubeで配信中です