大﨑孔稀インタビュー『当たれば倒せる自信はあるし、それで倒せなくても5ラウンド通して勝てる自信はあります』

インタビュー 2023年12月6日

来る12月10日(日)後楽園ホールにて開催します『RISE174』で、メインイベントでRISEバンタム級タイトルマッチで王者・鈴木真彦に挑む大﨑孔稀(OISHI GYM)の試合前インタビューをお届けします。


–タイトルマッチが目前となった今の心境はいかがですか?
大﨑 早く試合がしたいなという気持ちです。


–鍼灸の学校にも通っていて、試合の追い込みと勉強の両立という部分で大変ではありませんでしたか?
大﨑 大変でしたけど学校の方は適度に点数を取ってって何とかやっています。


–タイトルマッチは楽しみという感覚の方が強いみたいですけど、それだけ自信があるという証拠ですか?
大﨑 前回の加藤選手との試合が終わってから充実した期間を過ごせていて、それが自信につながっているので初めての感覚ではあるんですけど緊張より楽しみなのが1番ですね。


–チャンピオンの鈴木真彦選手は5年間タイトルを保持しています。5年というと大﨑孔稀選手がRISEに参戦する時にはすでにチャンピオンだったと思いますが、その参戦した時と今とでは鈴木選手の存在に変わりはありますか?
大﨑 参戦した時は僕が53kgで戦っていたのであまり意識はしていなかったのですが、その時から常にアグレッシブでKOを狙うスタイルで盛り上げる試合ができる選手だったので、1選手としてすごい面白い試合をするなっていう印象でした。徐々に自分が階級もランキングも近づくにつれて、鈴木選手を超えなければいけないとずっと思っていて、僕だったら勝てる自信はあったので、やっとその日が来ました。


–この1戦で鈴木選手は「なるべく早く終わらせる」という発言をしていたのですが、大﨑選手はどれぐらいで試合を終わらせたいですか?
大﨑 どっちでも対応できるように作戦を立てているので、早くても長くてもどちらでも良いです。倒せる技も5個くらい用意していて、それが当たれば倒せる自信はありますし、仮にそれで倒せなくても5ラウンド通して勝てる自信はあります。そういう準備をしてきたのでそこは問題ないです。

 


–自身の分析では鈴木選手より上回っている部分はどの辺りになりますか?
大﨑 技のレパートリーですね。鈴木選手は1、2ラウンドで攻めてきて倒すというイメージなんですけど、僕はそれもできるし組み立てて後半で倒すこともできるので、引き出しの多さは僕の方が上回っています。


–今回鈴木戦についてお兄さんの大﨑一貴選手からアドバイスはありましたか?
大﨑 これと言ってないですけど、作戦よりは気持ちの部分でアドバイスを貰いました。


–もしチャンピオンになったら真っ先に何をしたいですか?
大﨑 真っ先に写真を撮りたいです。あとはもう言うことも決めているのでそれをマイクで言いたいです。


–試合の6日後にお兄さんの試合が両国国技館でありますが、今回の鈴木戦をクリアして勝利のバトンを渡すということになりますか?
大﨑 普段から勝利のバトンというのは意識してますけど、今回に関しては特別な思いがあるので僕が先に1週間前で大一番なので、そこで繋げればお兄ちゃんは問題なく勝ってくれると思うので最高のバトンを渡したいです。


–兄弟揃って勝って良い年越しを迎えたいですね。
大﨑 試合の終わるタイミングが1週間違いで、2人で勝てば良い年越しができると思うのでお互い負けられないですし、負ける選択肢がないので2人で勝ちます。


–RISEのタイトルマッチに辿り着くまでに時間がかかったと思いますが、このタイトルマッチにはどういう思いがありますか?
大﨑 自分自身の失敗だったり、悔しい思いを何回も何回もしてきたからこそ1個ずつ積み重ねてやっとここまで来れたので、何度もチャンスはないし簡単に戻って来れるほどRISEは甘くないので本当に落とせないと思います。僕自身も簡単に倒れることはないし、それが全面に試合で出せる展開にします。


–鈴木選手に関して言うと、近年で負けた試合というのが天心選手、志朗選手、玖村選手のトップオブトップの選手にしか負けていないです。この3人の試合の中で1番参考にしたり自分に近いなと思う様な試合はありますか?
大﨑 天心選手はサウスポーなので少し違うなと感じますが、玖村選手と志朗選手の試合は参考になります。

 


–鈴木選手の安定した強さはどこにありますか?
大﨑 前半の爆発力やパワーですね。力でねじ伏せて倒し切れるところが鈴木選手の強さですし、そういう所が常にトップに立ち続けている強さだと思います。


–ちなみに爆発力は大﨑選手自身にはありますか?
大﨑 僕自身にも倒せる力はありますし、倒せる技の種類が多いので1個で倒せなくてもその次、2個目3個目をどんどん出して最後に仕留めれば良いので、そういう部分で対抗していきたいです。


–単純な図式にすると、パワー対テクニックになりますか?
大﨑 テクニックなんですけど、倒せるテクニックなので上手いだけじゃないです。鈴木選手はパンチのパワーで僕はテクニックにプラス倒せる力があります。


–鈴木選手はRISEを背負っている存在です。チャンピオンになったらそういった重りも背負おうことになると思います。
大﨑 重りではなくてむしろありがたいですし、そんなにプレッシャーを感じることではないです。今回ベルトを取ってチャンピオンになったとしても、その先組まれる試合を一つずつ勝っていくだけです。


–では色々な思いを自分が背負っていく覚悟があるということですね。
大﨑 もちろんベルトを取ったらチャンピオンとしてというのはあります。まずは勝たなければいけないので、鈴木選手を倒して、そこから僕自信のチャンピオンとしての道を突き進んでいきます。


–最後にファンの皆様にメッセージをお願いします。
大﨑 いよいよここまで来ることができました。皆さまが信じて応援してくださって変わらずサポートをしてくださったおかげでやっとここまで来れたので、あとは僕がしっかり結果で見せて必ずチャンピオンになります。当日はABEMAでも会場でも応援をお願いします。勝ちます。

 

公開練習の模様はオフィシャルYouTubeチャンネルで配信中

 

 

≪RISE174試合順≫

▼メインイベント RISEバンタム級(-55kg)タイトルマッチ 3分5R無制限延長R
鈴木真彦(王者/フリー/第7代RISEバンタム級王者、WBCムエタイ日本統一バンタム級王者、HOOST CUP日本バンタム級王者)
大﨑孔稀(挑戦者/OISHI GYM/同級1位、BOMバンタム級王者、WMCスーパーフライ級王者、J-NETWORKスーパーフライ級王者)


▼セミファイナル バンタム級(-55kg)3分3R延長1R
加藤有吾(RIKIX/同級3位、WMC日本スーパーバンタム級王者)
有井渚海(ARROWS GYM/同級9位)


▼第9試合 ウェルター級(-67.5kg)3分3R延長1R
稲井良弥(TARGET/同級1位、第4代DEEP☆KICK-70kg級王者)
石川泰市(Ten Clover Gym/同級3位、Stand Up King of Rookie 2022 -67.5kg優勝)


▼第8試合 ミドル級(-70kg)3分3R延長1R
憂也(魁塾/同級4位、第2代DEEP☆KICK-65kg王者)
フランクちゃん(TRY HARD GYM/ラジャダムナンスタジアムボクシング130P、135P王者)


▼第7試合 フェザー級(-57.5kg)3分3R延長1R
平野凌我(MTS/同級3位)
拳剛(誠剛館/同級9位、第5代王者DEEP☆KICK-55kg級王者)


▼第6試合 フェザー級(-57.5kg)3分3R延長1R
白石 舜(TEAM TEPPEN/同級8位)
戸井田大輝(TOP LEAD GYM/同級13位、MA日本スーパーバンタム王者)


▼第5試合 ライト級(-63kg)3分3R延長1R
基山幹太(BELLWOOD FIGHT TEAM/同級12位、SB日本ライト級2位)
陽勇[ひゅう](TEAM3K/同級14位、Stand Up King of Rookie 2022 -65kg優勝)


▼第4試合 フェザー級(-57.5kg)3分3R
清水俊貴(NEXT LEVEL渋谷/初代KROSS×OVER KICKフェザー級王者)
牧野騎士[ないと](FASCINATE FIGHT TEAM)


▼第3試合 フライ級(-51.5kg)3分3R
柊真(新潟誠道館/Stand Up King of Rookie 2022 -51.5kg優勝)
ブラックシーサー颯太朗(TEAM TEPPEN)


▼第2試合 フェザー級(-57.5kg)3分3R
松山 瞬(TEAM TEPPEN)
岩永勝亮[しょうすけ](OISHI GYM/第4回W・K・Oジャパンアスリートカップ決勝大会 高校男子の部(65kg未満)優勝)


▼第1試合 スーパーライト級(-65kg)3分3R
将太(KSS健生館/2022年RISE Nova 全日本大会 -70kg級トーナメント優勝)
山﨑一央[かずてる](TEAM TEPPEN)

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